年別アーカイブ: 2011年

202

このブログ、202回目のエントリー。
最初の頃は、一週間に1回は書き込んでいましたが、だんだんと2週間に1回くらいのペースになってしまいました。
書く内容は、山のようにあります。
でも、公共のスペースなので、許可のない個人的なことは制限されてしまうし、
私の偏った個人的意見も控えないといけないし・・・。
で、こんなペースになりました。
でも、回数にすると202回目。
それなりに、私の変化も、クリニックの変化も、言葉で表現しなくても、その奥に感じます。
最近は、めっきり臨床から離れています。
年齢的にも、体調的にも、昼も夜も・・というわけにはいきません。
開業して数年間は、夜は徹夜して、昼はそのまま外来して、お昼からは経理や書類などを整理して銀行や郵便局へ走って、ハローワークや公的役所に走って、業者と会って・・、また夜も起きて・・。
1週間に20時間しか寝てないときもありました。
今だから言えますが、48時間お風呂も入らず、その白衣のまま、ってこともありました。ごめんなさい、の暴露です。
それでも、やってこれたのは、すごくスタッフのみんなが助けてくれていたこと。家族を犠牲にできたから。
そして、私自身、今よりは若かったこと。
極端な考えとしては、パソコンや携帯がなかったら、家族はバラバラだったかもしれません。
家に帰れなくとも、息子に「今日、帰れへん。何か食べといて・・」というメールや電話だけは必ずしました。
昼間連絡できない業者にも、夜中にメールをすることで救われました。

こうして過ぎてきました。

最近は、臨床に私の出番はあまりありません。
でも、忙しい時や緊急事態に、ヘルプする立場は時間がある限り、やろうと思います。
数日前に起こった話。真夜中のヘルプです。「えりこさん、来て下さい。」その一言だけの電話。2分後には‘パジャマ‘でかつ家の‘つっかけ‘で駆けつけた私。
そのとき、お産の立会いでいらっしゃったお父さんに(何度か細田で、お産されていて、お父さんとも顔見知りになっていたため)「〇〇さん、こんな格好でごめんなさいね!」とお詫びしました。その時のお父さん、「いやぁ、真夜中なのに忙しいんですね」と笑って、フォローしてくださいましたけど・・。
スタッフいわく「えりこさん!あれは人前に出たら、いけないくらいの格好でしたよ。緊急事態だから、いいですけど・・」と、後でお腹を抱えるくらい大爆笑でした。
あとは・・。
5年経つと、全体に事務的なことや経理が増えましたが、時間に余裕を持ってできること。←今でも、どんくさいですけど。
スタッフのみんなとしゃべる時間があること。←前からうるさいくらいしゃべりかけてましたけどね。
イライラしなくなりました(笑)←100%ではないですけど、かなり穏やかになったのではないかな・・と自己分析・・。
家でご飯作って食べることが断然増えました←過去、私が時間ない分(しない分)、家族はめいめいに過ごしていました。だから、院長は、私より家事一般がスムーズです。子供は、人間として、最低ラインの生きていく術を自然に学んでくれたと思います。やらざるをいけない状況だったのですけど。

この202回目のブログ。
これからも、地道に記録し、また、どこかで振り返って、クリニックの変化、自分の変化、スタッフのやさしさ、家族の成長を感じてみたいです。
(本当は、200回目で振り返ろう、と思ってましたが、通り過ぎてました。間抜け・・)
eri.hosoda

この暑さ!!

数日前から、猛暑がやってきた。
まだ、梅雨のまっただ中のはずなのに・・。

今日、五条桂川の橋詰めの気温デジタル表示が38度を示していたそうだ。
夏本番を前に、なんということだ・・。

節電しなくてはいけない今、この暑さは鍛錬としか言いようがない。
節電グッズが飛ぶように売れているけれど、あまり活躍しないまま、
エアコンのリモコンに手が行ってしまったのは事実。
我が家も、少しでもエアコンを付けるのを減らそうと、簾を購入。
買ったとたん、1週間ほどで、この暑さ。
結局、窓を締切ってしまい、エアコンを稼働させた。

今日は、家の中を掃除機をかければ、Tシャツの色が変わるくらい汗をかき、
痩せるのに絶好のチャンス!と思い、体重計に乗るが100gも減ってない現実。未練がましく、数分後にもう一度乗るが同じ・・。1回の掃除で激やせを期待したのが甘かった。
この気温なら洗濯物が、すぐに乾くから、ラッキーと思いきや、汗をかき着替える回数が多いから、洗濯回数が増え、結局いっしょ。
夏は暑さで食欲が落ちるはずだが、夏バテしたら大変!と、食べられるときに食べなくては・・と、都合のいい自分。結局いつもより多く食べてしまう。
何かこの暑さを利用して、得することがないか考えるが・・ない。

東北の方の事を考えたら、申し訳なく思うし、贅沢しているなあ、とも思う。

何かできないか・・。
暑い暑いというだけでなく、節電できたという実感が持てることはないのか・・。
でも、ない・・。
「どうか、神様、今年の夏は、過ごしやすい夏にしてください」と祈るしかないのかも・・。


eri.hosoda

NEW自転車

a8436552.jpg

患者さまには、全く関係のない話しですけど、記録に書いておきます。
クリニックの新車です。
と言っても、古い自転車があったわけではないのですが。


スタッフが、お昼ご飯を外に買いに行くときや、ちょっと銀行や郵便局へ行くとき、自転車通勤のスタッフに自転車を借りていました。
買い出しに行ってくれるスタッフが借りれる自転車がなく、院長の自転車(マウンテンバイク型)で出かけ、乗りなれず、ズッコケてしまったこともあります。
夜、お産のために残ってくれたスタッフが買い物に行くのに、借りる自転車が1台もなく、トボトボ歩いて出かけてました。

