細田クリニックのひとりごと

妊婦さんと喫煙

先月、母親教室のあとで、質問がありました。
「体にも、赤ちゃんにも悪いと思ってるんですけど、ゼロにはできないんですけど・・たばこ・・」
「職場が、すごいヘビースモーカーの人ばっかりなんです・・。私も、吸ってるのと同じだとわかってるのですけど、自分じゃないから、どうしたらいいのかわからなくて。どうしたらいいですか?」

そうでうよね。
喫煙者の方も、日々タバコが、体にいいことではないことは、みなさん知ってのこと。
おまけに、妊娠中となれば、その健康被害を胎児も同じように受けていることも、よくよくわかっておられます。
「はい、今日からやめましょう・・」といっても、やめられない!無理!ってことも、よく聞きます。
でも、体にとって、百害あって一利なし・・とわかっていながら、また、ほとんどタバコの宣伝広告がなくなってしまったにも関わらず、コンビニやスーパーに売っているということは、かなりの矛盾も感じます。
タバコ吸ってても、逮捕されませんものね。
院長も、妊娠おめでとう!という日には、いくつかの注意点の中の一つに必ず、タバコの害を説明していると思います。

どうしたら、いいのでしょうか?

そんな中、ある記事を見つけました。
奈良県のある保健所から、妊婦さんだけでなく、妊婦さんを取り囲む支援者(家族や職場の仲間、もちろん、私たち全ての人です)に向けて、一般の方用に、わかりやすく禁煙の必要性が書かれています。

http://www.pref.nara.jp/dd_aspx_itemid-86759.htm

読んで見てください。、
奈良県のHPなので、他府県の人には、目に付くことはほとんどないと思います。
本当は、冊子らしく、画面で見ると見にくいですがわかりやすく書かれていたので、ここに紹介しました。
禁煙支援医療機関も、きっちりと、多数書かれており、取り組みの姿勢が伺われます。
目を通していただいて、妊婦さんの中で、悩んでおられる方、少しでも1本でも減らせられるように、何かのきっかけになればと思います。
生まれてくる赤ちゃんのために、ひとつ屋根の下に生活をする子供たちのために、パパ、ママの健康のために、ガンや血栓症になるリスクを下げ、健康に長生きするために、考えるひとつのきっかけになればいいなぁ、と非力ながら思う私です。
eri.hosoda