月別アーカイブ: 2007年8月

世界陸上

数日前から、大阪で世界のトップアスリートが競っている。
暑い日本での競技はさすがの世界レベルの人たちでも、堪えているらしい。
観戦に行っている人々も大変だろう。
出場している選手の家族やチームメートはわかるが、全く関係のない人たちは、滅多にない世界のトップを目の前で見る、ということを味わいに行っているのだろう。
ルールやその競技の良し悪しは知らないが、世界一の100mの走りや、世界一の高飛び、目の前で見たらどんな感激なんだろうか。
テレビで見ているだけでも、足が細く、長く、その選手の一歩が私の三歩ほどありそうな外人さんを見ていたら、日本人と違うなあ~と思う。
スポーツに限らず、今まで、世界のトップレベル・・・というものを肉眼で見たことがあるだろうか・・。どれだけ思い起こしても、思い浮かばない。
世界のスポーツ選手・・・みたことない・・。
世界の首脳陣・・・テレビでしかない・・。
世界共通のミュージシャン・・・名前も知らない・・。
世界一の何かを見たら絶対自分の中の価値観が変わると思う。
私たちの生活では、日々出産という感動はあるが、それとは全然違うまた別の感動があるはずだ。
自分の好きなコンサートに行く、見たい映画を見る、それも、感動であろうが、全く知らない何かの世界一を見ることも体験してみたい。
もし、本当に、もしも・・、だが、クリニックに<世界>とまではいかなくても、<世間>で名の通った方が受診に来られたら、ずっと連絡が取り合えるお近づきになりたい。
むちゃくちゃ、ミーハー?!だ。でも、最初は、きっと、しゃべれなくて、スタッフに、「一緒に来てしゃべって~お願い!」と言いそうだ。
今、思い出した。
友人のご主人は、ノーベル賞をもらった島津製作所の田中耕一さんと同じ部署で机を並べて仕事をしていたらしく、それまでは、普通の同僚だったのに、職場にいる本人に直接ノーベル賞の受賞報告の電話がかかってきたらしい。(~本当に、その場にいたそうです~)、こんなに感動したことないくらい、まるで自分のことのように感動して家族に電話したそうだ。今まで普通に隣で話してた人が、その電話一本で世界の人になった瞬間、そんな体験、そう簡単にありえない。
                      eri.hosoda
               


お盆も過ぎ、8月の後半に突入した。
この平成の時代、お盆が過ぎても、35度!常夏のハワイやグアムの方が体感温度は涼しいであろう。
今生まれた子供たちが成長し、大人になったとき、今とはまた違う夏を体験するのであろう。
気温・・もっと上がるのか??
9月どころか、10月でも30度以上あるのか??
夏の平均気温40度も当たり前になるのか??
熱中症防止に、外にはでない生活になるのであろうか??
暑さで野菜が育たず、生産がドンと減ってしまい、食生活が変わるのか??
高校野球も暑さで中止になる??
外出禁止令がでるのでは??
そんな、バカな・・と思ってしまうが、私たちの子供のころ、熱中症で人が死ぬなんてありえなかった。真夏でも思いっきり外で遊んでいた。朝は涼しいから、朝のうちに宿題をしなさい、といわれていたくらい、朝のうちは、扇風機だけで充分しのげた。クーラーのない家もたくさんあった。お盆が過ぎたら、浜辺はひっそりとし、泳ぐ人はいなかった。
それが、20年30年たった今は、想像もしていなかった世の中になっている。
人間が作り出す物は、変化することは当たり前であるが、自然まで変化することが怖くも思う。
2030年、2040年、その頃、私たちの世代は、元気であれば、人生の後半を生きている。
どんな夏をすごしているのだろう。
私、耐えられるであろうか?
そして、今生まれた子供たちが、大人になって、その夏をどう生活しているのか、大げさに言えば、想像もできない日本の夏を、どう生きていってくれるのか・・・。
考えると、一瞬、怖くなる。しかし、避けてはいけない問題として真剣に考えなくてはいけないのだろう。
                   eri.hosoda

唐竹蘭

知らない間に8月になっていた。
まだ、7月になったところ、という感覚でいたので、あわてて、カレンダーを8月にめくり変える始末。
数日前から一段とジリジリする日中。
夏は生花の寿命がかわいそうなくらいに短い。それで、ついつい花から遠ざかってしまう。待合のフラワーアレンジもついつい夏はさぼりぎみの私・・。
でも、久しぶりに花屋さんに足を入れた。
昼間はエアコンが入り、夜はムシムシしているクリニックの受付では、延命剤入りの水を使っても、きれいに保つことができるのは数日。花によっては一晩の間にしなだれてしまうものもある。
そこで役に立つのはグリーン。
昨日は、「唐竹蘭」というグリーンを花屋のご主人に、おまけにいただいた。
「ラン」という名のつく、実は、ユリ科。
花は小さく、咲き終わった後のグリーンがメインに観賞用とされるようだ。
ほとんど数はないそうだ。
ランと名がつき、ランじゃない。
ユリ科であって花を楽しむわけでない。
すごく不思議。
インターネットで唐竹蘭を調べてみたけど、ほとんど詳しいことは書かれてなく、
中国原産、くらいであった。
ご主人が
「僕が、いいな~、と思って仕入れてきたのに、あんまり人気ないんですよ。もったいないからもって帰ってください。」
といって分けてくださった。
一見、七夕の笹?にしか見えないこの唐竹蘭だが、ひそかに私は気に入ってしまった。見た目は普通だが、名前にインパクトありって感じで・・・。
葉揃えをしながら、変なことを考えてみた。
たとえば、産婦人科であって実は眼科。
眼科でありながら、目はみない。
こんなことありえないな~って。(笑)

                           eri.hosoda