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100回目

このブログがちょうど100回目。
間隔が空くこともあるが、3ケタに突入した。小学生の頃、夏休みの絵日記でもせいぜい40日だったはず(;^^)
100回を振り返って読んでみても、1年前、2年前のことには思えない。
あっという間に流れてきた。その中で、一番の喜びはたくさんの人と知り合ったこと。
最近は、近くのスーパーに行くと必ずと言っていいくらい、患者さまや妊婦さまに会う。
昨日も夕方7時過ぎにスーパーの中を「今日は何にしようか・・」と早足で歩いていた。
そこへ、「あ~!」と声をかけられた。
ちょうど1年前にお産をされた方。しばらく立ち話。
レジに行ったところ、前の方が私に声をかけてこられた。
お名前は忘れてしまったが(すいません)、お産された方のお義母さん。
そういえば、ハナに行っても、京都ファミリーでも、洛南ジャスコでも、マツモトでも、ライフでも、高島屋でも、伊勢丹でも・・お産をされた方や、外来に通院されている方のお顔を見かける。小学生にも声をかけられる。時には、ご主人やおばあちゃんにも。すごく奇跡的な確立で信号で停まった隣の車も患者さまというときも・・。
数日前は、主人と自転車でウロウロと右京区の中を駆け巡っていたら、1年前、北区からお産にこられた方に声をかけられた。こんな道で?と思うくらい滅多に通らない道で声かけられたので、びっくりしたがうれしかった。
(実は、その時、私と主人は水子供養のお寺を探していたのです。残念だった赤ちゃんがちゃんと天国に行き、供養されるように・・という思いで。)
 クリニックを出たら、院長と助産師ではなく、夫と妻(・・らしいことしてない妻もどき?・・)になっている。だから、フッと患者さまに会うと、ちょっと恥ずかしい。
スタッフは、私たち夫婦を毎日目の当たりににみているから、ある程度、地がばれている、が・・、やはり、患者さまとなると、照れくさい。普段は、気を抜いてボーとしている夫と妻、出合った瞬間、本能的に、院長と助産師になっているので、少々ボーとしていても許していただきたい(笑)こりずに声をかけて欲しい(笑)

・・・と、やや脱線したが、100回書いたこの2年間、いろんな方にお会いできたこと、感謝している。
                                eri.hosoda








 

12月

あっという間に12月を迎えてしまった。
昨日くらいから、寒さが増してきたが、土日は日差しも暖かく、桂川のほとりでは、桜の花見のように、レジャーシートを敷いてお弁当を広げているグループがたくさん見られた。その光景は、12月とは思えない。少し前なら、雪が降っていてもおかしくないこの時期に、レジャーシートを広げてもみじの下で食事をしている光景。なんだかウキウキするが、環境が変わっていく12月、温暖化を見せ付けられているようだ。
クリニックも12月を迎えている。
あす12月5日でクリニックの2才を迎える。
この1年は、駆け足状態。
いろんなことにぶつかりながら、みんなに支えてもらいながら、そして、笑いながら、時には影で泣きながら(スタッフの前では泣いてるかな・・)、乗り越えた。
まだ、私自身は、「過ごしてきた」という表現より、「乗り越えた」という表現のほうが大きい。
個人的な話になるが、生まれてから、こんなに夜中に起きていることが多い1年はなかったろう。若かれし受験生の頃より夜中に起きていることが多かったと思う。
裏方ではしんどいこともあったが、「うれしいこと」もいっぱいいっぱいあった。
たとえば、患者さまや退院されたお母さんやご家族から、ほめていただくときは
すごく純粋にうれしい。特にスタッフをほめていただいた時は、本当にうれしい。
そして、何より、元気に生まれてきてくれた赤ちゃんがたくさんいてくれること。
そして、会いに来てくれたり、メールやお手紙をいただいたり。
もちろん、クリニック全体を評価していただく上において、2年という年数では短すぎる。まだまだ、駆け出しのクリニック。日本1産婦人科の多い京都市内では、たった2年の実績では、小学1年生がやっと自分でランドセルを背負えるようになったくらいのレベルだ。
もっともっと、患者さまのためにも成長しなくてはいけないことが山のようにあるだろう。
次の1年も、恵まれたスタッフに感謝して、主人と二人四脚で乗り越えていかねば・・と思う。