そんな環境の中、ある若いスタッフが言いました。
「サビサビでもいいし、ボロボロでもいいし、かっこよくなくてもいいので、自転車がほしいなあ・・。中古でいいし、どこかにないですか?」と。
そこで、私、目が覚めるようにハッと気付いたのです。
自転車を買う・・という、発想がその時までなかったのです。
そんなのボロボロじゃなく、新品の自転車、安くで売ってます。
みんなに、申し訳なかったなあ~と反省。
即、2日後、自転車屋さんに行きました。
あるスタッフに聞いていた希望の緑色の自転車。
自転車屋さんに行くと、結構同じような色の物があり、写メで撮って送って、その日のスタッフに確認しました。そして、この自転車に決定。
自転車置き場に置いてあると、目立つのですよね・・。
あまり、見ない色の自転車ですもん。
早速、その日のお昼にみんながクリニックの駐車場で乗り継ぎ、休みのスタッフにメールで写メを送ったり、すごく喜んでもらえた自転車でした。
こんな些細なこと、今まで思いつかず、本当にごめんなさい。
eri.hosoda

ハナミズキ?ヤマボウシ?

クリニック建物の東西両サイドに、1本ずつ木があります。
昨日、あさの出勤時、その木にたわわに白い花が咲いていることに気付きました。
葉っぱと同じ大きさくらいの花。
この5年間、全く気付いていませんでした。この木に花が咲くことを。
気付いてないのか、いやいや、咲いていなかったと思います。
さすがに、毎日この木を見ていながらにして、全く気付かないはずがありません。
今日、スタッフとこんな会話をしました。
「去年、こんなきれいな真っ白な花、咲いていた?」
と聞くと、
「何個かあったと思うよ。でも、こんなにたくさんはなかったはず」
とのこと。
おそらく、こんなに咲いたのは、5年過ぎて初めてだと思います。
この木、3~4年前、全く葉っぱも出ず、ただの枯れ木になってしまったのだと思い込み、植木屋さんに診断してもらい、伐採する予定でした。
でも、他の植木屋さん(院長の同級生)に再度見てもらったら、
「この木、死んでないで。生きてるで・・」
と言われ、枯れ枝のみ切っていただき、がんばって水をやりました。
そしたら、去年、緑の葉っぱがフサフサ出てきたのです。
今年も、しっかり、緑の葉っぱが付きました。
死んでしまった・・と思い込み、伐採する直前で、生きていることに気付いたこの2本の木。本当に切らずに再度診断してもらってよかった、と思います。

で・・。
この2本の木。
なんという木なのでしょうか?
院長は「ハナミズキだ」と断言。
いやいや、クリニックの建築をするときに「ヤマボウシがいいでしょう」というアドバイスを受けた記憶もあります。
ハナミズキは、花を咲かせてから葉っぱが出る・・。
ヤマボウシは、葉っぱが出てから花を咲かせる・・。
このことより、十中八九「ヤマボウシ」だと思います。
花言葉は、ハナミズキは「私の思いを受けてください」。
ヤマボウシは「友情」。
これからも、ヤマボウシの方がわかりやすいかも・・。
全体の画像を見ると、わかりにくいですが、アップで見るときれいです。
SBSH064311


 


 


 


 


 



SBSH064411

義援金

震災から2ヶ月が過ぎようとしています。
震災の2日後から、クリニックの受付横に義援金箱を設置しました。
今でも、気持ちだけ・・と入れてくださる方もあるわけですが、
1回目の義援金として医師会を通して、入金することにしました。
金額にして、13759円。
すごくすごく、暖かなお金だと思います。
おつりのお金、小銭だけでも・・と入れてくださった方。
こんなことくらいしかできないから・・と千円札を入れて下さった方。
本当に、ありがとうございます。
しっかりと、振り込ませていただきます。
クリニックからは、院長&スタッフからとして、まとまったお金を送らせて頂きました。
どちらも、無駄なく、確実に必要な方に、本当に必要な使い方をしていただきたい、と思います。


でも、はたして、本当に有効に無駄なくつかわれているのか?と思うこともあります。
SMAPが4億円寄付した、ユニクロの社長が10億円個人で寄付した、などなど、週刊誌の表紙にドンと掲載されるほど、有名になっています。
なのに、がれきの山は少しずつしか無くなりません。仮設住宅もスローです。未だに、電気水道が復旧していない地域があります。
寄付だけで、何兆円の金額が集まっているのに、どうなっているのでしょうか。
そのお金で、ドンドン仮説住宅を建てるとか、復旧作業に力入れるとか・・。
いったい、そのお金はどこにプールされているのでしょう。今こそ、活用しなければ・・と思います。もちろん、無駄なく平等に・・と吟味する時間は必要と思いますが、1年後2年後でもいいお金、でも、今、必要なお金もあるのです。
政治家さんも、政党が違うから協力できない、なんて言っている場合でなく、一つになって、東北の復活を行って欲しいものです。

政治とは・・ 主権者が、領土・人民を治めること。まつりごと。ある社会の対立 や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行い、これを実現する作用。

と書かれています。今こそ、領土・人民を治めていただきたいな・・と思います。


クリニックにも、関東・東北でお産ができなくなった・・という問い合わせがあります。原子炉停止により電力不足、よってお産施設が困っている、とも聞きます。
よかれと思ってすることが、どこかでひずみが出てきてしまうのも現実。
できるだけ、スムーズに平等にスピーディーに復活して欲しいものです。
eri.hosoda