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運・鈍・根・・・そして・勘

今日は、医業から離れたことを書きます。

離れているとは言ったものの、仕事をしていくこと、いろんなお産に立ち会っていくこと、いろんなスタッフと出会っていろんな経験をこなしていくこと、すべてにおいて、関係しているのかもしれません。

先日、院長の叔父に会う機会がありました。
おもしろくて、ユニークで、いつも前向きで、すべて負を正に変えてしまう叔父さん。
会えば、笑いの空間。吉本のお笑いより笑える!と思える叔父さん。
主人側の親戚にあたる叔父さんなのですが、ことあるごとに、助けてもらって救ってもらって、私自身の身内のように親しく面倒みてもらっています。
その叔父さんの趣味である書道。一筆書いていただき、ある言葉をもらいました。
それは、運鈍根勘。
その4文字を書いて頂きました。
運鈍根の三文字は、辞書にも載っている言葉。
成功するには、幸運と根気と、鈍いくらいの粘り強さの三つが必要であるということ、という意味です。
その言葉に、叔父さんは「勘」を付けくわえて、自ら言葉を作られました。
最初は、ふ~ん、そうなんだ・・としか思いませんでしたが、時間が経ってきたら、ヒシヒシとわかってきました。
何をするにも、幸運な環境、幸運な境遇は必要です。
がんばろうとする根気、くそーと思う根気も必要です。
何があっても粘り切る、負けそうでも粘り切ることも必要です。
それだけではなく、勘。そのひと文字を叔父さんが付けられました。
「勘」
大切ですよね・・。
1つの事を何かをやり遂げるという小さな目標の段階もそうです。
生きていく中で、一生の中でもそうです。
勘、といったら、「山勘」のようで、適当なことのように思われがちですが、
本来の意味は、「物事の意味やよしあしを直感的に感じとり、判断する能力」の事です。
まさに今置かれている立場、仕事に当てはまる言葉です。
お産は全く同じお産はありません。
いろんなお産の経験や、スタッフ同士や医師や助産師看護師の立場での見解、などを合わせて、今、目の前のお産の予測を考える勘。すごくすごく大切です。
改めて、運鈍根・勘、ということを学ばせて頂きました。
書くことは好きですが、本を読むことは好きではない私(最近は意識して読むようにしています、簡単な本を・・)にとって、運鈍根という言葉すら、知りませんでした。
何かに取り組む時、運鈍根・勘、この言葉を意識しながら、頑張ってみてもいいかな・・と思いました。
卒業式や入学式の校長先生のお話の中でよく、良い言葉を話されていることがありますが、この年齢になるとほとんど覚えていません。いやいや、その時も聞いてなかったかも(笑)
もっとちゃんと聞いて、教訓となること、覚えておけばよかった・・と今更ながら思います。
でも、この年になってからでも、遅くないかな・・。人から教わること。
運鈍根・勘。
頭に入れておきます。
運も、鈍も、根も、そして、勘も、養います!
叔父さん、ありがとうございます。
eri.hosoda

忙しいときこそ・・

毎日、今日も、昨日も、おとといも、この一週間、赤ちゃんラッシュです。いろんなお産に立ち会いました。
院長含め、スタッフ、みんな、一生懸命です。
毎日、忙しくても、赤ちゃんが元気・・。それが、一番。
楽しくできる理由として、今、いらっしゃるママさんが、みんな一生懸命なこと、笑顔があること、楽しく過ごされていることです。
おっぱいをしながら、笑い・・
点滴の針をさしながらも、面白い話をし・・
沐浴をしながら、スタッフとママと赤ちゃんと会話をし・・
バタバタしたあとに、ホッと一息、スタッフと雑談・・
どんなときも、しかめっ面、ふくれっ面はありません。
なんだか、不思議です。
昔の私、若い頃、(もちろん他の病院です)、忙しすぎて、もう!!!と、スタッフ同士で顔を合わせたら、愚痴ばっかり言っていた自分は、なんと、未熟だったことでしょうか。

何だか、若い頃、先輩に言われた?怒られた?一言を思い出しました。
「意思が伝わらないのは、伝える側に全責任あるんだ・・!」
ということ。その時は、そんなことない!なんて、突っぱねてました。
でも、今、やっとわかる気がします。
ママさんを見て・・・。スタッフを見て・・・。
スタッフが楽しく接してくれているから、ママさんも受け入れられて笑顔でいてくださって、だから、スタッフも忙しくても笑顔でいられて、笑いが見つけられ、だから、ママも笑顔で・・。
お互い、伝える側伝えられる側として、うまく成り立っているのかもしれません。
もちろん、人と人。合う合わない、個々の常識の違いはあります。その時その時の気分や感情もあります。
それでも、みんな大人。
負の事は、みんな、自分への糧にしている気もします。

また、明日も赤ちゃん、生まれるのかな~?
このお産ラッシュ、いつまで続くのかな~?
eri.hosoda

新年

遅くなりました。
かなり・・。
でも、あけまして、おめでとうございます。
今年も、たくさんのご家族とお知り合いになれて、元気な赤ちゃんが生まれてきてくれることを願います。
そして、お産の方だけでなく、女性みんなが、20才代は20才代の、40才代は40才代の、70才代は70才代の、ライフスタイルが保つことができるように、細田クリニックは頑張りたいと思います。

