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風疹

最近、妊婦検診時、妊婦さんから、あるいは、妊婦検診に一緒にこられたご主人の多くの方から質問があります。
「私は、(嫁は)風疹、だいじょうぶですか?」と。
まだ、細田クリニックにかかっていらっしゃる妊婦さんで、妊娠中、罹患された方はいらっしゃいませんが、
流行は、近畿も流れ込んできています。
都道府県別分布を見ると、兵庫県、大阪府が全国トップの罹患数。
数日、忙しくて、厚労省のHPを覗いていませんでしたが、グラフで提示されていました。

7月19日付けで、「風しん対策の更なる徹底のお願い」という通達が厚生労働省からありました。
下記、抜粋してそのまま載せます。

1.風しんの定期予防接種対象者に対し、積極的な接種勧奨を行うこと。

2.妊婦への感染を抑制するため、特に

[1]妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族

[2]10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い者)

[3]産褥早期の女性 のうち、明らかに風しんにかかったことがある、予防接種を受けたことがある又は抗体が陽性であると確認ができた者を除いた者に対して、任意での予防接種を受けることについて、検討いただくよう、周知を図ること。

3.貴管内の産婦人科医療機関等に対し、妊娠中に風しんに罹患(疑いを含む)した女性に対しては、無用な不安をあおらないよう留意の上、妊婦からの相談に応じるなどの適切な対応を行うよう、周知を図る。

となっています。
すでに、外来に来られた、妊婦さんで、この通達を読んでいらっしゃた方もおられました。
クリニックの外来診療も、インフルエンザと同様、意識を上げています。
厚労省が最後の3に唱う様に、不安になりすぎる必要はありません。
妊娠中の方は、妊娠初期の検査で、風疹の抗体を採血で調べています。
検査結果で、「問題ないですよ」と言われている方は、問題ないですのですが、
それでも、不安・ご心配な方は、次の診察時、お聞きください。

eri.hosoda





本格的夏!

昨日から、暑さが変わりました。
数日前まで、朝晩は、まあまあ過ごしやすかったのですが、昨日おとつい辺りから、違ってきました。
いよいよ来たか・・と、この暑さを体で感じる今日の朝です。

一昨日の大雨、すごかったです。夜中の3時過ぎから、1時間半ほどですが、家が叩き潰れるのではないか?
と思うほどの、集中豪雨でした。
さすがの私も目が覚めましたし、どんな大きな音でも気づかない息子も、しばらく怖くて寝られなかったと言ってました。主人は、家中の窓を締めて、ニュースを見て、あまりにもの凄さで外を眺めていたそうです。
朝のニュースでも、トップ記事に上がるほどの雨。
九州地方では、こんな雨が何日も続いたのですから、川も氾濫し、土砂崩れも起こるでしょう。
災害にあわれた方々、本当に、怖くて大変だったことでしょう。心から、お見舞い申し上げます。心配です。

でも、決して、遠くの話ではありませんでした。
クリニックも浸水したのです。
まずは、地下の自転車置き場。
あらゆるところから溢れた土砂が朝、たくさん残っているのです。
きっと、一瞬、地階が浸水したのでしょう。
外来の階、つまり、五条通りから、雨水がすべて地下に流れた模様。
雨の降ってるその時、クリニックとお隣のネッツさんとの間の階段は、おそらく見えないくらい滝になっていたでしょう。
きっと、、地階の側溝は溢れて、地下が浸水したのでしょう。

そして、気づいたのは、クリニックの中まで浸水していたのです。
地下にあるフリールーム。(母親教室をしたり、平日、入院患者様にお食事をしていただくお部屋です)
窓というか、シンプルな、床から高さ2mほどの片開き窓。
もちろん、鍵もかかってセキュリティーがかかっていますし、天井から雨漏りする場所でもないし、形跡もありません。
きっちり窓は、締まっているのに、雨水が入ってきて、フリールームの4分の1が浸水!!!!
危うく、テレビも危ないところでした。
気づいた朝には、水も引いて、形跡しかなかったようなのですが、あの豪雨は、窓なんて、役に立たないのですね。
私は、現場を見られなかったのですが、スタッフが慌てて電話してきてくれました。
即、掃除してくれましたが、とんだ災難でした。
(想定外のお仕事、ありがとうございます)
近日中に、土嚢を買います。また、あの豪雨があったら困りますから。
この京都の真ん中で、土嚢を買うなんて、考えもしませんでした。
どんなに機械が発達したり、スマホでなんでもわかる時代になっても、自然は侮れません。
怖いです。
生活も、時には命も奪っていく・・・・、思い知りました。
eri.hosoda

