細田クリニックのひとりごと

3月11日

昨日の、11日はあの震災から1年。
1年って、なんと早いことでしょうか。
想像もしないことが起こる!という恐怖を覚えた日から、あっという間に過ぎてきた1年でした。
だんだん、過去になってしまうことは、事実ですが、震災に合われた方は、元の生活に戻るため、現在進行形な日々を過ごしておられることでしょう。
昨日のテレビや新聞で、ズッシリと感じました。
そして、東京直下型の地震が起こる、とか、富士山が爆発するとか、東南海地震が起こる、とか、いろんな想定がされていますが、想定以上なことが起こるかもしれないのが、自然の脅威かもしれません。
京都市内に津波は来ないだろう・・。
そう日々、思っていますが、東北の方も、まさか、あの防波堤は超えないだろう、まさか、海岸から1キロ内陸には津波は来ないだろう、まさか、3階以上の高さには来ないだろう、そう思っておられたに違いありません。
その、「まさか」に備えて気持ちの訓練も必要なことかもしれません。
今日も1日、無事過ごせた、生きられた、と思うこと、大げさかもしれないし、宗教っぽいかもしれませんが、改めて感じてみるのも大切なことでしょう。

さて、昨日は京都マラソン当日。
クリニックの周囲が通行止めになってしまう、という現状でしたが、その間、緊急を要する患者さまがなかったことに、とりあえず安堵しました。
院長はじめ、昨日のスタッフは、記念すべき第1回をクリニックからしっかり見守りました。
院長と私は、知り合いの先生が出場する、とのことで玄関の前の五条通りで観戦。
スタート直前の、車もバイクも1台も通らない一瞬静寂な五条通り、
そして、
スタート直後なので、1万5千人の集団が途切れることなく押し迫ってくる五条通り、
圧倒されながらも、知り合いの先生を探すこと数分。
「赤い服着て走るしね」と聞いていましたが、赤い服装の人、多すぎて・・。
だんだん、どの人も同じ姿に見え、五条通り四車線全部見れず、クラクラしてきた頃、その知り合いの先生を発見。
ハイタッチで歓喜の声(応援です!)を上げてしまいました。
その直後、渋い顔で目の前を走る「石原良純さん」を発見!
本人を目の前に「あ!!石原良純や!」と呼び捨てで指さして叫んでしまいました。ごめんなさい・・です。
今日の朝まで、よく似た人だったのかな?と思っていましたが、けさのニュース番組で「昨日、京都路を走ってきました」と石原良純さん本人がおっしゃっていたので確信を持ちました。

そんな3月11日、来年も訪れる3月11日。
復興が少しでも進みますように願います。
そして、京都で平穏に過ごす日々ですが、1回でも多く、「今」に感謝できるように、大人な生き方をしなくてはいけませんね・・私。
eri.hosoda