年別アーカイブ: 2005年

引っ越しで・・・

やっと、ホームページを見ることができました。
そのわけは・・・・


クリニックを開院することが決まってから、問題の1つであった自宅との距離。
五条天神川から今まで住んでいた自宅まで、夜でも30分昼間なら40~50分かかってしまうという産婦人科医としては致命的なこと。
これではいけないとずっと考えて、やっと、1週間前にクリニックの近くに引っ越すことができました。徒歩数分、まさにスープの冷めない距離です。
入院患者さんがいらっしゃる限り、院長は全責任を負わなければなりません。
何か不都合があれば(あってはいけないのですが)、その時に当直してくれている助産師、看護師の責任ではなく、100%院長なのです。そんな責任ある立場のものが、30分40分かけてクリニックに行く、ということは、すでに間違っている、という院長(主人)の考え。人の命をあずかる仕事の重み、それは医師になって1年目から変わらないのです。それにともなって、その院長を支えて日々フォローしクリニックの裏方を守る私、そして家族が、クリニックの近くに引っ越すことは当然です。
・・・・・で、引っ越したのはいいのですが、ちょっとした手続きの間違いでインターネットに接続ができない状態になっているのです。
今の世の中、インターネットのありがたさ、必要性をひしひしと感じたこの1週間。
友人にネットカフェの場所を聞いて、二人で駆けつけました。
ブログをあけてみて、新しい声を入力してくださってる方のブログを読ませていただき、2週間ぶりに書き込んでいます。
いつも、励ましていただいたブログをお守りに、明日からがんばります。
                                  ERI・HOSODA


もうすぐ

あと何日間で建物の養生(工事中に建物を覆っている青いシート)が、はずされてしまう
と言うより、はずれる。やっと、誰から見ても、どこから見ても、堂々と建物として存在する。
なのに、なぜか「はずされてしまう」という、悲しい表現が1番に出てきた。
ある方とお話をしていたときに、
「もうすぐ周りのシートがはずれますね」
と言われた。本来はすごくうれしい事だし、待ち望んでいる事。
しかし、その時、外は音を立てるような大雨で、私は一瞬泣きそうになる感情で
(こんな大雨の日には、あの建物は雨にさらされてしまう)
と想像してしまった。その方に
「でも、大切に思いすぎてふところに入れて雨から守りたい心境です」
と、とっさに答えたのだ。
まだ、細田クリニックを象徴できる物は、建物しかない。
スターティングスタッフもまだ決定してない。医療器具も、家具もない。
もちろん、そこでお産して頂くお母さんや赤ちゃんも、笑顔をふりまいて下さる婦人科の方の存在も、ない。
そのすべてを受けさせて頂くため、細田クリニックをスタートさせるためには、この建物が不可欠な物である。まだ今は、細田クリニックと言える形は、主人「院長」と私、そして、建物だけなのだ。もうすぐ、スタッフも決定させて頂き、 11月には家具や医療器具などの搬入がある。そうなれば、細田クリニックはドンドン膨らんで行き、ドンドン温度が上がってきそうだ。建物を眺めて、あ~、細田クリニックだ~なんて考えている余裕などないだろう。大雨の日も気にならなくなるであろう。
しかし、最後まで私たちと逃げも隠れもしないだろうこの建物には、愛着を忘れないし、つらい事悲しい事があっても前に立って見上げれば、救ってくれるような気がする。


だから、シートがはずされた後、雨の日には、大きな傘を広げてやりたい、シートをかけてやりたい、と思うのであろう。でかい我が子のようである・・・。
                                        ERI.HOSODA

