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大小悲喜こもごも・・

4月になりました。
春の気配を感じながらも、まだ、冬のコートを着なくてはいけないほど肌寒いです。
昨日は、特に異常な天気。台風のようで、吹き飛ばされてしまいました。街の人も、自転車で横滑りに移動している危険な場面、傘が裏返り泣いてる女性も見ました。
それでも、天神川の桜は、遅れながらも咲こうとする準備中です。
楽しみ・・。

さて、ここ最近の悲喜こもごもをいくつか短く書いてみます。

数日前、あるA先生B先生とお話する機会がありました。
A先生 「相変わらず忙しい?」
私 「はい。忙しさは日によって違いますが、最近は夜が忙しいです。」
A先生 「え?夜もあるの、お産。そうなんだ、夜も普通にあるんだ・・。大変だね。その分、お昼は休めるの?」
と驚かれてしまいました・・・。
医療関係じゃなくても、お産は夜も昼も関係なくあるのは、周知の事実と思いきや、立派な内科の先生に、「夜もあるの!」と言われて、がっくりしてしまいました。

B先生 「相変わらず忙しい?」
私 「はい。忙しさは日によって違いますが、最近は夜が忙しいです。」
B先生 「そうか・・。産科はそれが大変だよな。細田先生ももう○○才でしょ。もう、体労わらなくてはいけない年齢だから、体壊さないようにね。」
B先生には、院長の代わりに「ありがとうございます、まだまだ働きますけど・・」と笑ってお答えしました。
プライベートでお会いした先生に、渇をもらうと同時に、ほっとした限りです。

数日前の外来。
妊婦健診がいつものように10数名以上あったかと思います。
そのうち、経産婦さん7名。みなさんお子さん連れ。
全員が、細田クリニックで生まれたお姉ちゃんお兄ちゃんでした。
春休みで、幼稚園、保育園がお休みだったのか、みんなママと一緒に検診。
大きくなっていて、普通にお話ができ、抱っこさせてもらい、楽しいひと時でした。

日曜日、スタッフの一人が結婚式を挙げました。心からおめでとう!!!
スタッフと、私、院長とご招待いただき、御祝いに行かさせていただきました。
本人のプロフィール紹介で、「現在の職場、細田クリニックは、すごく家庭的で、いい環境の中で働いています」
と言っていただきました。
すごくうれしかったです。そして、そのとき、横と前にいるスタッフ、その時も病棟で働いてくれているスタッフ、みんなスタッフの顔が浮かびました。本当にありがたい幸せな瞬間をいただきました。ありがとうね。

昨日の突風の雨の中で、出かけていた私はタクシーで帰宅することに。
手を上げて、タクシーを止める私の2mほど前に、サラリーマン風のおじさん(私と同じくらいの年かな)がタクシーを止められました。内心、「仕方ないな・・。次、止めよう」と思った瞬間、「ねーちゃん先乗り!」と、飛びそうな傘を手にしながら、振り向いて言ってくださいました。
世の中、まだまだ優しい人いっぱいだな、と、身に染みて感じ、遠慮なく乗っちゃいました。
それから、何年ぶりかに、「ねーちゃん」と言われた!
「そこのおばさん、先乗り!」と言われなかったのも、ひそかに、うれしかった単純な私。

悲喜こもごも・・と題にしましたが、悲、は殆どないことは、ありがたいことです。
喜がどんどん増えていって欲しい、そんな、新年度のスタートに思う今日です。
eri.hosoda

