最近、すごくいい天気です。
雲もほとんどなく、空気も乾燥して澄み切っています。
天気予報を見ていても、日本海側は雪だるま、京都府南部以南は、すべて、
太陽マークです。
日本海で育った私は、冬に太陽が注ぐこと、青空を見ることは、殆どありませんでした。いつも、空はグレーでした。それが、普通と思っていました。
大人になって、太平洋側で生活し始めたとき、冬に青空を見ること、冬がこんなにすっきりしているということに感動。
それ以来、日本海へ戻ることはありえない・・と思うようになってしまいました。
小・中学生の頃は、冬の3ヶ月は、長靴で登校。
高校は、雪のため、休校になることは、日常。
時には「今日の1限めは、門から下駄箱までの雪かきです」という日も・・。
家でのお手伝いは、苦痛そのものでした。今のように、お湯がいつでも出るわけではありません。瞬間湯沸かし器というものは、キッチンにしかなく、大きなものや雑巾を洗うのは、外で氷のような水・・が当たり前でした。手は麻酔がかかったように麻痺していました。しもやけは、あって当たり前でした。
屋根の雪が軒下に落ちて、1階の窓の真ん中以上まで雪で埋もれていました。
こんなところで生活していたから、少々の雪や寒さには驚かないつもりでしたが、さすがに、京都の生活の方が長くなった今は、雪がほんのり積もることだけで、うゎ・・最悪・・と思う自分に変化?していました。
人間は良いも悪いも環境に慣れるものです。
今年は、年末年始にかなり積もりました。
そして、16日の夜から17日の朝にかけても、真っ白に積もり、自転車すら危険で、歩いてクリニックに出勤。
でも、雪が降る中、うっすら日差しもあります。そして、亀岡方面から来る車の上には、10センチ以上の積雪を積んだまま、街に向かいます。
クリニックの前の歩道も、滅多に見れない景色だったので、携帯で撮ってみました。その1枚です。
あっちも、こっちも・・・
クリニックも丸5年を過ぎると、いろいろとメンテが必要になってきます。
定期的に保守をしているものもあれば、「壊れました」という報告で買い換えるもの・・。
いろいろです。
最近では、あちこちのプリンターが故障続きです。
紙が毎回詰まったり、受付の領収書発行のプリンターにはインク漏れのような線が出てきたり・・。
点検をして、修理をしてもらうだけで、新しいプリンターが買えるくらいコストがかかってしまいます。それなら、新品を買ったほうが無難かも・・。悩んだ末、今プリンターは注文中です。
昨日は、受付のコンピューターから、突然、激しく「ピーーーーー」という音が鳴り出しました。どこを触ってもどのスイッチを押しても止まらず、受付さんと大慌て。業者の方に連絡中に、これまた、突然、止まりました。原因はわかりません。でも、そろそろ機械の限界かも・・とのこと。
超音波のプリンターも新年早々、映りが悪く、真ん中に線が入ってしまいます。
修理依頼中・・。
年末の大掃除でスタッフが発見。手術室のベッドのコンセントについているアースが、突然ボキっと折れていました。ベッドの使用には全く影響しないですが、今、コンセントの先の部分を注文中。
私たちが外から出入りするドアが、きっちりと閉まりません。
主に、私と院長しか使用しない扉なんですが、開けるのは鍵で開けて、勝手に閉まってくれるドアです。それなのに、閉まらなくなりました。またまた新年早々に業者さんに直していただきました。五条に面している環境だから、仕方ないそうです。
家のエアコンも不調です。
あまりにも寒く、滅多に点けないリビングのエアコンをONにしたら、暖房なのに冷房の風しか出ません。暖まるはずの部屋がドンドン冷え切っていきました。寝室のエアコンも、タイマーにしていないのに、1時間でプチっと切れてしまいます。よりによって、例年にない寒い冬なのに・・。
あちこちの修理や買い替えをするたびに、年月が経ったことを意識してしまいます。
そりゃそうですよね・・。
超音波も、何十人のお腹の赤ちゃんを2D3D4D・・と毎回毎回フル活動です。多くの方の卵巣や子宮を院長の目と同じくらい見てくれています。
毎日毎日・・。
コンピューターもそうです。毎日毎日、ボタン一つで動いてくれます。
修理も買い替えも、仕方ないことです。
酷使しているから、寿命はきますよね。
ちなみに、院長の故障(骨折)は、取り替えるわけにもいかず、おまけに年齢も加わり、かつ、お産や帝王切開では、力仕事をするため、2ヶ月過ぎた今も完治不能です・・どうしたもんだか・・。
eri.hosoda
謹賀新年
2011年今年もよろしくお願いします。
今年の元旦は、前日の大晦日から大雪でした。
こんなお正月、何年ぶりでしょうか・・。
普段なら5分ほど離れたところに行くのに、車で20分ほどかかりました。
ノーマルタイヤでの移動は、怖いものでした。
元旦、ほとんど家ですごし、家族で初詣に行きました。
よく考えてみたら、家族全員が1日の殆どを同じ空間(自宅)で過ごしたのは、開業して初めてのような気がします。主人がお産でクリニックだったり、私も仕事してたり、子どもは、友達付き合い優先の生活になっているし・・。そんな、お正月が多かった近年でした。
2011年1月1日は、個々別々のことをやっていましたが、家で迎える家族でのお正月の雰囲気を感じました・・(笑)
2日、雪どころか、日差しが暖かく感じる1日でした。
主人といっしょにウォーキングを兼ねて、梅宮大社へ今年2回目のお参りに行きました。
梅宮大社は、安産・子授けの神様。
普段は、あまり宗教を信じたりしない日々ですが、クリニックを代表してしっかりお参りしてきました。
そして、今日4日。
スタッフと顔を合わせるたびに、改めて新年のあいさつをし、気を引き締める朝でした。