お正月、元旦はお産の方もおられず、初詣に出かけました。
初めて八坂神社に行ってきたのですが、すごい人。
お参りするまでに、人の山に並び、じりじりと前に進まなくてはいけません。
お賽銭の金額を吟味し、いくらだったら、神様はお願いを聞いて下さるのだろうか?なんて、セコイことを考えながら待つ私。
やっと、順番。
院長と娘と私の三人で、同時に手を合わせお願いするけど、きっと、私が一番たくさんお願いしているはずなのに、一番に最初に顔を上げた私でした。
そして、また、人の山をかき分けて、退散。
初詣も、体力要ります。
でも、神様もたいへんだろうな・・と思いました。
こんなにたくさんの人が、次から次にお願い事をし、中には、自分で努力せず、神頼みだけは必死でする人もいるだろうし。1つならともかく、何個もお願いする人も多いはず。
年始早々、神様もイラっとされていることでしょう。
全部、願い事効いてもらえないのも、わかります。覚えられないだろうし、内容もややこしいはず。
私が神様なら、「何なん。それ。わけわからん。」「そんなこと、知らんわ。」と、そっぽ向いてしまそうです。

それから、3人で、人があまり歩かない路地を歩いていたところ、突然、チャリンとお金が落ちる音。私の前に10円玉が落ちました。
周りには、私たち三人しかいないから、他の人のものではないのは確実。
横の家の二階からか?と、眺めましたが、窓も開いてないし、人もいません。
カラスが加えてきて、私たちのところに落としたのか?と空を眺めましたが、カラスどころか、虫1つ飛んでません。
私と娘はしゃべりながら、院長の1mほど後ろに歩いていたので、院長の体から、10円玉が落ちてきたのです。
不思議な現象。10円玉を持って、ケラケラ笑いながら出た結論・・。
八坂神社の人ごみで、後ろから投げられたお賽銭が、院長のジャケットのフードかカバンの上なんかに乗っかっていて、歩いているときに落ちたのでしょう。
確かに、私も、ブーツの中に、誰かの5円玉が入り、出してお賽銭箱に投げました。娘も、頭に、お金が当たりました。
だから、院長の体にも当たっていたのでしょう。それに気づかず、歩いて、数分後に落ちた、ってことです。
すぐに落ちず、何分も経ってから。
その10円、院長は、神様じゃありません。
なので、翌日、通りすがりの小さな神社でお賽銭として、見ず知らずの方のお祈りの代わりに入れておきました。

新年早々、付いています。
たった10円玉ひとつで、おなか抱えて笑えたことは、幸せなことです。
今年も、明るくスタッフと仕事始めができました。
元気な赤ちゃんが、次々に生まれてきてくれています。
日常では、意識しないと忘れがちな、感謝。でも、元旦だけでなく、毎日、いろんなことに、いろんな人に感謝して、過ごしていきたいと思います。
eri.hosoda

2012年

あと28時間ほどで、2012年が終わろうとしています。
年末だからと言って、何も変わらないわけですが、
日頃、掃除をしないところに手を出したり、いつも買わない食材を買ったり。
少々、お金と労力を使いますが、けじめとして、必要だと思います。
今、きんとんを作りながら、パソコンを開けています。
おせちは、止め!と、何度も思うこともありますが、
先日のあるテレビ番組の街頭インタビューで、主婦100人のうち「50人はおせちを作ります、40人はおせちを買います&実家から貰います、残り10人はおせちは食べません」でした。
めんどくさい、と思いつつも、何らかの形でおせちを食べている日本人なんですね。
あるスタッフが、年末年始は、ご主人の実家に帰って義母と義妹とすべておせちを作りま~す、と言ってました。20歳代です。若くても、雰囲気を感じ、楽しみ、それを受け継いでいくのでしょう。
そうですよね、クリスマスには、みんなケーキを食べ、チキンを焼き、バレンタインにはレシピを探してチョコを作り、儀式とは言え、外国物には必死ですから。おせちも、同じであって欲しいと思います。
我が家は、毎年、お重箱に詰めるまではいきませんが、何品かは作って、小さな和のトレーに並べます。
あんなに「おせちは嫌い!」と言っていた娘が、「今年は、何作るの?」と聞いてきたことは、母親としては、若干うれしい限りです。
さて、明日は、ゆっくり過ごせると思います。
ちょこっとクリニックのお花をお正月バージョンにして、終了。
いつも、手作りのしめ縄を作るのですが、今年は、赤い縄が見つからず、欲しい材料を揃えられず、やめちゃいました。