                        eri.hosoda




ラブレター

少し前に、院長はラブレターをもらった。
お相手は、通っておられる患者様と一緒に来ているちびっ子から。
今回が、初めてではない。
いろんな子供たちから、「先生に・・」と手紙や絵をもらっている。
女の子に限らず、男の子からも・・。
3才から小学生低学年の子供まで。
「先生の顔」といって、グルグル丸を描いてある絵。
家にあるシールを貼り並べて、先生に・・とくれる女の子。
「無事赤ちゃんを出産を終えたので、クリニックに行くことがない、と、上の子に説明したら、先生に手紙書くというので書きました・・」と、幼稚園のお兄ちゃんから『せんせい、いつもシールありがとう』という内容の手紙が送られてきたり。
子供ってすごい。
診察室には、子供たちが入ってきて、退屈しないように、院長がいくつかのオモチャを用意してある。
座っている椅子からは、小さな子供たちには、見えないはずの高さの棚においてあるのに、あそこにあるオモチャをとって欲しいとせがむ。
しかも、赤い車と・・青い車と・・ショベルカーと・・バスも・・、と前回に来たときに出してもらったおもちゃを覚えている子もいる。
診察の机の上においてあるカンカンには、何が入っているカンカンなのか、よく知っている(すでに、知られていると思うが、たくさんのシールが入っているのだ)
こちらから、「シール1つ選んでいいよ」と言うこともあるが、診察室に入るや否や「ね~シール~」とカンカンを指差している子たちもいる。
業務でバタバタして、「シールあげるね」と言えなかったら、帰り際になぜか駄々をこねるちびっ子もいる。よく聞いてみると、シールをもらっていないのに、先生にバイバイと言われたから・・。

お産は、ご主人の立会い、上のお子さんの立会いも希望があれば行っている。
でも、決して、お産の場にいることだけが立会いである、と形だけが先走りするのではなく、そこまでの過程も大切にして、お産の場にいることが自然な形であることが望ましいと思う。お産だけを見る、というのではなく、みんなでお産をする、というシチュエーションが立会いであろう。
だから、お母さんが赤ちゃんを産むために通っているところの先生が、いっしょについてくる子供たちにとって、シールをくれるおじさん?だったり、お手紙書きたい、と言ってもらえる対象であることはすごくうれしいことだ。
まだ、一緒についてこられるご主人からはラブレターはない。ない、とは思うが、あったら、1番にこの場で報告しなければ・・・・(笑)
                                 eri.hosoda

小学2年生

10月の初旬にクリニックの学区である葛野小学校の子供たちが、生活体験という名目でクリニックに見学に来てくれた。
子供たちの考えた質問に答えて、クリニックの中を見て回る、という簡単なもの。
地域の中で自分たちの興味のある施設やお店を自分たちで選んで、そこへ話を聞きにいく、という内容は、2年生という年齢を考えると、結構、高度な学習だな、と思った。
子供たちの質問内容は、さまざま。学校の授業でしっかりまとめてきていて、プリントに書き込み、文字を読むように質問していた。
子供たち→「赤ちゃんが生まれたときは、どんな気持ちですか?」
→『うれしいです。元気におぎゃ~と泣いてくれたら、よかった、と思うし、そのまま元気に育ってほしいな、と思います。』
子供たち→「ここで、女の子と男の子はどちらが多く生まれましたか?」
→『数えたことはないですが、同じくらいだと思いますよ。』
子供たち→「障害のある子が生まれたときは何といいますか?」
→『他の赤ちゃんと同じく元気に育ってほしいな、と思います。』
子供たち→「私たちにどんな大人になってほしいですか?」
→『明るくて、やさしくて、何でも一生懸命にできる大人になって下さい。』


かと思えば、

子供たち→「好きな食べ物はなんですか?」
→『何でもすきですよ。パンとかケーキは大好きですよ。』
子供たち→「算数は好きですか?」
→(かなり見栄を張り)『大好きですよ~一生懸命勉強したよ~』
子供たち→「漢字は好きですか?」
→(なんて答えるのだろうか?漢字に好き嫌い?)『ん~好きでも嫌いでもないかな。でも、嫌いでもいっぱい漢字は勉強しないといけないね。』
子供たち→(ポカーンとして、手が止まってしまった。)
産婦人科、クリニックという全く関係のない質問。2年生らしいし、地域の人々と親しくなる、という課題なんだから、それでもいいのであろう。

