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雑感

もう2月!
お正月が終わったところ、と思っていたのに、もう2月になっていました。
2月は28日で終了。これまた、早く感じてしまうのでしょうか。

いくつか思うことを書き記します。

先日、テレビでおれおれ詐欺のニュースを特集していました。
こんなに、話題になっていても、つい騙されてしまう・・、わかってても騙されてしまう・・。
それが、おれおれ詐欺なんでしょうけど・・。
我が家にも、数年前、かかってきました。まだ、主人が市立病院に勤務していた時のことです。
犯人「すいません、弁護士の〇〇と申します。あの、ご主人様が手術のミスを犯されまして、今、市立病院の院長先生から依頼を受けました。公立病院なので、公にしたくないので、示談にしたいようです。つまり、費用が掛かってくるので、その件で、お話したいのですが・・。」
その会話だけで、私は、「ひゃー、うちにもおれおれ詐欺かかってきた!!!!」と直感!
おれおれ詐欺は息子や孫からかかってくることを総称していますが、振り込み詐欺も同じです。
私「え?いや~ん、どうしましょ。(←わざと慌てたふり)院長先生(市立の)に代わってください。私も、院長先生を存じてますので(←本当に知っていました)、直接お話ししたいです。」
犯人「、あっっっ、今ぁぁぁ、院長先生は席を外さっれっ・・ていまして・・」
私「そうですか。でも、私と話すより、今日主人は年休で休みをとっています。主人に代わりますね。・・・・ちょっと~病院からの弁護士さんから電話!!!!手術ミスしたのぉ??」と誰もいない2階に向かって、大きな声で主人を呼ぶ私。もちろん、主人は、仕事に行っており、家にはいません。私の一人芝居。
その瞬間に電話はガチャンと切れました。
あとで家族に話して、大笑いでしたが、役者をした私でも手は震えてました。
これが、何か月も話していない孫や息子の件だと、あわててしまう人がいてもおかしくないなあ・・と常日頃思っています。

インフルエンザが、大流行です。
京都は、いつも、国内で流行っている感染症は下火傾向ですむことが多いのですが、今年のインフルは違います。
連日、インフルの症状の患者さん、妊婦さんから電話がかかってきます。
どうか、お子さんがインフルの方、お子さん連れでのご来院はご遠慮ください。時々いらっしゃるのです・・。
どうか、咳、熱の症状の方、インフルでなくても、マスクを着用してください。マスク、コンビニでも売ってます・・。
どうか、症状がインフル?という方、直接来られるのではなく、まず、電話でご確認してください。
どうか、症状がインフル?風邪?の方、面会をご遠慮ください。ママさんは、産後は抵抗力落ちてます・・、ましてや赤ちゃんも・・。
どうか、うがい、手洗いを徹底してください。基本です・・。
きっと、ピークは今だと思いますが、もう少しの間、ご協力お願いします。

妊婦になったスタッフがお産しました。
毎日、2時間の散歩、体重管理、ほぼ合格で出産。みごとに、安産。
しかも、陣痛開始の21時ころ「明け方に出産しますよ!絶対に!」と宣言し、バッチリその予想通り、朝、5時32分男の子出産!!でした。
おめでとう!!本当にいいお産でしたよ!!
eri.hosoda

新年

2014年がスタートしました。
今年もよろしく願いします。
この1年も無事、過ごせますように・・。

お正月はたまたま、出産がなく、穏やかなクリニックで年を明けたのですが・・・。
4日からスタートした外来。本当に満員電車のようで、待合室にプラス10個以上の椅子を補充したのですが、それでも、パパさんやお子ちゃまたちは、待合室でウロウロしていただく状態。
診察にお呼びする私たちの声も、人の壁で揉み消されてしまっていました。
6日の夜診くらいまでは、本当にご迷惑をおかけしました。申し訳ありません。

出産も、お正月は赤ちゃんもお腹の中でのんびりしていたかったのか、三が日が終わったと同時に
「おめでとう」の連続です。

たくさんの年賀状もいただきました。
ついこの前、出産じゃなかったっけ?と思うけど、つかまり立ちしている赤ちゃんの写真付きの年賀状や
今年は幼稚園の年長です!と書かれていて、ビックリの年賀状などなど。
休憩中に見させていただき、みんなで話に花咲きました。
今年の年賀状で思ったこと。
細田クリニックに32週あたりまで通われていて、そのあと、関東や北陸、九州、東北、全国あちこちに里帰りされたママさんからの年賀状が多かったのです。最後の妊婦健診では、「里に帰っても頑張って!」とエールを送り終了ですが、その方々は、出産だけでなく検診時の一コマ一コマも覚えていてくださったのだなあ・・と、うれしく思いました。
どれも、うれしいお写真付き年賀状でした。