顕微鏡

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この顕微鏡、3月19日に破棄しました。
それが、どうしたの?って感じですが、2011年4月7日のブログを見て下さい。
30年ほど使用していた聴診器が引退しました。そして、捨てようとしてスタッフに引き止められて、今でも、ロッカーの中のオブジェです。
さて、この顕微鏡・・。
実は、院長の学生の時に購入した物。何と物持ちが良いこと・・。
現在の大学生は、入学と同時にパソコンを購入することが、学校との連絡や、就活に使用するため、半強制的になっているようです。それと同じ感覚か、院長が医学部に入学と同時に、パソコンではなく、この顕微鏡を購入させられたとか・・。
その顕微鏡、先週まで、ずっと診察場で活躍していました。
これ、見覚えのある患者さまもいらっしゃるでしょう。
不妊治療の方は、ご夫婦でこの顕微鏡を何度も覗かれたことでしょう。
先週、前触れもなく全く使えなくなり、修理依頼するも、部品が20年前に製造中止になっているほど古い型らしく、破棄することになってしまいました。
よく何十年も活躍できたことでしょう。残念だけど、寿命か・・としみじみ眺めていました。
そうは、思いましたが、役に立たないなら、場所をとるだけだし、業者さんに
「破棄するので、持って帰って下さい」と即言ってしまった私・・。
すかさず、その場にいたスタッフが、
「え~、記念やん・・。置いておけないんなら、せめて写真でも撮っておいたら?」と提案を出してくれました。
そうですよね・・・・・・・。聴診器の時もそうでした(2011.4.7ブログ)。
何十年使った愛着あるものだし、院長だけでなく、患者さまそしてそのご主人がこの顕微鏡を覗き、喜んだり望みを託したり、1つの妊娠に一役かった顕微鏡・・。
記念に写真を撮り、ご苦労様の気持ちで業者さんに引き取ってもらいました。
近日中に新しい顕微鏡を購入予定。今度の顕微鏡は、先代顕微鏡ほど院長に使ってもらえないはず・・です。
(院長の今の年齢に、足し算すると・・)
でも、新しい顕微鏡もたくさんの妊娠に到る一過程で活躍することでしょう。
先代顕微鏡、ありがとう。
写真の提案してくれたスタッフ&業者さん、ありがとう。
eri.hosoda

3月11日

昨日の、11日はあの震災から1年。
1年って、なんと早いことでしょうか。
想像もしないことが起こる!という恐怖を覚えた日から、あっという間に過ぎてきた1年でした。
だんだん、過去になってしまうことは、事実ですが、震災に合われた方は、元の生活に戻るため、現在進行形な日々を過ごしておられることでしょう。
昨日のテレビや新聞で、ズッシリと感じました。
そして、東京直下型の地震が起こる、とか、富士山が爆発するとか、東南海地震が起こる、とか、いろんな想定がされていますが、想定以上なことが起こるかもしれないのが、自然の脅威かもしれません。
京都市内に津波は来ないだろう・・。
そう日々、思っていますが、東北の方も、まさか、あの防波堤は超えないだろう、まさか、海岸から1キロ内陸には津波は来ないだろう、まさか、3階以上の高さには来ないだろう、そう思っておられたに違いありません。
その、「まさか」に備えて気持ちの訓練も必要なことかもしれません。
今日も1日、無事過ごせた、生きられた、と思うこと、大げさかもしれないし、宗教っぽいかもしれませんが、改めて感じてみるのも大切なことでしょう。

さて、昨日は京都マラソン当日。
クリニックの周囲が通行止めになってしまう、という現状でしたが、その間、緊急を要する患者さまがなかったことに、とりあえず安堵しました。
院長はじめ、昨日のスタッフは、記念すべき第1回をクリニックからしっかり見守りました。
院長と私は、知り合いの先生が出場する、とのことで玄関の前の五条通りで観戦。
スタート直前の、車もバイクも1台も通らない一瞬静寂な五条通り、
そして、
スタート直後なので、1万5千人の集団が途切れることなく押し迫ってくる五条通り、
圧倒されながらも、知り合いの先生を探すこと数分。
「赤い服着て走るしね」と聞いていましたが、赤い服装の人、多すぎて・・。
だんだん、どの人も同じ姿に見え、五条通り四車線全部見れず、クラクラしてきた頃、その知り合いの先生を発見。
ハイタッチで歓喜の声(応援です!)を上げてしまいました。
その直後、渋い顔で目の前を走る「石原良純さん」を発見!
本人を目の前に「あ!!石原良純や!」と呼び捨てで指さして叫んでしまいました。ごめんなさい・・です。
今日の朝まで、よく似た人だったのかな?と思っていましたが、けさのニュース番組で「昨日、京都路を走ってきました」と石原良純さん本人がおっしゃっていたので確信を持ちました。

