月別アーカイブ: 2013年11月

学び

今日、京都市保健福祉局からの研究会に出席してきました。
机といすに3時間。眠くならないかな・・と心配しましたが、大丈夫。
「児童虐待の未然防止」というテーマでしたが、実際は「DVへの実際的な支援」の話で、引かれる内容でした。

DV・・・
誰もが、聞いたことがあることば。
大事にならないように、専門の支援センターへの介入が必要です。
そのために医療者として、早い段階で積極的に係っていくこと。
1.DVは、人の前ではほとんど見えないので、難しい。
2.子どもの虐待は、ほとんどが夫婦、家族の関係に問題があること。それに加えて、経済的問題。
3.また、暴力だけでなく、言葉の暴力、束縛、性的暴力、在留資格や入籍など協力しないや否定する、言いたいことが言えない、気を使ってしゃべらなくてはいけない、それら、全てDVなのです。ひどいか軽いかの違いはあると思いますが。
幸い、細田クリニックでお産された方で、明らかにDVの被害者と思い当たる方はほとんどいらっしゃいませんが、見極めが難しいのは事実。
たった、数日の入院で察することは不可能かもしれません。
でも、これから先も何気ないスタッフの洞察力・観察力が救いになることもあるはずです。
実際、この人DV受けているかも?!と感じるのは、「彼といつ出会ったの?」「知り合ってどれくらいで結婚したの?」という何気ない会話が重要なケースもあるそうです。
3時間しっかり聞いてきました。勉強しました。

そして、研修会場で20年前の同僚(後輩)に会いました。
1年目2年目でひよこちゃんだった彼女も、もう、大きな病院の管理者。
すごいなあ・・と思いました。知り合ったころは、何年か年下の後輩でしたが、今では、とっくに私なんかを超えたすてきな彼女。
彼女に言われました。「Tさん(私の旧姓)、20年前は、厳しかったわ(笑)・・・・。でも、あの頃楽しかった。懐かしいみんなと一回大集合しましょうよ。計画してよ~!」と。
人間関係は、何歳になっても複雑。でも、そんな中、たとえ仕事で知り合っても、仕事を超えて深まっていく友情もあります。そんな友人がたくさんいてくれることを再認識しました。
もう、先輩後輩ではありません。大切な深い友人です。
久しぶりに会い、仕事の事家族の事子どもの事、たくさん話しして、笑いました。数日前にも会ったように違和感なく話せて楽しかった。
そして彼女を見て「まだまだ、もっともっと、みんな頑張っているんだ・・」と私の気持ちに喝が入る再会でした。
まだまだ、自分は甘いなあ・・。

DVのこと、旧友に出会えたこと、学んだことは大きい1日でした。
eri.hosoda

誕生日

先日、院長の誕生日3日前、誕生日会をスタッフ一同で開催してくれました。
お産の待機の方もいらっしゃらず、台風も予報よりスピードアップして進行してくれて、会場入りできました。
おいしいものを食べて、少し?飲んで、しゃべって、笑って・・。
楽しい時間を戦友同志で過ごせることは、毎年のことながら、うれしいことです。
白衣を脱いで、私服になれば、一人のおじさんと若者からそこそこの年齢の女性多数の集団。
周りから見たら、滑稽でしょうね。
いい年したおじさんが、ケーキを前に差し出されて、満面の笑顔。
ろうそくこそありませんでしたが、みんな、大きな拍手をくれました。
今年も、すてきなプレゼントをいただきました。

gurasu
ビールもキンキンに冷えたまま飲める、錫のジョッキ。
毎日は飲めませんが、アルコールが回らない数口、分娩待機の方がいらっしゃらない日に、味わうことができます。
これで、ひと口、ふた口、ゴクゴクと飲める日が楽しみです。
まだ、使うチャンスがなく、ということもありますが、使うのがもったいなくて、
家のリビングに飾ってます。

tegamiそして、スタッフみんなからのメッセージカード。
こちらは、お誕生日の当日に病棟でいただきました。
スタッフのみんなからすれば、毎年同じ内容にならないよう気を使わせているかもしれません。
でも、この1冊は、どんなにしんどくても、もう、産婦人科止めようか・・と落ち込むことがあっても、くたくたになるくらい忙しくても、エネルギーをくれるのです。
不思議なくらい。
毎日、顔を合わせているスタッフ、でも、改めて、文章で言葉をもらうと、ジーンとくるものがあります。

こうして、今年も1才年をとりました。
いくつまで、元気でこの仕事をやってられるか・・という思いも陰りますが、「もう、産婦人科を止めよう」と決心しない限り、やって行こうと思います。
まだまだ、スタッフと患者様の笑顔でやって行けると思います。

おっ・・・・・と、これは、院長の秘書?が代弁として代筆としています。
eri.hosoda