今日の私は、ほとんどクリニックの中。夜中の3時半に入り、今、夜の9時まで、ほとんど白衣で過ごした。
その間食べたものパン1つ!お茶ペットボトル1本!
少々最近ばてていたのでこれくらいの食事がちょうどよかった。(なのにやせないです・・・)
いろいろあった忙しい1日だったのに、なぜか、今日はすごく爽快な気分で仕事を終えた。
深夜には、未分娩の方もまだ落ち着いておられたので、休憩の合間に当直スタッフと主婦の会話をタップリ話し・・・(同い年のスタッフだったので意気投合!)
そして、私は8時半に日勤スタッフに申し送りをし、午前中、事務的な仕事を一気にやり終えた。銀行2軒、郵便局をはしごして、事務スタッフとの連絡確認などなど。午前中に必要な書類に押したハンコ10回!パソコンに向かうこと1時間半!などなど・・・(もともと事務作業は苦にはならないが、今やるべき扶養控除や年末調整という言葉は好きになれない・・わからない・・。)
昼から帝王切開を控えていたので、病棟へ手伝いに。
直接哺乳をやっているお母さんを介助してあげてほしい!とスタッフに頼まれて見に行くと、ゴクゴクと40g台哺乳。全く介助必要なし。久しぶりに満足そうな赤ちゃんの寝顔を見た。
そして、無事帝王切開。元気な女の子。心配したから、一安心。
・・・している間に、初産婦の方から、陣痛が来たと電話。院長初めスタッフみんなは、まだ、帝王切開中だったので、私が診察。
なんと、9センチ!
がんばって歩いた成果あったね!と感動しながら、陣痛室へ。
あっという間に分娩室、そしてお産。入院して1時間だった。初めてとは思えぬスピード出産。
いいお産で笑顔、笑顔、笑顔。お父さんも分娩立会いには渋っておられたが、私たちと同じように笑顔笑顔で立会い。「立ち会ってよかった~!!!!」って。
笑いの中でのお産。
スタッフもお母さんも、お父さんも笑顔・・。
そして、その気持ちのまま夜の外来へ。(今日は夜の外来番だった私。お昼まで忘れてた。)
外来の途中、夜中から入院されていた方の分娩があった。また、笑顔と感動。お父さんが間に合わないと思いきやギリギリセーフ。
お姉ちゃんも立会い。もちろん「よかったね!おめでとう!」の嵐。笑顔。感動。
今日1日で3人の赤ちゃんがたくさんの笑顔の中で生まれてきてくれたことは最大の喜びだし、疲れていても癒される。
そして、私の個人的思い。それは、スタッフがすごくスムーズに、連携よく、無駄なく動いていてくれて、こんなに忙しいのに、ずっとずっと笑顔でいてくれたこと、患者さまにはもちろん、スタッフ同士もすごくいい笑顔だったこと。助産師、看護師、ルームセクレタリー、受付事務・・。みんな笑顔で自分の仕事に溶け込んでいてくれたこと。
今日の私の疲れがないのは、お母さん、お父さんの笑顔、元気な赤ちゃん、待合で携帯から生まれた報告をするおじいちゃんおばあちゃんの声、そして、スタッフの笑顔、なのだ。すべてがすごく心地よく、うれしかった。
スタッフの笑顔が元気な赤ちゃんと同じくらいのパワーがある。
大きな支え。
そういえば、昨日のある一瞬の会話がよみがえった。スタッフの前で寝癖を気にする院長を前にあるスタッフが一言。
「先生、それくらいの髪の毛の乱れ、大丈夫です。私たちは身内でしょ~」って。
何気ないが、院長としては最大にうれしい一言、恵まれている証だ。
eri.hosoda
100回目
このブログがちょうど100回目。
間隔が空くこともあるが、3ケタに突入した。小学生の頃、夏休みの絵日記でもせいぜい40日だったはず(;^^)
100回を振り返って読んでみても、1年前、2年前のことには思えない。
あっという間に流れてきた。その中で、一番の喜びはたくさんの人と知り合ったこと。
最近は、近くのスーパーに行くと必ずと言っていいくらい、患者さまや妊婦さまに会う。
昨日も夕方7時過ぎにスーパーの中を「今日は何にしようか・・」と早足で歩いていた。
そこへ、「あ~!」と声をかけられた。
ちょうど1年前にお産をされた方。しばらく立ち話。
レジに行ったところ、前の方が私に声をかけてこられた。
お名前は忘れてしまったが(すいません)、お産された方のお義母さん。
そういえば、ハナに行っても、京都ファミリーでも、洛南ジャスコでも、マツモトでも、ライフでも、高島屋でも、伊勢丹でも・・お産をされた方や、外来に通院されている方のお顔を見かける。小学生にも声をかけられる。時には、ご主人やおばあちゃんにも。すごく奇跡的な確立で信号で停まった隣の車も患者さまというときも・・。
数日前は、主人と自転車でウロウロと右京区の中を駆け巡っていたら、1年前、北区からお産にこられた方に声をかけられた。こんな道で?と思うくらい滅多に通らない道で声かけられたので、びっくりしたがうれしかった。
