細田クリニックのひとりごと

消防訓練

先日、避難訓練を行いました。
クリニックの建物の設計は、延焼および煙のシャットダウンが完璧できるように設計されています。
消防の方からも、「この建物は、防火扉をしっかり閉じていれば、100%とは言えませんが、それに近いくらい大事にはならなくて済みます。」と言っていただきました。
でも、油断せず、日頃のイメージトレーニングは必須。
みんな、役割パートを決めて、イメージし、訓練です。
その日は、未分娩の方はいらっしゃいませんでしたが、満床。赤ちゃんも10人超えていました。
あまり、バタバタするのもなあ・・と、避難訓練延期しようか、どうしようか、悩んだあげく、決行しました。
仕事が休みのスタッフも、その日の夜勤勤務者も、参加でした。
妊婦役のMちゃんも、ほんまの妊婦さん??と思うような演技。院長にしっかり手を引っ張ってもらって、腰をさすってもらいながら、はしご車のくる窓際へ避難。
火事を発見し、119へ通報するNちゃん、いつもの落ち着きで消防指令局とのやり取りもばっちりでした。あっ、クリニックの番地を度忘れした以外はね。
日頃、妊婦さんや赤ちゃんのことばかりの仕事ですけど、こういう機会に、消火器の位置、全館放送のやり方、防火扉の大切さ、はしご車の来てくれる窓の位置、確認できたと思います。
最後に、消防隊の方から、評価を受けました。
以前行ったときより、評価も上がり、マイルドに指導していただき、そうかそうか、と聞き入れることができました。
最終避難場所を地下の自転車置き場(外)に設定していたので、終了時の全体の評価をその場でしていただく予定でした。
そうしたら、評価をしていただく前に隊員の方から「外は寒いでしょうから、よかったら、建物の中でさせていただきましょうか?」
と言っていただきました。
消防訓練とは直接関係ないことですが、その気配りがすごくうれしかったです。
日頃、ついつい目の前のことに精一杯の私たち。与えられたことにしか見えてないことが多い私たち。
とっさに、臨機応変に、何気ない優しい言葉をかけていただいたことは、何だか、人柄が表れるような、心に残る印象を受けました。ありがとうございます。
見習わなければいけません。特に、私・・・・。

余談ですが、4人来て頂いた消防隊員の中のお一人は、数日前に退院された赤ちゃんのパパさん。
地域の方と密着している~、と強く実感しました。
消防
最後に、1枚。真剣に評価を受けるみんなです。
eri.hosoda