月別アーカイブ: 2012年12月

2012年

あと28時間ほどで、2012年が終わろうとしています。
年末だからと言って、何も変わらないわけですが、
日頃、掃除をしないところに手を出したり、いつも買わない食材を買ったり。
少々、お金と労力を使いますが、けじめとして、必要だと思います。
今、きんとんを作りながら、パソコンを開けています。
おせちは、止め!と、何度も思うこともありますが、
先日のあるテレビ番組の街頭インタビューで、主婦100人のうち「50人はおせちを作ります、40人はおせちを買います&実家から貰います、残り10人はおせちは食べません」でした。
めんどくさい、と思いつつも、何らかの形でおせちを食べている日本人なんですね。
あるスタッフが、年末年始は、ご主人の実家に帰って義母と義妹とすべておせちを作りま~す、と言ってました。20歳代です。若くても、雰囲気を感じ、楽しみ、それを受け継いでいくのでしょう。
そうですよね、クリスマスには、みんなケーキを食べ、チキンを焼き、バレンタインにはレシピを探してチョコを作り、儀式とは言え、外国物には必死ですから。おせちも、同じであって欲しいと思います。
我が家は、毎年、お重箱に詰めるまではいきませんが、何品かは作って、小さな和のトレーに並べます。
あんなに「おせちは嫌い!」と言っていた娘が、「今年は、何作るの?」と聞いてきたことは、母親としては、若干うれしい限りです。
さて、明日は、ゆっくり過ごせると思います。
ちょこっとクリニックのお花をお正月バージョンにして、終了。
いつも、手作りのしめ縄を作るのですが、今年は、赤い縄が見つからず、欲しい材料を揃えられず、やめちゃいました。

この1年、たくさんの赤ちゃんが、それぞれの家族の元に生まれてきてくれました。
私たちは、たくさん、いろいろなご家族と接させていただきました。
細田クリニック、スタッフが、お役に立てたでしょうか?大切な出産場面で、活躍できたでしょうか?
みなさんに、お一人ずつお聞きしたい気分です。
少なくとも、スタッフ、院長、私は、その場面場面で、無意味な仕事はしていないつもりです。
元気に生まれてほしい、という気持ちは、いつのときも、全く穢れていません。
反省することもありますが、決して、反省で終わることなく、次にいかせられる、そんな1年だったと思います。
元気に生まれてきてくれて、笑顔で退院してくださって「ありがとうございました」
もちろん、私から、スタッフにもたくさん「ありがとう」
スタッフを支えてくださっている家族にも「ありがとうございます」
院長や私の友達にも、業者の方にも・・・・。
本当に、みんなに「ありがとうございました」です。
2013年、もっともっと、2012年以上に、ママパパ、スタッフの笑顔が見たいと願っています。
eri.hosoda

またまた、あっちもこっちも

2011年1月13日のブログにも書きました。
物が壊れるときは続くものです。

今月に入って、あちこち、故障・破損が目立ちました。

外来待合のエアコン。
突然、スプレーからガスが漏れるような音が出現。業者さんに見てもらったら、機能には直接問題ないけれど、ガスを調節する弁が壊れているとのこと。待合の真上で、かなりの異音だったので、早急に直していただきました。

先々週の土曜日の朝、突然、主電話が通じなくなりました。一大事です。
(その間、クリニックに電話をかけていただき、不通だった方、本当に申し訳ありません。この場で、お詫び申し上げます。)
即、業者に来ていただいて、原因を追究するとともに、仮の電話に転送する手続きを行いました。
何分、土曜日。原因がわからず、月曜日まで、かかります・・、今すぐに、復旧は無理です・・、との見解でしたが、何とか、復旧しました。
不通の間、慌てふためく私と業者の動きを見かねて、妊婦健診の付き添いでいらっしゃっていたパパさんが
「電話の仕事をしているんです。僕でよかったら、見ましょうか?」と声をかけていただきました。壁の中に、体を半分突っ込んで、床に半分寝コロがる姿勢で、1時間ほど、私服で作業をしてくださいました。
業者もお手上げ状態だったので、神の手に思え、本当に本当に、ありがたかったです。

病棟のシャワー室の電気ストーブ。
ある日突然、ショート。
更衣室は、さすがに電気ストーブがないと寒すぎます。
私の使っている電気ストーブを代替に置き、新しいのを購入するために、電気屋さんに走りました。

2階詰め所の入り口ドアのドアクローザー。
ねじが、はずれ、ぶら下がり状態になりました。
トンネルの天井が落ちるように、不意の出来事。
即、応急処置をしていただき、本日、ドアを持って帰っていただいて、二度と外れないように修繕していただく予定。

オートクレーブの故障。
医療関係者以外の方は、聞きなれないとおもいます。手術やお産のときに、使用する器具を滅菌消毒する機械です。かなり、高価なものですが、これが、なかったら、外来、お産、手術、に使う機械が滅菌できません。たちまち、困ります。点検してもらったら、年数的に寿命でしょう、修理不能、とのこと。早急に代替機を持ってきてもらい難を逃れ、今、新しい機種の選定中。