(実は、その時、私と主人は水子供養のお寺を探していたのです。残念だった赤ちゃんがちゃんと天国に行き、供養されるように・・という思いで。)
クリニックを出たら、院長と助産師ではなく、夫と妻(・・らしいことしてない妻もどき?・・)になっている。だから、フッと患者さまに会うと、ちょっと恥ずかしい。
スタッフは、私たち夫婦を毎日目の当たりににみているから、ある程度、地がばれている、が・・、やはり、患者さまとなると、照れくさい。普段は、気を抜いてボーとしている夫と妻、出合った瞬間、本能的に、院長と助産師になっているので、少々ボーとしていても許していただきたい(笑)こりずに声をかけて欲しい(笑)
・・・と、やや脱線したが、100回書いたこの2年間、いろんな方にお会いできたこと、感謝している。
eri.hosoda
12月
あっという間に12月を迎えてしまった。
昨日くらいから、寒さが増してきたが、土日は日差しも暖かく、桂川のほとりでは、桜の花見のように、レジャーシートを敷いてお弁当を広げているグループがたくさん見られた。その光景は、12月とは思えない。少し前なら、雪が降っていてもおかしくないこの時期に、レジャーシートを広げてもみじの下で食事をしている光景。なんだかウキウキするが、環境が変わっていく12月、温暖化を見せ付けられているようだ。
クリニックも12月を迎えている。
あす12月5日でクリニックの2才を迎える。
この1年は、駆け足状態。
いろんなことにぶつかりながら、みんなに支えてもらいながら、そして、笑いながら、時には影で泣きながら(スタッフの前では泣いてるかな・・)、乗り越えた。
まだ、私自身は、「過ごしてきた」という表現より、「乗り越えた」という表現のほうが大きい。
個人的な話になるが、生まれてから、こんなに夜中に起きていることが多い1年はなかったろう。若かれし受験生の頃より夜中に起きていることが多かったと思う。
裏方ではしんどいこともあったが、「うれしいこと」もいっぱいいっぱいあった。
たとえば、患者さまや退院されたお母さんやご家族から、ほめていただくときは
すごく純粋にうれしい。特にスタッフをほめていただいた時は、本当にうれしい。
そして、何より、元気に生まれてきてくれた赤ちゃんがたくさんいてくれること。
そして、会いに来てくれたり、メールやお手紙をいただいたり。
もちろん、クリニック全体を評価していただく上において、2年という年数では短すぎる。まだまだ、駆け出しのクリニック。日本1産婦人科の多い京都市内では、たった2年の実績では、小学1年生がやっと自分でランドセルを背負えるようになったくらいのレベルだ。
もっともっと、患者さまのためにも成長しなくてはいけないことが山のようにあるだろう。
次の1年も、恵まれたスタッフに感謝して、主人と二人四脚で乗り越えていかねば・・と思う。
eri.hosoda
ラブレター
少し前に、院長はラブレターをもらった。
お相手は、通っておられる患者様と一緒に来ているちびっ子から。
今回が、初めてではない。
いろんな子供たちから、「先生に・・」と手紙や絵をもらっている。
女の子に限らず、男の子からも・・。
3才から小学生低学年の子供まで。
「先生の顔」といって、グルグル丸を描いてある絵。
家にあるシールを貼り並べて、先生に・・とくれる女の子。
「無事赤ちゃんを出産を終えたので、クリニックに行くことがない、と、上の子に説明したら、先生に手紙書くというので書きました・・」と、幼稚園のお兄ちゃんから『せんせい、いつもシールありがとう』という内容の手紙が送られてきたり。
子供ってすごい。
診察室には、子供たちが入ってきて、退屈しないように、院長がいくつかのオモチャを用意してある。
座っている椅子からは、小さな子供たちには、見えないはずの高さの棚においてあるのに、あそこにあるオモチャをとって欲しいとせがむ。
しかも、赤い車と・・青い車と・・ショベルカーと・・バスも・・、と前回に来たときに出してもらったおもちゃを覚えている子もいる。
診察の机の上においてあるカンカンには、何が入っているカンカンなのか、よく知っている(すでに、知られていると思うが、たくさんのシールが入っているのだ)
こちらから、「シール1つ選んでいいよ」と言うこともあるが、診察室に入るや否や「ね~シール~」とカンカンを指差している子たちもいる。
業務でバタバタして、「シールあげるね」と言えなかったら、帰り際になぜか駄々をこねるちびっ子もいる。よく聞いてみると、シールをもらっていないのに、先生にバイバイと言われたから・・。