質問のあと、クリニックの中を見学したいとのことで、見て回った。
2年生が、どのあたりに興味があって、どのあたりまでわかっているのか、全くわからないので、言葉を選んで説明した。
でも、見学をしている中で、自由に話し出した子供たち。
えっっ・・・!!!て思う会話が飛び出してきた。
分娩室を見ながら・・・・
「お産はテレビでみた~。生まれたらお母さんはみんな感動して泣くんやろ・・。」
「でも、女がみんな赤ちゃんが妊娠できるってことはないんやろ。赤ちゃん出来ない人もいっぱいいはるんやで。」
「生まれたら、おっぱいとかしなあかんから、お母さんは忙しいんやんな。」
「お兄ちゃんが生まれたときはしんどかったけど、私が生まれたときは楽やったんやって」
・・・・びっくりした。
深くはないけど、いろんなことを知っている。
赤ちゃんができないこともある、なんて、少なくとも私の小学2年生のときは、知らなかった。結婚したら必然的に赤ちゃんが生まれると思っていた。
自分の母親のお産の状況は、大人になってから聞いたことはあるものの、2年生の時には聞いた記憶はない。たとえ聞いていたにしても、全く無関心だったと思う。(我が家は私と主人、専門用語でバンバン話をしているので、産科の雰囲気は子供たちにもヒシヒシと伝わってはいるが。)
時代がすすみ、いろんなことが、オープンになってきているのでろう。
産婦人科は男は入るべからず、の時代はとっくに過ぎていて、最近では、妊婦健診も、多くの方がご主人といっしょに来られている。健診で、院長とご主人との会話、も普通になされている。
お産のときも、上のお子さんもいっしょにおうちにいるように立会いをされている。
小学2年生の見学、と思いきや、びっくりするような子供たちの発言。
今の時代、興味を持ち始める小さい頃から、正しい知識を伝えてあげなければ・・と痛感した。
                   eri.hosoda






