月別アーカイブ: 2018年9月

偶然・・・

 

 最近、偶然、ってこと、たくさんあります。

月1~2回、当直してくれている、ベテラン助産師。
毎回、お産に係わるとは限りません。
たまたま、今月の当直の時、「一人目生んだ時(3年前)さんに取り上げてもらったのです、、今回のお産で、お顔見れて、嬉しかったです!!」と、一人の経産婦さんがお話してくださったそうです。
また別のママからは、今回4人目さんの出産、4人とも細田でお産されたママが、
「3番目の子、さんで、4番目もさんでした!!」と報告してくださいました。

別のママ。
昨日、退院した、経産婦さんも、助産師担当。

なんと、一人目の時も、助産師!!でしたと。

お産の数と、助産師の人数、その日の分娩係、生まれる日と時間などなど、全部考えると、
全く、同じ助産師にそのタイミングで、つまり、命の誕生のその瞬間にお会いできることは、何万分の一、何十万分の一、いや、計算ではできないほどの確率かもしれません。

先日、外来にいたときに、初診のがん検診の方が来られました。
カルテを見て、
ん?私、この方、知っている名前、聞いたことのあるお名前・・・。
診察の順番で、お呼びした時に、
ん?お顔、見覚えが・・・。
そしたら、患者さんの方から、私の顔を見て、〇〇さん!!!!!(私の旧姓)で呼んでくださいました。
その瞬間、その方の、お産、経過、すべて、思い出しました。
小さくて、確か、1500gほどの男の子をお産された経過があります。
そうですそうです。くっきり、その時の光景、経過が、思い浮かびました。
泣きそうでした。
その方と飛びつくように握手して、再会に感動でした。
20年ほどの前のことですけど、しっかり覚えているほどの出来事だったのです。
私も若かった・・・
その1500gで生まれた、男の子。名前も覚えています。
Kくん。
そして、そのKくんが、元気に育って、今は大学生って!!!
時の流れを感じ、うれしくてなつかしくて、この仕事ってこれがうれしいなあ!!と思いました。
すべての方のお産や経過が記憶にとどまっているというわけではありません。
でも、ふとしたきっかけで、
先に書いた、Y助産師、K助産師、他の助産師も、きっと、こんな瞬間がすごく嬉しく誇りに思うのです。
また、こんな偶然、あったら、すごく嬉しいし、あーよかったぁ!!・・・・と思えると思います。

そんな、嬉しかった今週でした。

eri.hosoda