そして、初外来。
休診の6日間分、今日の外来は混み込みで、さらに、まだ、ご主人の会社がお休みの方も多いのか、殆どの方がご家族での妊婦検診が多く、待合の席が足りなかったように思います。申し訳ありませんでした。
でも、今日見えたほとんどの妊婦さん、かなり意識されていたのか、体重アップもほとんど正常内で、ホッとする外来だったように思います。
たくさんの年賀状、ありがとうございました。すごくうれしかったです。
スタッフみんなで笑顔で見させていただきました。
今年も、たくさんの喜び、出会いがありますように・・。
eri.hosoda
12月31日
今日で2010年も終わりです。
いろんな反省、多くの感謝、たくさんの驚き、すべて振り返り
あったかい大切な1年だったな・・と思いにふけりました。
お正月の買い出しは昨日までにちょこちょこ済ませてあったので(大した買い物はないですけど、紅白のかまぼことか、お正月のお箸とか・・)
雪が積もる今日31日は、家の片づけに精を出します。
午前中はクリニックに行き、お正月の花をアレンジして、しめ縄を飾り(両方手作りです)、今日の勤務してくれているスタッフにご挨拶をして帰ってきました。
1年の終わりですが、それは始まりです。
「終わりは始まり」私の大好きなボーカリストの信念がこれなのです。
(知ってる人にはそのボーカリストが誰かわかるでしょうけど)
私も常にそう思います。
自分にもそうですが、人にもそう伝えることが多いです。
お産のあとにも、「さあ、これから長い長い道のりが始まるよ」
と声かけます。そこでハッと気付かれるお母さんも多いわけで、
赤ちゃんを産むことはゴールではなく、スタートなのです。
そんな毎日の中で、わが子からプライスレスの幸せをたくさんもらいます。
そのためには、育てていくこと、食べさせること、しつけること、いっしょに笑い、いっしょに泣く、時には怒り、悲しむ・・。
いろんな人に出会います。いろんな人に助けてもらいます。
いろんな人に教えられ、諭されます。
今年も私にたくさんの話しをしてくれた、周りの家族やスタッフ、いろんな方々に感謝し、来年は、自分の考えの幅も広げいい1年を過ごしたいと思います。
このブログを読まれた方だけでなく、感謝の思いはたくさんの人に伝えたい気持ちです。ありがとうございました。
あと、今年は10時間ありますが、310人の命が生まれてきてくれたことの喜び、スタッフがすごく元気に頑張ってくれていること、家族がみんな元気であったことに喜びを感じられることに感謝です。
そうそう、今年1番大きな赤ちゃんは、12月に生まれた4000g少しの元気な赤ちゃん。お母さん、頑張られました。
クリニックはじまってから、3番目に大きな赤ちゃんでした。
来年もよろしくお願いします。
eri.hosoda
消防避難訓練
12月20日、14時クリニックで出火という想定で、消防避難訓練を行いました。
過去は、個々にイメージトレーニングは行っていたものの、実際に消防士の方を招いて訓練を行ったのは初めてです。
京都市内の開業医の方に数人お聞きしたものの、実際訓練を行っているところはほとんどなく、大阪の開業医の先生に細かく聞き、手順書やチェック表を参考にさせてもらいました。
でも、建物も従業員の数、また、大阪市と京都市では書類などの手順も全く違い、ゼロから開始です。
避難訓練リーダーチーム?を作り、何度か集まって想定やセリフを考えました。
空いてる時間に首から提げる名札を作成もしました。
セリフ入りの計画書をみんなに配り、数日前からみんな必死です。
消防士の方いわく、マニュアルどおりでもいいのでイメージを作っておくことが
大切・・とのこと。
本当はどんな火災が発生するのかわからないけれども、何か一つストーリーを決めて展開することは訓練にはなるのでどうぞやって下さい・・とのお言葉だけで背中を押された感じです。
実際、想定だけでなく、火災発見者や通報係、患者役などみんなに配役があります。
紙面上とは違って、それぞれにかかる時間配分などチグハグになってしまった場面もありましたが、大きな大きな自信につながったのではないかな・・と思います。
なんと言っても、みんなの真剣さ。
すごかった・・。
感動でした・・。(避難訓練で感動・・というのも変ですけど、みんなの真剣さや動きに感動したのです)
私も過去いろんな病院や学校で避難訓練をしていますが、正直、笑いながら・・しゃべりながら・・、若干タラタラ・・、やっていました。
今思うと、恥ずかしいことです。
スタッフは、動けない患者役のスタッフも、それを助けるスタッフもみんな、真剣そのもの。なりきってました。
始まる寸前まで、全員マニュアルを見て、いかにどう動いたらいいか確認。
なんだか、みんなカッコいい・・と思いました。
終わったあと、あるスタッフ「こんな真剣な訓練初めて。すごい。」と言われました。
そして、訓練中に消防士の方から厳しく指導されたことは、すぐに個々に反省。
火事は絶対起こしてはいけないし、今のクリニックの建物は、防火基準も100%守られているので大きな火事には絶対ならないと思います。
でも、訓練は必要です。
イメージを常に持つこと。そして、それに真剣に取り組むこと。
今のスタッフは完璧です。
時間あるときに、夜の場合、お産中の場合、外来真っ盛りの場合、などなどシュミレーションしていき、更に応用が効くようにしたいものです。
写真は、避難訓練後に消火訓練をしているところと講評してもらっているところ、消火器の実演を全員やってみたところ・・です。
来年は、こんな年末にするのではなく、もう少し気候のいい季節に計画しようと思います。ちなみに、20日は雨も降らず、気温も16度。院長一人半袖です。