心底悔しく、怒ったこと

ブログに書くかやめようか悩んだ末、書くことにした。
タイトルの通り、すごく悔しく、悲しかったできごと、腹が立ったこと。
昨日の出来事だ。
午前中、外来を済ませ、昼から銀行、社会保険や国保に出し物があり、かつ、3時にはクリニックに戻らなければならなかった。同時に行動するため、院長と私二人で行動した。
すべて用事をすませ、クリニックに帰る車の中。
私は2夜連続徹夜のため、車の助手席でウトウトしていた。
そんな中、主人が、「クリニックから電話だ」と言いながら、携帯を手にしていた。
「もしもし、うん、うん・・・・」
と言いながら、左車線に車を止めようとしたその瞬間、警察の「ピピピ・・・」という笛の音でわき道に誘導されてしまった。
つまり、運転中に携帯使用でつかまってしまった訳だ。
ほとんど運転中にある着信は私が主人の携帯をとることも多いが、そのときは主人が携帯を開いた。携帯に表示される「クリニック」という文字を見た瞬間、路肩に車を寄せ話をした、その一瞬であった。
4~5人の警官が車を取り囲む。
そこからの会話が、下記の通り。
警察・・・「(手柄のように)はい、おたく携帯使いましたね。携帯を使いながら、30m走行しましたね!まちがいないですね!」
院長・・・「はい、でも、道の脇に止める1.2秒ですよ」
警察・・・「それでも規則は規則。はい、免許証出して」
院長・・・(財布から免許証を出しながら)「あ~あ、やられた。」
私・・・「あの~、産婦人科のクリニックの院長をしていて、クリニックから電話があれば、何よりも患者さんの命の責任があるのです。家族や友人からの電話は出ませんが、クリニックということが判れば、一刻を争うかもしれないから、出ないわけにはいかないのです。もちろん、車を端に寄せようとしましたよ。そのことはわかってもらえないですか?」
警察・・・「理由がなにであっても、規則は規則。産婦人科の医師であっても携帯を握って車乗らないでくださいね。かかってくるとわかっていたら車は乗らないでおいたらどうですか?」
私・・・(もう怒り↑↑)「ありえない。訳判らん!!もう、話にならない!世間で産婦人科医がいなくて、妊婦さんがたらいまわし・・というニュース知っているでしょ?そこまで、産婦人科が大変で一刻を争うことということを知ってはるでしょ?電話の対応が数分遅れたら、赤ちゃんの命、お母さんの命が危ないこともあるのですよ。そのことは判ってもらえますか?そちらの家族が妊婦さんだったらどうです?何ですぐに先生と連絡取れないんだ!と怒るでしょ!!」
警察・・・「それはまた別の問題で・・まあまあ・・」
私・・・「別じゃないですよ!!同じじゃないですか。何回も言うけど産婦人科では1分が命取りになることがあるんですよ。」
警察・・・「じゃ、クリニックから電話があったら、となりにいる奥さんが電話出ればいいじゃないの↑。あとでかけ直すとか、用件聞くとか・・」
私「だから、言ってるじゃないですか。1分を争うことあるって。だれも、携帯かけながら堂々と走行してるわけじゃないでしょ。クリニックをいう表示を見て、車を止める1、2秒を理解して欲しいだけなのに・・」
警察「事情は何であれ、ダメなものはダメ。メールもダメでしょ。知ってるでしょ?だから、携帯を手に持ってみることもダメに決まってるじゃないですか。わかります?・・で、印鑑もってますか?それから職業は?」
私「そんなの印鑑常時持ってるわけないでしょ!!!それに、こんなに話していて、職業は?はないでしょう。業務的過ぎませんか?」
こんな会話を数分。
携帯を使用しながらの車の運転は理由は何であれダメなことはわかっている。
しかし、捕まえて罰金取ることを手柄のように対応され、産婦人科のことを何一つわかってもらえなかったこと、自分の家族だったら別の問題といったこと、話にならなかった。更に、私の気分を悪くしたこと。
それは以前ブログにも書いたことがる。警察の方が、うちのクリニックの駐車場に不法駐車をしていたことがある。
1回目は、クリニックの近くで事故があり、その現場検証するために乗ってきた車を止めるところをどこにしようか、と見渡したら、クリニックの駐車場が空いていたので、という理由でパトカーを止めていたこと。そのときは、クリニックで何かあったのか、と驚く私たちの前で「すいません、何だったら移動させましょうか?」と言われたので、「別にいいですけど、緊急じゃなかったら一言クリニックに電話入れてください。今日はこのままとめておいてもらっていいです。」と譲ってしまったこと。
2回目は、五条通りを走る不法な車両をビデオ撮影するのにクリニックの駐車場が撮影場所に絶好だったから、と勝手に覆面パトカーを駐車していた。そのとき来られた患者さん何人もの方が不審に思い、怖い思いをされたこと。そりゃそうだ。大きな男性の方がクリニックの駐車場で車の中からビデオを撮影し、それを取り囲んで話をしている。しかも産婦人科の駐車場で。患者さまが変な車が止まっています、言いに来られ、すぐ110番しようか、と思ったが、勇敢なスタッフが直接その男性数人に、お宅ら誰?と聞いてくれて、警察の人とわかった。
そのときも、警察の方は「すいません・・、ここが一番ビデオ撮影に良かった場所だったので・・もう、終わりますね~」と軽く済んでしまった。
その2回の出来事を思い出し、警察の方の行動は不法駐車という規則違反しても「仕事だから」で済まされて、今回、命のかかっている産婦人科の立場を全く理解してもらえなかったことに怒りが爆発してしまった。
帰りの車で、「そんな罰金払わなくていいよ。」と言う私に、院長は「でもな、払わなかったら警察の指示した日にお産があろうと外来の日であろうと出頭しないといけないんや。そしたらもっとたくさんの人に迷惑かかるやん。むっちゃ腹が立つけど払うしかないんや。」
と。
たかが携帯一つ、と思いきや、お風呂のときもトイレのときも、私も院長も半径2mくらいにおいておかなければならない現実。警察の方みんながそうとは思っていないが、少しは産婦人科の中身を知って欲しいと強く思うと同時に、運転しながら平気で携帯しながら赤信号でも突っ込んでくるトラック、夜中にプーパープーパー鳴らしながら列を作って走るバイク、それらをしっかり取り締まって欲しいものだ。
私の怒りは優しいスタッフが、「フンフン」と聞いてくれ、いっしょに怒ってくれて少しは治まったが・・・・ブログに書いて更に自分を落ち着かせてみた

                    eri.hosoda