この1年、たくさんの赤ちゃんが、それぞれの家族の元に生まれてきてくれました。
私たちは、たくさん、いろいろなご家族と接させていただきました。
細田クリニック、スタッフが、お役に立てたでしょうか?大切な出産場面で、活躍できたでしょうか?
みなさんに、お一人ずつお聞きしたい気分です。
少なくとも、スタッフ、院長、私は、その場面場面で、無意味な仕事はしていないつもりです。
元気に生まれてほしい、という気持ちは、いつのときも、全く穢れていません。
反省することもありますが、決して、反省で終わることなく、次にいかせられる、そんな1年だったと思います。
元気に生まれてきてくれて、笑顔で退院してくださって「ありがとうございました」
もちろん、私から、スタッフにもたくさん「ありがとう」
スタッフを支えてくださっている家族にも「ありがとうございます」
院長や私の友達にも、業者の方にも・・・・。
本当に、みんなに「ありがとうございました」です。
2013年、もっともっと、2012年以上に、ママパパ、スタッフの笑顔が見たいと願っています。
eri.hosoda

またまた、あっちもこっちも

2011年1月13日のブログにも書きました。
物が壊れるときは続くものです。

今月に入って、あちこち、故障・破損が目立ちました。

外来待合のエアコン。
突然、スプレーからガスが漏れるような音が出現。業者さんに見てもらったら、機能には直接問題ないけれど、ガスを調節する弁が壊れているとのこと。待合の真上で、かなりの異音だったので、早急に直していただきました。

先々週の土曜日の朝、突然、主電話が通じなくなりました。一大事です。
(その間、クリニックに電話をかけていただき、不通だった方、本当に申し訳ありません。この場で、お詫び申し上げます。)
即、業者に来ていただいて、原因を追究するとともに、仮の電話に転送する手続きを行いました。
何分、土曜日。原因がわからず、月曜日まで、かかります・・、今すぐに、復旧は無理です・・、との見解でしたが、何とか、復旧しました。
不通の間、慌てふためく私と業者の動きを見かねて、妊婦健診の付き添いでいらっしゃっていたパパさんが
「電話の仕事をしているんです。僕でよかったら、見ましょうか?」と声をかけていただきました。壁の中に、体を半分突っ込んで、床に半分寝コロがる姿勢で、1時間ほど、私服で作業をしてくださいました。
業者もお手上げ状態だったので、神の手に思え、本当に本当に、ありがたかったです。

病棟のシャワー室の電気ストーブ。
ある日突然、ショート。
更衣室は、さすがに電気ストーブがないと寒すぎます。
私の使っている電気ストーブを代替に置き、新しいのを購入するために、電気屋さんに走りました。

2階詰め所の入り口ドアのドアクローザー。
ねじが、はずれ、ぶら下がり状態になりました。
トンネルの天井が落ちるように、不意の出来事。
即、応急処置をしていただき、本日、ドアを持って帰っていただいて、二度と外れないように修繕していただく予定。

オートクレーブの故障。
医療関係者以外の方は、聞きなれないとおもいます。手術やお産のときに、使用する器具を滅菌消毒する機械です。かなり、高価なものですが、これが、なかったら、外来、お産、手術、に使う機械が滅菌できません。たちまち、困ります。点検してもらったら、年数的に寿命でしょう、修理不能、とのこと。早急に代替機を持ってきてもらい難を逃れ、今、新しい機種の選定中。

シュレッダーが破損。
クリニックには、ゴミ箱に捨てられない個人情報がわかってしまう書類は山のようにあります。
日々、時間を見つけ、山積みになった紙をシュレッダーに掛けていたのですが、突然、モーターが停止。
たたいても、少し休ませても、復旧しませんでした。製造業者に電話で聞くも、これも、修理不能。即、必要なので、購入しました。

病室のカーテン。
レースの遮光カーテンが、劣化してきて、糸が部分的にほつれてきました。
ほとんど、開け閉めしないので、生地そのものは、ほとんど大丈夫なのですが、カーテン上のホックを掛けるあたりがほつれてきています。新しいカーテンにするか、修繕するか、見積もったところ、新調した方が、お得なことがわかりました。防炎で、かつ、生地もよく、ウオッシャブルで、などなど考え10種類ほどの生地から、選んで、現在、発注中。

インターネット不通。
どこからか、ウイルスが入った模様。パソコンにウイルス退治のソフトは入っているものの、防ぎきれないウイルスは数えられないほどあるそうです。
電話不通騒ぎの翌日だったため、関連があるか?と思ってしまいましたが、関係なく、何かインターネットを開けているときにウイルスが悪さをしたのでしょう、とのこと。
即、直していただきました。

などなど、まだ、高額の出費が続く年末です。
でも、こういう修理や新規購入に、お金を出し惜しんでいてはいけません。
物も生きています。寿命があります。突然、壊れることもあります。
誰かのせいでなくても、何もしなくても、エンジンが止まることもあります。
折角、入院費でいただいたお金。無駄使いはしません。患者さんの目に付くところや必要なところには、待ったなしで出費は当たり前のことです。
何でもかんでも容易に買うという精神はありませんが、続くときは続く!と、心して、新しいものに更新していこうと思っています。
このブログを打っているパソコンも、耳鳴りのような「ピー」という音がしています。まあ、これは、バックアップも取っているし、経理作業に私だけが使うものだし、患者さんに直接影響するものではないので、後回し(笑)です。
eri.hosoda