計画停電

今週になって、関西電力さんが、計画停電の予定スケジュールを発表されました。
原子力発電が停止し、電力の供給が減った現実を考えたら、そういう対策も必要なことなのでしょう。
しかし・・・・。
実施が、7月2日の月曜日から。
もう、1週間もありません。
付近の開業産科に確認したら、殆どの施設が、「自家発電もないよ!」と大慌てでした。
関西電力に確認したところ、告知はするものの、何の援助もできません、かつ、実施時間の2時間前に最終決定がなされるので、自分でHPより知ってください・・とのこと。
府や医師会に問い合わせても、まだ、検討中とか、自家発電機購入の補助、くらいしかありません。
今日、自家発電機を注文しても、到底、今回の計画停電には間に合いませんし、去年震災の後、直ちに自家発電機を購入した細田クリニックには(6ヶ月待ちでした・・)、1円の援助もないわけです。
文句言っていても、仕方ありません。
計画停電が実施されないように、まず、節電。
そして、停電が実施されることを想定して、準備だけはしておかなくてはなりません。
スタッフの協力はもちろん、患者さまのご協力もお願いしなくてはなりません。
関東で、計画停電をされたクリニック(関東では夜の10時11時というパターンもあった様子)では、
各部屋ろうそくを用意したとか、まだ、3月なのでカイロで暖をとってもらったとか、外来を全て休診にした、とか、
いろんな話を参考にさせてもらいました。
おそらく、少しでも節電することによって、計画停電は避けられるのではないか・・と、勝手な思い込みもあるのですが、
本当に停電が実施された場合の策を昨日から、急ピッチで進めました。
自家発電機は2台用意していますが、使用する医療機器の優先度、その中でも、アンペアによっては、無理な場合もあります。それらを業者さんに来ていただき、夜遅くまで検討しました。
自家発電機には、ガソリンもいります。ガソリンは、特殊な容器でしか販売してもらえないそうです。
特殊な延長コンセント・リールもいるそうです。
厨房の確認もしました。
パソコンの業者にも手配しました。
外来患者様に、ご協力のご案内も渡し始めました。
酸素、電話、などあらゆる業者に確認しました。
(電話は、停電でも使用できます。酸素も使えます。)
いざという時の母体搬送先も確認中です。
懐中電灯の再チェック、充電できる医療機器の再チェックもしました。
慌しいですが、こんなギリギリに告知を受け、しかも、自分たちの力で何とかしなさい!と言われれば、
やるしかないのです。
人工呼吸器使用や、透析施設は、府の方で策をとられたそうですが、お産施設には気配りされなかったのが事実・・。悲しいことです。

http://www.kepco.co.jp/index.html
関西電力からのプレスリリースです
細田クリニックは5-Bグループですので、受診時は確認していただきたいと思います。

皆様に直接お知らせするのは、難しいので、個々で関西電力のHPで確認していただくしかないのが現実なのです。
(関東も同じく、HPから知っていただく方法しかなかったそうです。)
なお、2時間前に最終実施決定か否かの発表があります。
停電が実施されるその際、外来時間にかかっているようでしたら、お急ぎの状態でなければ、日を改めていただくご協力をお願いしたいと思います。

計画停電が1度もないように、強く強く祈っていたいものです。
そのためにも、一人ひとりが節電の意識、再認識しなくてはいけませんね・・。
eri.hosoda

取り留めのないこと

梅雨に入り、じとじとする日が、今日か今日かと思いながら過ごす毎日です。
まだ、「暑~、じっとり~」という日はありませんが、来週は、大雨の天気予報です。
いやだいやだ・・・。

さて、題に記したように、取り留めのないことを、つらつらと書きます。
 
クリニックとは、関係のないこと(基本的にはプライベートのことは書かないようにしていますけど)です。
家の洗濯機が、壊れました。
修理しても、かなりの修理代がかかるとのことなので、新しい洗濯機を購入することに。
ポイントを使って、更に、値切って、かなり、お得な値段で買いました。
今日の朝、搬入。
古い洗濯機を退けると、「これは、何だ!!!!」と思う、ホコリ。
いやいや、「ホコリ」なんてものではなく、湿気を含んで、ホコリの物体化した、泥のようなものが、はびこってました。ゾッとしましたが、私しか、今掃除する人がいない、数分で、新しい洗濯機を置かれる、という状況で、
根こそぎ、その物体化した、ホコリを取りました。
ホコリだけでなく、いろんな物が出てきました。
私のピン。輪ゴム。歯磨き粉のキャップ。
そのあたりは想定内。
驚いたのは、梅干の種があったこと。
きっと、息子が梅干を食べて、種を洗濯機横のゴミ箱にプっと吹いたところ、うまく入らず洗濯機の下に入ったのでしょう。
確実に100円玉を落とした記憶があるのに、出てこなかったのは不思議・・。

聖子ちゃんが、結婚しました。
「ぶりっ子」という言葉を生み出させた、超本人。
ママになってもアイドルを貫いた「ママドル」
50才でも、きれいでイキイキした生き方。
真似したいけど、なかなかお金と時間がない・・。いや、そういう問題ではなく、土台がないのだけど・・。
見た目だけでなく、お金では買えない新しいことに、ドンドンチャレンジしていきたいものです。
今の年齢は今しかないんですものね。

