細田クリニックのひとりごと

もう、12月・・

つい最近まで、暑い暑いと口に出していた気がするのに、もう、12月。
一ヵ月後は、お正月です。
早いです。早すぎます。
毎日、同じように24時間で動いているはずなのに、年々早く感じるのはなぜでしょうか。
年のせい?
いやいや、若い人たちも、早すぎる・・と、つぶやいています。
でも、何とな~く、だらだら季節感もメリハリもなく過ごしているよりは、
「もう12月!」
「早く、年賀状買わなくては・・」と思っているほうが、いや、思えることが、幸せなんでしょうね。
お産の方も、安産続きで、陣痛が来て3時間でお産!や、入院して、分娩室直行!というママさんばかりなので、
クリニックも笑顔の毎日です。
スタッフで分担した大掃除も11月中に終えて、あとは、カレンダーの張り替えのみ、の様子。
やること早い、みんな!

そんな12月スタートですが、先日、トンネルの天井崩落事故があり、9名の方が亡くなられました。
最初、このニュースを聞いたときは、詳しいこともわからなかったですが、2日経った今日のニュースを見て、
泣けてきました。
トラックを運転していらっしゃった50歳の男性の方。
事故直後に会社に電話。
回りの雑音やクラクションの中、聞き取りにくい声で「事故で動けない・・助けて・・社長・・」と。
4時間後にも
「早く・・助けて・・」と。
でも、結局助けて上げられることができなっかたのです。
ハンドルを握ったままで亡くなっておられたそうです。
どんなに怖かったことでしょう。苦しかったでしょう。痛かったでしょう。
悲痛な思いで、絶対助けてくれると信じて、携帯の発信を押されていたのでしょうか。
4時間、動けず意識があるにもかかわらず、何の助けも来ず・・。
もちろん、自らも何もできず、長く長く感じた時間だったことでしょう。
何を考えて、助けを待っておられたのでしょうか・・。
家族のこと、自分が挟まった車から抜け出す努力、もしかして死ぬのか、いや、今は夢なんだ・・・。

想像しただけで、泣けてきます。やるせない気持ちでいっぱいです。
自分だったら・・、家族だったら・・、友達だったら・・。
運命が、こんな悲しい事故で終わるなんて。絶対あってほしくない・・・、絶対いや・・・。

事故直後から、同型のトンネルチェックを始めたそうですが、トンネルだけではありません。
目の前の道路、当たり前のように生活する建物、毎日上がり下がりする階段、一見べんりな車、
すべて、人間より強いのです。
そんなこと考えたら、外も出られなくなりますが、家にいても、想像を超える天災がくることも実際あります。
東北の津波も、まさに、考えられない悲しい事実。

命の終わりが、思いもしないことで、思いもしないときにやってくることがあるのです。
それが生きていることなんでしょう・・・・・。

なんだか、しみじみ書いちゃいました。
毎日、楽しく、いろんな感情をもって、生きていることをありがたく思うようにしなくては、罰が当たります。
今日生まれた赤ちゃんも、何十年生きている私たちも、そして、高年齢の父や母も、今生きていることは平等です。
ついつい、日々の生活の中では、忘れがちですが、大切に生きていこうと、まじめに思いました。
喜怒哀楽を感じられること、ありがたいことなんです。
eri.hosoda