月別アーカイブ: 2012年8月

習い事

大文字焼きも終わりました。学校の夏休みも終わりです。
暑い夏も終わって欲しいのですが、そうはいかない様子のこの暑さ。
早く、秋の気配をどこかに少しでも感じたいものです。

さて、昨日の院長の姿です。

縮小
ステージに上がっているこの数分は、医師ではなく、ミュージシャンもどき・・でした。

ギターのレッスンを始めて、ちょうど1年。
私が、ピアノをやりたくて、一緒にレッスン通おうよ!!!と、無理やりが、スタート。
5分で通える一番近くのJEUGIAさんへ行き始めました。
五線譜も読めず、楽譜の途中に出てくる記号も知らず、それはそれは大変でした。
「D.S(ダルセーニョ)って何?」
「この章節は、このリズム?」
「ここを弾いたら次どこ弾くの?」
など、私に、聞くものの、ほとんど我流で、何十年もやっていたものだから、
なかなか私の説明も素直に聞き入れられず・・。
それが、かなり、難しい「Fly me to the moon」をギターの先生とセッションできるようになり、
こうして、プチ発表会に出られるまでになりました。
写真左が、院長。右が、レッスンを教えてもらっている先生です。
見ての通り、院長の半分くらいの年齢の若い先生です。
産婦人科医であることは、語っていないらしく、ひたすら、教えてもらうのみ。
月に2~3回、30分ずつのレッスンですが、若い先生にたくさん刺激をもらって、汗ビショビショで帰ってきます。
この年齢から、習い事をすることは、日々の生活にすごく刺激になります。
クリニックの仕事とは全く逆で、レッスン中はひたすら教えてもらう立場。いい勉強になります。
子供からは、「ボケ防止に、いいんじゃない?」と言われ、院長自身も何かに没頭することや指を使うことで、かなり刺激になっています。
小学生の8割は、習い事(塾も含め)をし、6歳未満のちびっ子4割強も、何らかの習い事をやっているというデーターを見たことがあります。
確かに、知り合いのちびっ子たちも、みんな、音楽教室やリトッミック、バレーや水泳、ピアノ、1つや2つ、通っています。
集団の中での行動を学んだり、一生懸命何かに集中することや練習することを学んだりして、心と体の成長のためになることでしょう。決して、音楽の先生になるため、水泳の選手なるためではないのです。
大人も全く同じです。
昨日のミニライブの前に、先生に言われたそうです。
「ステージに上がったら、日頃の成果の半分もできませんよ。でも、ステージに上がったら、お互いミュージシャンですからがんばりましょう。」と。
そうなんですよね。その時間は、おこがましくもミュージシャン。プロの先生と同じところに立っているのです。
医者でもなく、夫でも父でもなく、ミュージシャン(笑)
スタッフも見に来てくれました。いつもの院長ではないので、ドキドキして見てくれていました。

お粗末でした(^J^)
eri.hosoda

オリンピック

ロンドンで、オリンピック開催真っ最中。
スタッフも、時には患者さまとオリンピックの話をすることもしばしばです。
難点は、時差があり、日本の夜に各試合が行われること。
近くの国じゃないことをひしひしと感じます。
4年前のオリンピックのときに生まれられた赤ちゃんは、もう、4才!!!
それもびっくりデス。
私も、4才年をとったのでしょうか?いえいえ、「?」ではなく、確実に年をとっているのです。
あ~ぁ、考えたくない!!!
ずっとずっと何年も前、オリンピックの年に生まれたから、赤ちゃんのお名前で「聖華ちゃん(聖火をあてて)」って命名されたママがおられました。
聖火ランナーのように、命や大切なものを大切に受け継いで欲しい、というパパとママの思いをこめていらっしゃった記憶があります。素敵ですね。
今年は、オリンピックにちなんだお名前は見当たりませんが、オリンピックだけでなく、生まれた年の出来事は、子供にずっと伝えていってあげて欲しいです。

オリンピックの話しに戻しますが、
いろんな種目でメダル獲得のニュースに沸きます。
銀で悔しがる選手。銀で想定外のメダルで大喜びする選手。
それぞれの感情を見て取れます。
でも、勝つことでしか学べないことがあります。
反対に、負けることでしか学べないことがあります。
その体験をして初めて、人間、成長するんじゃないかな・・と、思ってしまいます。
ただ応援するだけでなく、チャレンジ精神を常に持てる人間でありたいと思います。
なかなか新しいことをやるということは、時間とお金と勇気が必要なこともありますが、些細なことでもあるはず。
オリンピックに出ようなんて思いもしませんが(笑)(あと30歳若くても無理無理)、一生懸命やるこは、オリンピックだけではないはずなので・・。
金をとること、優勝すること、の、楽しみや幸せ、喜びは、それまでの過程があるから、感じられるもの・・なんじゃないかな。
例えば、小さな小さなことでは、
小学生の遠足の前日、学校で決められた300円だけ親にもらって、おやつを買いに行く楽しみ。
たいしておいしくないけど、普段買えない(正確には、買ってもらえない)お菓子を買いに友達とスーパーに行ったこと。
普段、ティッシュなんかもってないのに、前の日にちゃんとハンカチ、ティッシュを折りたたんで、リュックのポケットに入れたり。
買ったおやつを友達同士で交換したりして、だから、遠足は楽しかったんじゃないかな、と思います。
「幸せ、楽しかった、うれしかった」の前には、必ず、準備があるのです。
小さいころの遠足もオリンピックも、
受身でなく、何かに向かって準備をしていく過程があるから、幸せなんじゃないかな・・と思います。
オリンピックの選手に怒られるかな・・。小学生の遠足と一緒にしないで!って。
でも、何かに向かって準備する、一生懸命に没頭する、それは一緒だと思います。
もっと言えば、お産もいっしょ。
大切な貴重な命を手に抱いて、おめでとう!って言える日まで、いろんなことを感じ、心の準備、命を守るための体の準備もして欲しい、備えて欲しい、と思います。
遠足より、比べ物にならない大切な大切な命の準備。
遠足のように前の日に・・って訳にはいきませんね。
一生懸命、じっくり、たっぷり時間をかけて、悔いのないスタンバイをしてほしいものです。
eri.hosoda