シュレッダーが破損。
クリニックには、ゴミ箱に捨てられない個人情報がわかってしまう書類は山のようにあります。
日々、時間を見つけ、山積みになった紙をシュレッダーに掛けていたのですが、突然、モーターが停止。
たたいても、少し休ませても、復旧しませんでした。製造業者に電話で聞くも、これも、修理不能。即、必要なので、購入しました。

病室のカーテン。
レースの遮光カーテンが、劣化してきて、糸が部分的にほつれてきました。
ほとんど、開け閉めしないので、生地そのものは、ほとんど大丈夫なのですが、カーテン上のホックを掛けるあたりがほつれてきています。新しいカーテンにするか、修繕するか、見積もったところ、新調した方が、お得なことがわかりました。防炎で、かつ、生地もよく、ウオッシャブルで、などなど考え10種類ほどの生地から、選んで、現在、発注中。

インターネット不通。
どこからか、ウイルスが入った模様。パソコンにウイルス退治のソフトは入っているものの、防ぎきれないウイルスは数えられないほどあるそうです。
電話不通騒ぎの翌日だったため、関連があるか?と思ってしまいましたが、関係なく、何かインターネットを開けているときにウイルスが悪さをしたのでしょう、とのこと。
即、直していただきました。

などなど、まだ、高額の出費が続く年末です。
でも、こういう修理や新規購入に、お金を出し惜しんでいてはいけません。
物も生きています。寿命があります。突然、壊れることもあります。
誰かのせいでなくても、何もしなくても、エンジンが止まることもあります。
折角、入院費でいただいたお金。無駄使いはしません。患者さんの目に付くところや必要なところには、待ったなしで出費は当たり前のことです。
何でもかんでも容易に買うという精神はありませんが、続くときは続く!と、心して、新しいものに更新していこうと思っています。
このブログを打っているパソコンも、耳鳴りのような「ピー」という音がしています。まあ、これは、バックアップも取っているし、経理作業に私だけが使うものだし、患者さんに直接影響するものではないので、後回し(笑)です。
eri.hosoda

もう、12月・・

つい最近まで、暑い暑いと口に出していた気がするのに、もう、12月。
一ヵ月後は、お正月です。
早いです。早すぎます。
毎日、同じように24時間で動いているはずなのに、年々早く感じるのはなぜでしょうか。
年のせい?
いやいや、若い人たちも、早すぎる・・と、つぶやいています。
でも、何とな~く、だらだら季節感もメリハリもなく過ごしているよりは、
「もう12月!」
「早く、年賀状買わなくては・・」と思っているほうが、いや、思えることが、幸せなんでしょうね。
お産の方も、安産続きで、陣痛が来て3時間でお産!や、入院して、分娩室直行!というママさんばかりなので、
クリニックも笑顔の毎日です。
スタッフで分担した大掃除も11月中に終えて、あとは、カレンダーの張り替えのみ、の様子。
やること早い、みんな!

そんな12月スタートですが、先日、トンネルの天井崩落事故があり、9名の方が亡くなられました。
最初、このニュースを聞いたときは、詳しいこともわからなかったですが、2日経った今日のニュースを見て、
泣けてきました。
トラックを運転していらっしゃった50歳の男性の方。
事故直後に会社に電話。
回りの雑音やクラクションの中、聞き取りにくい声で「事故で動けない・・助けて・・社長・・」と。
4時間後にも
「早く・・助けて・・」と。
でも、結局助けて上げられることができなっかたのです。
ハンドルを握ったままで亡くなっておられたそうです。
どんなに怖かったことでしょう。苦しかったでしょう。痛かったでしょう。
悲痛な思いで、絶対助けてくれると信じて、携帯の発信を押されていたのでしょうか。
4時間、動けず意識があるにもかかわらず、何の助けも来ず・・。
もちろん、自らも何もできず、長く長く感じた時間だったことでしょう。
何を考えて、助けを待っておられたのでしょうか・・。
家族のこと、自分が挟まった車から抜け出す努力、もしかして死ぬのか、いや、今は夢なんだ・・・。

想像しただけで、泣けてきます。やるせない気持ちでいっぱいです。
自分だったら・・、家族だったら・・、友達だったら・・。
運命が、こんな悲しい事故で終わるなんて。絶対あってほしくない・・・、絶対いや・・・。

事故直後から、同型のトンネルチェックを始めたそうですが、トンネルだけではありません。
目の前の道路、当たり前のように生活する建物、毎日上がり下がりする階段、一見べんりな車、
すべて、人間より強いのです。
そんなこと考えたら、外も出られなくなりますが、家にいても、想像を超える天災がくることも実際あります。
東北の津波も、まさに、考えられない悲しい事実。

命の終わりが、思いもしないことで、思いもしないときにやってくることがあるのです。
それが生きていることなんでしょう・・・・・。

なんだか、しみじみ書いちゃいました。
毎日、楽しく、いろんな感情をもって、生きていることをありがたく思うようにしなくては、罰が当たります。
今日生まれた赤ちゃんも、何十年生きている私たちも、そして、高年齢の父や母も、今生きていることは平等です。
ついつい、日々の生活の中では、忘れがちですが、大切に生きていこうと、まじめに思いました。
喜怒哀楽を感じられること、ありがたいことなんです。
eri.hosoda