今日は10月31日、ハロウインの日だ。
最近、この何年かでハロウインが浸透してきているような気がする。
クリニックにも診察場と受付カウンターにハロウインの置物を置いておいた。
それから、←この写真は、厨房とセクレタリーの若いOさんHさんの仲良しコンビで考えてくれた今日のおやつだ。最高だった。
さて、ハロウインとは、何でしょう?と聞かれたら、答えられる人は何人いるだろうか。仮装して、かぼちゃにペインティングして・・・くらいしか、知らない人が多いと思う。
実は、ハロウインとは、過去に亡くなった人が、この日によみがえると言われていて、その前夜祭が10月31日なのです。日本で言うお盆のようなものらしい。
日本ではそういう意味合いは、ほとんど薄れていて、かぼちゃのお化けだけが強調されて、「亡くなった人」という意味合いはなくなっているように思う。だから、クリニックでも飾ることができるのであるが・・・。
さて、話しが変わるが、ハロウイン(過去に亡くなった人がよみがえる)という意味にピッタリの出来事があった。
10月のはじめに主人の大学時代の友人(女性)が亡くなった。癌であった。
「主治医はあと余命3カ月って言われたけど、私は一ヶ月やと思うよ」と、笑顔で淡々と話してくれた。まさに、一ヵ月後であった。
しかも、2年前に私の友人が同じ癌の死であった。
私も、結婚式にも来て頂いていたし、入院中お見舞いにも行ったのでよく知っている。
その方が亡くなって約3週間後の今日、主人宛に、手紙が届いた。
亡くなった彼女のご主人いわく、お見舞いに来てくれた人みんなに手紙を書いておられたそうだ。
亡くなる前であろうか、字体は震えているような字体であるが、産婦人科を開業しているという、世間の逆境に立っている私たちに応援、励ましの手紙だった。
自分の死を目前に見つめながら、私たちに喝を入れてくれるパワーは、本当に尊敬してしまうし、感謝しないといけない。
本当に天国で見ていてくれるような気がする。だから、もっとがんばろう、と今日改めて思った。 eri.hosoda