春って、前向きで明るくてウキウキする季節。
そう思えるようになったのは、つい最近です。
私、春が嫌いでした。大・嫌いでした。
理由は、2月14日バレンタイン、3月14日ホワイトデー、そして4月14日の私の誕生日。
彼氏がいないときなんか、なんで私は恵まれないんだろ・・、その末4月14日にひとつ年をとってしまう・・。
一ヶ月ごとに襲ってくる世の中の幸せモードが悲しくて・・。誕生日までも自分で勝手にマイナス方向に考えてました。
そんな理由はほんの一部。
3月になれば、夕方の日の暮れも少しずつ遅くなり、仕事帰りも外は明るく寒さもマシになってきます。でも、どこに行くあてもなく、自宅に帰って、夜勤に行くために仮眠に入る・・。なんて、マンネリ化したこの生活。私って、なんでこんなことしてるんだろうか?と、感じるのが、春の頃。
それに、3月は、新しい生活のために仕事を辞める前途希望に溢れる人たちの送別会。
4月には、新しい生活のために職場にやってくる夢いっぱいの人たちの歓迎会。
私って、何回これ、繰り返すんだろう。その人たちを見て、私、なんも変わってない・・と自己嫌悪。
それが、一番悲しかった理由かもしれません。
そうしながらも、5月の連休くらいには、なんの悲しさ暗さもなく、4月までのくよくよした気分を忘れて、遊んだり騒いだりしている自分があるのです。
このことを人に話すと、結構、「私も春は嫌だよ~」という友人がすごく身近にも何人もいました。
「春は、仕事帰りに涙が出てきていた」「もう来年こそ、心機一転しよう~と思ってたよ」と教えてくれる人もいました。
でも、最近、そんなこと(春が嫌だってこと)コロッと忘れてたのです。理由はわかりません。
今も、2月3月4月、それぞれ14日がやってきます。(注*年をとるのは嫌だけど・・・。)夕方、日が長くなったことも、昔と同じように感じ取れます。
でも、毎日、みんなとしゃべったり、お産や仕事の話はもちろん、主婦スタッフと主婦話や子供の話、若い子たちと若い話(笑)。
家でも、息子にわ~わ~怒りつつすっきりと、娘に「春に遊びに行こう~」と言われ「そんなん、無理~」と言いつつも頭の中で行ける段取り考えたり。
3月にいとこの結婚式に主人と参列。心から祝福し、親族みんなで盛り上がり、また、一人新しい親戚が増え、新しい出会いが楽しみになり、すごくうれしくなったり。おじさんおばさん、たくさんのいとこたちがいてくれることのありがたさを身に染みて感じたり。
今、土から出てきた虫のように、何かしよう~と蠢いています。何かは、決められないんですけど・・。
でも、もうすぐ、また、暑い暑い熱帯地方のような暑さになるはず。
それまでのつかの間、この春を感じられることだけでなく、3月生まれ4月生まれのベビーちゃんに接して、そのママパパと話して、その時々のスタッフと楽しんで過ごそう・・、そう思います。
こういう風に思える自分が、そして、人間って変われるんだってことが、すごく不思議です。
このブログを読んで、多くの友人が「むかし、お互い春って嫌だったね・・・」と、過去形で思ってくれていることでしょう。
eri.hosoda