細田クリニックのひとりごと

唐竹蘭

知らない間に8月になっていた。
まだ、7月になったところ、という感覚でいたので、あわてて、カレンダーを8月にめくり変える始末。
数日前から一段とジリジリする日中。
夏は生花の寿命がかわいそうなくらいに短い。それで、ついつい花から遠ざかってしまう。待合のフラワーアレンジもついつい夏はさぼりぎみの私・・。
でも、久しぶりに花屋さんに足を入れた。
昼間はエアコンが入り、夜はムシムシしているクリニックの受付では、延命剤入りの水を使っても、きれいに保つことができるのは数日。花によっては一晩の間にしなだれてしまうものもある。
そこで役に立つのはグリーン。
昨日は、「唐竹蘭」というグリーンを花屋のご主人に、おまけにいただいた。
「ラン」という名のつく、実は、ユリ科。
花は小さく、咲き終わった後のグリーンがメインに観賞用とされるようだ。
ほとんど数はないそうだ。
ランと名がつき、ランじゃない。
ユリ科であって花を楽しむわけでない。
すごく不思議。
インターネットで唐竹蘭を調べてみたけど、ほとんど詳しいことは書かれてなく、
中国原産、くらいであった。
ご主人が
「僕が、いいな~、と思って仕入れてきたのに、あんまり人気ないんですよ。もったいないからもって帰ってください。」
といって分けてくださった。
一見、七夕の笹?にしか見えないこの唐竹蘭だが、ひそかに私は気に入ってしまった。見た目は普通だが、名前にインパクトありって感じで・・・。
葉揃えをしながら、変なことを考えてみた。
たとえば、産婦人科であって実は眼科。
眼科でありながら、目はみない。
こんなことありえないな~って。(笑)

                           eri.hosoda