そんな3月11日、来年も訪れる3月11日。
復興が少しでも進みますように願います。
そして、京都で平穏に過ごす日々ですが、1回でも多く、「今」に感謝できるように、大人な生き方をしなくてはいけませんね・・私。
eri.hosoda

主婦話

先日、同い年のスタッフとしみじみ語りました。

寒い夜診の、ちょっと空いた時間に。

話の発端は、今、分娩予定日が決まろうとしている方は、10月の半ばです。
10月13日とか、10日とか。
時間が早く回っているのが、ヒシヒシと伝わってきます。
10月の半ばと言えば、春を過ぎて、さらに、この暑さ、異常~!!と叫びそうな(いや、叫んでます)真夏を超えて、長袖に何か羽織りたくなる季節を迎える頃の予定日です。
月日の流れるの早いね・・
ってところから
年をとりたくないよな・・
自分、どんな年寄りになっていくんだろう・・
ある意味怖いね・・
だって、誰だって痴呆になりたくないし・・
誰だって、目も耳もちゃんとしていたいし・・
誰だって、やさしい好かれるおばあちゃんでいたいし・・
でも、自分の意思とは関係なく、年老いていく・・
子ども達も、どういう大人になっているのか・・
きちんとした大人になってくれているのだろうか・・
家庭をもっているだろうか・・
親に頼りっきり、も困るし、知らん顔されても悲しいし・・
やだやだ・・
と、語ってしまいました。

こんな話し、数年前まで実感ありませんでした。
母が私の年くらいに、近所のおばちゃんとこのような話しているのを小耳に聞くと
年よりくさ~なんて、他人事に思ってました。
でも、この年齢になると、1年の早さを目の当たりに感じ、しみじみ先の事を考えてします。

考えても仕方ないことですよね。
みんな平等に課せられていることです。
不安や怖さもあるけど、考えても、仕方ないなら、新しいことに常にチャレンジし、若い人たちと話すことを好んで(若者は嫌かも・・)、いろんな考えを持ついろんな人と会話し、かつ、自分が歩んでいく年齢の方々ともたくさん話して、そんな毎日を過ごしていきたいと思います。
そういう環境が与えられていることは、すごく幸せです。
職場も家庭も、友人も。

今の年齢は、自分の考え方、やり方に疑問を感じることもしょっちゅう、
将来のことを考えると不安は山のように尽きず、
ふと孤独を感じて泣きたくなることも時々、
乗り超えなければいけない壁は数えきれないほど、
でも、楽しいこと、うれしいこと、やったーと思うことの方が断然多い毎日です。

自分の気持ちに正直に、日々過ごしていこう、
と、主婦話をしたあと、自転車を立ち漕ぎしながらの急ぐ帰宅途中、頭の中では冷静に思いました。
eri.hosoda


Valentine Day

今日は、誰もが認識OK、バレンタインデー。
今の時代、義理チョコだけでなく、「友チョコやファミチョコ」なんて言葉のほうが行き交っている気がします。
娘が、小さい頃は、友チョコを前夜に作って、大きいタッパに詰めて持って行き、帰宅後は、そのタッパに何種類ものチョコをもらって帰ってきたものです。
息子は、というと、言うにも及ばず、母チョコのみ、という寂しいバレンタインが何年間継続中。
今年は、いや、今年も、その・・母チョコのみ・・が更新される様子。
院長は、今日のお昼休憩中にスタッフ一同からいただきました。
クリニックの一番若いスタッフが選んできてくれました。
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食べるのがもったいない、スーパーボールみたいな、きれいなチョコでした。
毎年、ショーウインドーでしか見ることの出来ない、きれいなチョコをいただきます。
もちろん、私にじゃなくて、院長に!ですよ。
チョコだけでなく、スタッフの一言がうれしいです。
「いつも、お疲れ様です!」
その一言は、チョコ100粒くらいの甘さのある、癒される言葉です。
ありがたいことですね。

いただいたチョコは、夜診が終わって、自宅でさんざん眺めて、子供に自慢して、もう一度、私に自慢して、それから、丁寧に味わいながらいただくわけです。そのあと、私の口にもおすそ分けしてもらいま~す。
eri.hosoda