お産は、ご主人の立会い、上のお子さんの立会いも希望があれば行っている。
でも、決して、お産の場にいることだけが立会いである、と形だけが先走りするのではなく、そこまでの過程も大切にして、お産の場にいることが自然な形であることが望ましいと思う。お産だけを見る、というのではなく、みんなでお産をする、というシチュエーションが立会いであろう。
だから、お母さんが赤ちゃんを産むために通っているところの先生が、いっしょについてくる子供たちにとって、シールをくれるおじさん?だったり、お手紙書きたい、と言ってもらえる対象であることはすごくうれしいことだ。
まだ、一緒についてこられるご主人からはラブレターはない。ない、とは思うが、あったら、1番にこの場で報告しなければ・・・・(笑)
eri.hosoda
小学2年生
10月の初旬にクリニックの学区である葛野小学校の子供たちが、生活体験という名目でクリニックに見学に来てくれた。
子供たちの考えた質問に答えて、クリニックの中を見て回る、という簡単なもの。
地域の中で自分たちの興味のある施設やお店を自分たちで選んで、そこへ話を聞きにいく、という内容は、2年生という年齢を考えると、結構、高度な学習だな、と思った。
子供たちの質問内容は、さまざま。学校の授業でしっかりまとめてきていて、プリントに書き込み、文字を読むように質問していた。
子供たち→「赤ちゃんが生まれたときは、どんな気持ちですか?」
私→『うれしいです。元気におぎゃ~と泣いてくれたら、よかった、と思うし、そのまま元気に育ってほしいな、と思います。』
子供たち→「ここで、女の子と男の子はどちらが多く生まれましたか?」
私→『数えたことはないですが、同じくらいだと思いますよ。』
子供たち→「障害のある子が生まれたときは何といいますか?」
私→『他の赤ちゃんと同じく元気に育ってほしいな、と思います。』
子供たち→「私たちにどんな大人になってほしいですか?」
私→『明るくて、やさしくて、何でも一生懸命にできる大人になって下さい。』
かと思えば、
子供たち→「好きな食べ物はなんですか?」
私→『何でもすきですよ。パンとかケーキは大好きですよ。』
子供たち→「算数は好きですか?」
私→(かなり見栄を張り)『大好きですよ~一生懸命勉強したよ~』
子供たち→「漢字は好きですか?」
私→(なんて答えるのだろうか?漢字に好き嫌い?)『ん~好きでも嫌いでもないかな。でも、嫌いでもいっぱい漢字は勉強しないといけないね。』
子供たち→(ポカーンとして、手が止まってしまった。)
産婦人科、クリニックという全く関係のない質問。2年生らしいし、地域の人々と親しくなる、という課題なんだから、それでもいいのであろう。
質問のあと、クリニックの中を見学したいとのことで、見て回った。
2年生が、どのあたりに興味があって、どのあたりまでわかっているのか、全くわからないので、言葉を選んで説明した。
でも、見学をしている中で、自由に話し出した子供たち。
えっっ・・・!!!て思う会話が飛び出してきた。
分娩室を見ながら・・・・
「お産はテレビでみた~。生まれたらお母さんはみんな感動して泣くんやろ・・。」
「でも、女がみんな赤ちゃんが妊娠できるってことはないんやろ。赤ちゃん出来ない人もいっぱいいはるんやで。」
「生まれたら、おっぱいとかしなあかんから、お母さんは忙しいんやんな。」
「お兄ちゃんが生まれたときはしんどかったけど、私が生まれたときは楽やったんやって」
・・・・びっくりした。
深くはないけど、いろんなことを知っている。
赤ちゃんができないこともある、なんて、少なくとも私の小学2年生のときは、知らなかった。結婚したら必然的に赤ちゃんが生まれると思っていた。
自分の母親のお産の状況は、大人になってから聞いたことはあるものの、2年生の時には聞いた記憶はない。たとえ聞いていたにしても、全く無関心だったと思う。(我が家は私と主人、専門用語でバンバン話をしているので、産科の雰囲気は子供たちにもヒシヒシと伝わってはいるが。)
時代がすすみ、いろんなことが、オープンになってきているのでろう。
産婦人科は男は入るべからず、の時代はとっくに過ぎていて、最近では、妊婦健診も、多くの方がご主人といっしょに来られている。健診で、院長とご主人との会話、も普通になされている。
お産のときも、上のお子さんもいっしょにおうちにいるように立会いをされている。
小学2年生の見学、と思いきや、びっくりするような子供たちの発言。
今の時代、興味を持ち始める小さい頃から、正しい知識を伝えてあげなければ・・と痛感した。
eri.hosoda