88人の方

今日は、細田クリニックのスターティングスタッフの採用面接を行いました。
今日は約40名の方とお会いし、明日も40名、4日5日に10名の方と会わせて頂きます。


前のブログでもお話しましたが、「誰も募集なかったらどうしよう」と不安になり、「そうなったら24時間、365日二人でしようね。」と主人と私で話しした事もあります。でも、毎日問い合わせのお電話をいただき、毎日ポストに履歴書在中という封筒が入り、うれしくてうれしくてたまりませんでした。
何回も主人と私で、名字を聞いたら下のお名前がすっと出てくるくらい履歴書を見させて頂きました。でも、段々と日が近づくに連れ、この中から数名に絞らさせて頂かなくてはならない、という現実的な課題があり、喜びから少々とまどいに変わってきました。
紙切れ1枚では学歴、職歴、志望動機しかわかりません。面接においても、たった5分ほどで何がわかるのでしょうか。
実際、みなさんすごくいい笑顔で、私たちの質問に何のとまどいもなく答えて頂きました。ドアをあけてお顔を拝見した瞬間から、初めてお会いするという感覚はなく、目を見て頂きました。今まで体験して事のない初めて味わう場面です。来て頂いた方には失礼かも知れませんが、「お久しぶりですね。」っという感じで・・・・。
今日の40名の中から、そして、明日来て頂く方、4日5日に来て頂く方の中から、絶対数人に絞らなくてはいけないという現実がなければどんなに楽でしょう。みなさんとお知り合いになって、いろんなお話したり、主婦の会話をしたり、芸能界の話ししたり、現在働いていらっしゃる職場の話しをしたり。絶対楽しいでしょう。そんな方々ばかりでしたから・・・。


でも、皆さんの面接をさせて頂きながら、私たちも逆面接されてたんでしょうね。
「ん~、この院長と奥さんで大丈夫かな~」なんて・・・・。
そう感じた方、どうか・・・
「がんばりますから私たちの採点は3年後にして下さい」
                              ERI・HOSODA

2階が1階?

今建築のラストスパートをかけて頂いている真っ最中です。
内装工事にも入り、まさに、昼夜関係なく、建物は成長?しています。


そこで、細田クリニックのややこしい階表示をお話します。
あの建設現場を見られた方、ありますか?
桂川から五条通りを京都市街に向かっていくと、西京極球場の入り口あたりから・・・・・、逆に、市街から五条通りを桂川に向かっていくと、光華小学校のあたりからクリニックの建物が見えます。
まだ、青いテントに囲まれ建物そのものは見えませんが、10月中旬にテントははずされる予定。そこで、現れた建物は4階建てしか見えないのです。
でも、当クリニックは5階建て。
そのわけは、五条通りは桂川(西)から天神川に向かいながら、少しずつ登り坂であり、ちょうどクリニックの前で五条通りは建物1階分くらい上がっているのです。よって、クリニックの横に五条から下に降りる道があり、そこが地盤になっているというわけなのです。
だから、五条からは4階建てに見えて、下へ降りた道に1階がありそこからは5階建てに見えるのです。
しかし、エントランス(外来受付)は五条通りに面しており、来て頂く方はそこが1階と錯覚を起こされる事間違いなし。
そこで、事実とはことなり、1階を地下と称し、外来のある2階を1階、分娩室ナースステーションのある3階を2階、お部屋のある4階5階を3階4階と、表示する事にしました。もちろん、実質は地下はなくお隣様のお宅とのきを並べています。 しかし、玄関から入って頂く方には、その方が違和感なく覚えて頂けると思ったのです。


まだまだ、建築に関しての会議の中で「えーと1階のあの部分は、、、、つまり地下ですが、、、」とか、「2階の部分は、、、つまり、分娩室のあるところでが、、、」と混同していますが・・・・・。
私たちも、その場で働きだし、常日頃階数を口にすれば、自然に外来が1階と身にしみこむことでしょうが、最初、「外来に来て下さい」と、言いたい内容を「2階に来て下さい」と言ってしまうかも。


正しくは、「1階に来て下さい。」です!


                          Eri.Hosoda

感激!です。

 9月からのホームページバージョン2で、ブログを使ったこのコーナー”今日のひとこと”を始めました。


 私たちはまったく新規の産婦人科クリニックなので、”感じている事や考えている事を少しずつでも皆さんに伝えられたらいいな。”との思いで始めてみました。                                  


 いざやってみるとこちらの思いや考えを皆さんに伝えるってなかなか難しい事だと思います。メールだと相手の顔を思い浮かべながらやりとりできますが、こういったブログだとどういう風に書いたらいいか結構とまどうものです。


 でも、コーナーを始めてからいくつか書き込みを頂いてうれしくて、すごくうれしくて感激しています。                                     ”見て下さっている方々がいるんだ。応援して頂いている方々がいるんだ。” と勇気が湧いてきます。                                    本当にありがとうございます! 


 その時々の出来事や思いをそのままお伝えできればいいなと思いますのでよろしくお願いします。                                


                                   Shu.Hosoda