ちょっと、悲しい(くやしい?)ことがあり、泣いてしまいました。
その場にいた、スタッフに、むちゃくちゃ癒されました。
涙がボロボロ出て、泣けてくるのに、そこで泣く自分に笑えてくる、こっけいな光景。
ティッシュをくれて、何だか、いっしょに笑ってくれていて・・。
その日の夜、その場にいた二人がメールくれました。
「そんなこともあるさ。」
「私たちの前は泣いてもいいんだから、全然OK」
それらを見て、また、ホロホロきてしまう私でした。

髪型を変えました。
息子から一言。
「散髪に行って、何で髪の毛増やしてきたん?」
増やしたつもりありません。パーマかけたら、想定外に(想定内かも)爆発したのです(笑)
「散髪に行ったんじゃない!美・容・室!!女性に散髪なんて言ったらあかん!!せめて、髪切った?髪型変えた?とか、パーマかけた?って言うの!!わかった~?!」(笑)
こうして、爆発した髪型をごまかしました(笑)

書き出したら、ドンドン出てくる取り留めのないこと。
取り留めもないことが、沸いてくることは、平和ってことでしょう。

eri.hosoda

はじめまして

2012年5月19日の夕方、スタッフの出産がありました。
妊娠がわかったときから、早くでておいでね・・とか、ママはこんな事言ってるよ・・などなど、
たくさんたくさん、お腹に向かって、話しかけてました。

前駆陣痛かな?結構、腰が痛いからクリニック行っていい?という電話で来院。
18時到着、子宮口8cm!
18時51分、小さめのかわいい女の子を出産!!!
超スピード出産でした。
改めて、本当に、本当におめでとう。

素敵なお産でした。
きっと、彼女自身、気心知れてるスタッフがいてくれることで安心でしょうが、反面、いいお産しなくちゃ、というプレッシャーもあったはず。
でも、本当に素敵なお産でした。
楽しい、赤ちゃんとのご対面の場でした。
その場は、私たちは、命の観察をしなくてはいけない医療の場ではあるけど、
パパとママ(本人たちは、父ちゃん母ちゃんと言わせるとか・・)に家族が増える大切な「時間・空間」です。
2人家族が3人家族になる、大切な大切な、二度とない、その瞬間です。
「おめでとう!!!!生まれたよ!!!!!」
その時の彼女は、生まれて間もない我が子を抱き、
「うまれた~~~!!!あはっはっは・・ひゃーあはははは・・」
ずっと、大笑い。大きな口を開けて、とにかく笑顔。いや、声に出してケラケラ爆笑です。
私たちも、それにつられて、みんな大笑い。
「おめでとう!!!やったね~まってたよ!!!あはっはっは・・ひゃーあはははは・・・」
どれだけ、笑ったでしょうか。
感動の涙は、目の中だけで、一瞬にして、大笑いの分娩室になりました。
パパは、「生まれた生まれた・・。ありがとうござます・・」と連呼です。
こんなに、笑いながら新しい命を迎えられたことは、感動的です。
なぜ、彼女は爆笑したのか・・、本人もわからなかったそうですが、
とりあえず、笑いがとまらなかったとか。

生まれる直前には、愉快なエピソードもありました。
さあ、生まれるよ・・という直前に、彼女が陣痛の合間にご主人に伝えました。
「さあ、ビデオとカメラ、用意しといてよ。もうすぐだし。」
そのとき、ご主人。
「え!!!!もう生まれるの?!!!ビデオもカメラも家。持ってきてないよ。だってまだまだって言ってたやん・・・。」
とタジタジで発言。オロオロ、ソワソワ。
彼女は、この日のために買ったビデオを持ってこなかったことに激怒。
「取りに帰って!!!!!!もう!!!!何してんのよ~!!!!!」と、ほえてました。
(余談*その瞬間、私は思いました。ご主人に、ここまでほえた彼女を見て、この夫婦は永遠に仲良く大丈夫!と。夫に本能のまま自分を表現できる夫婦はどんな困難も乗り越えられるはず。思ってても言えない、自分を押し殺す、そんな夫婦、しんどいですもん、きっと。)
でも、もう、自宅に取りに帰る時間はありえないくらいドンドン赤ちゃんは生まれようとしています。
スタッフと私は、慌てるご主人に、「もう取りに帰らず、そばにいて上げて」と静止しました。
それで正解。その会話の後、15分もかからずに生まれたのです。
ビデオで残ってなくても、みんなの喜びや笑顔は忘れない記憶に残っています。
これから、何回もビデオの出番はありますよ。

ご主人の立会いは、決して「立ち見」ではありません。
分娩室の全ての人と一体になって、夫として、ママを励ましてほしい、それが一番です。
パパも自然に声がでます。自然に手を握るはず。考えて行動するのではなく、本能だと思います。
そうして、家族が増えたことが自然に感じ、これから始まる一つ屋根の下での生活、いっしょに喜怒哀楽を感じるこれからの生活。それが家族。
そのスタートを彼女の出産に立ち会って、改めて、目の当たりに感じました。
ありがとう。
父ちゃん、母ちゃん、がんばりすぎず、がんばってね。

補足*ここに記すことは、本人に了承済みです。
eri.hosoda