細田クリニックのひとりごと

猛暑

8月です。祇園祭のころから、猛暑!
自転車で数分走っただけで、汗が溢れ出します。
道端で、しゃがんでおられる方を見ると、熱中症で倒れちゃうのでは?と思ってしまいます。
この前、ヒヤっとした光景。気分悪いの?と想像し、自転車のスピードを緩めてよく見ると、スーパーの袋からアイスを取り出し、食べておられたおばあさん。ゆっくり歩いて帰ったら、溶けてしまう!と思っての行動?(笑)

赤ちゃんも暑いだろうな・・・
抱っこひもに抱かれて、爆睡している赤ちゃん。
ママは日傘さしているけど、赤ちゃんのお尻のあたり、ガンガン太陽が当たっているよ・・という光景。
自分の日焼け防止だけでなく、熱中症防止の日除けとしても、気を付けてあげてくださいね。 

女子高生、殺人事件。
殺人と言っても、本人は人を殺したとは思っておらず・・・単なる興味。
そこが大きな問題です。この箱に何が入っているのだろうか?このドラマ、どう展開するのだろうか?
それも興味。
どこで、どう間違ってしまったのでしょうか?やり直すために過去には戻れません。
容疑者のお母さん(ガンで亡くなっておられます)は子育て支援などの指導やサークルを立ち上げておられた方。
そんな方でも、子育てに成功できない何があったのか・・
形やパターンに当てはめて、自己満足する子育てでなく、自ら育っていってくれる子になるように、
そして、自分も親として人として育っていけるように。
そんな、自然な形の親子関係が失われているような気もします。

大人も子どもも同じ思いのこともあります。
でも、明らかに、大人と子どもは違うこともあります。
そこをきちんとわかって上で教え、育ててあげなきゃ、大人になれない大人が増えると思います。
私たちだって、職場は大好き。でも、おうちで、一人でボーとしてる方が楽チン。
集団生活、嫌じゃないし、みんなでワイワイ大好きだけど、わがままな自由時間もたまには欲しい。
でも、普通の大人はその調節、常識の判断ができるのです。何がダメで何がいいか、わかっている。
だから、つらくても楽しくなる生活をやりくりし、生きていけるのです。
そのことが、わからない大人が増えているし、子どもを壊れ物のように扱い、接する親が増えているがために、それらの調節、常識を学べなくなっている子どもが増えている気がします。

先日、幼馴染の友人の実家が火事で全焼しました。
ご家族は、無事だったのことで、ホッとしたのですが、友人は、どんな思いで実家に戻ったのでしょうか?
写真より命、家より命、昔の思い出は心の中に。
私たちは、命が助かったからよかった!と声かけることでしょうが、そんな言葉で癒さるはずもないし、納得できるはずがありません。
落ち着いた頃、連絡ちょうだいね・・その、一言のメールだけ送っておきました。

先月、10件の帝王切開がありました。
クリニック始まって以来の忙しさ。
その合間に経膣分娩。しかも、9割が夜中の分娩!
でも、スタッフ誰もがニコニコしていてくれ、愚痴一つ聞こえてきません。
すごいです。
ニコニコだけでなく、夜中に少しお手伝いした私に、手術の時、少し手を貸しただけの私に、「ありがとう~」と言ってくれます。当たり前のことなのに・・・。
みんなのその、パワー、やさしさ、見習わなければ・・・・。

eri.hosoda