院長と私も、初詣に。
2日の昼から出かけたのですが、すごい人!お賽銭入れる前、人にもまれました。
松尾大社はクリニックのあたりの氏神さんなので、しっかり!たくさん!お願いしました。
(余談ですが、最近、初詣の神社では、混乱を避けるため、ガランガランとならす鈴?は取り外されているのですね)
松尾大社の境内では、何人ものママさんに出会いました。
1か月前に3人目さんを帝王切開で出産されたママさん。というか、1人目さんからのお知り合いなので人ごみの中、パパさんと最初に目が合い「あ~!!おめでとうございま~す!」と言った後、その後ろに、ママさんとお兄ちゃんお姉ちゃん。さすがに生まれて1か月の赤ちゃんはお留守番でしたけど・・。
クリニックでのお産1000人目さんのご家族にも会いました。赤ちゃんだったのに(そりゃそうだけど)、屋台のたい焼き(だったかな?)をおいしそうに食べていて・・。
あの時の赤ちゃんが、こんなに大きくなってる!!!!と、感動!
クリニックから松尾大社まで歩いて35分。ノンストップで早足で歩こうと決めていたので、汗が出るくらい頑張りました。帰りの後半10分は少々無言になった二人でしたが(笑)
歩いている間も、何人ものママさんやちびっこちゃんに会いました。

こうして迎えた2014年。
何があるでしょうか?
うれしいこと、たのしいこと、たくさんあってほしいです。家族にも、スタッフにも、患者さまにも。
でも、つらいこと、かなしいこと、いやなこと、あるかもしれません。でも、避けて通れないなら、仕方ない。みんなで頑張って、みんなで過ごしていくしかないのでしょう。
なかなか難しいですけど、生きているだけで感謝できる自分になれるよう、日々大切に過ごしたいと思います。
そうしたら、まだまだ、未熟な自分から、少しは大人になれるような気がするのですが・・・2014年。
eri.hosoda

大晦日

今年もあと3時間。
その3時間が終われば、何が変わるか・・。
正直、何も変わりません。
でも、気持ちを新たにするけじめはつけられるはずです。

この一文を書いた後、10分間、この1年の反省と思いを書きつつ、そして、削除し、
また、書いて削除し・・。
だって、反省なんて、山ほどあります。
思うことも書ききれないほどあります。
たとえば・・・・
新しい頼もしいスタッフが増えたこと、反対に惜しまれて去っていったスタッフ、など人との出会いや別れもありました。
この年にして、はじめて口にした(食べた)ものもあります。
この年になって、小さい頃から使っていたのに、間違って覚えていた言葉があったことも気付きました!!!
(知った時は、無茶苦茶びっくりです)
たくさん笑いました。
泣くことは、少なくなったかな?
大嫌いな読書にも挑戦中です。
家事は、そこそこ手抜きを覚えてきました。でも、基本嫌いじゃないです。
ブログも、月2~3回と回数は減りましたが、続けています。
書くことも大事ですが、何を書こうかそれを考えている時間が大切だと思うことにも気付きました。
大切なスタッフのみんなに、公私ともに支えられ、楽しい思いを共有させてもらいました。
家族も誰も風邪1つひきませんでした。何より救われることです。

来年は、新しい出会いがもっとあるかもしれません。
たくさんの新しい命が生まれてきてくれることでしょう。
新しい出来事、びっくりなこともたっぷりあるかもしれません。
すごく楽しみな1年になってくれますように・・。
ふんわりした、あったかいクリニックでありますように・・。
正直に平等に、心安らぐ1年でありますように・・。

2014年も、よろしくお願いします。
eri.hosoda

クリスマス

あっという間に、12月の半ばを過ぎました。
つい最近まで、今年は暑すぎるね!異常気象だね!が、挨拶代りでしたが、一気に全く逆の、寒くなったね!今年は、寒さきついね!と変わりました。
暑かったら文句を言い、寒いと文句を言い・・。人間は、わがままなものです。
そうとわかっているものの、起きられない理由を寒さにするここ数日です(笑)

さて、クリニックもクリスマスの雰囲気です。
クリスマスの絵はがき、クリスマスの置物、あちこちに置かれています。
ほとんどスタッフが飾ってくれていますが、その1つ1つを買いだしてきているのは院長。
どれも高級なものはありません。
1000円までくらいの小さなサンタさんや150円くらいのポストカード、などなど。
何万もする絵画を飾るよりは、季節ごとに少しずつ変える方が1週間2週間ごとに来院される患者さん妊婦さんには喜んでもらえそうだからです。
小物を選んでいる院長も、なかなか楽しんでいる様子。
外来診察室、受付、内診室、詰所、ベビー室。
目につくあちこちで、季節を感じてもらって、クリスマスか~とわずかな瞬間でも思ってもらったらそれでいいのです。

bigなもの、あります。受付前のクリスマスツリー。
高価というほど高級ではなく、この大きさのツリーにしたら、安価で買ったのですけれど。
去年まで(正確には今年の11月末)まで、ホワイトクリスマスツリーでした。
ホワイトも、きれいであまり見かけないツリーでしたが、備え付けの電飾が購入した翌年に破損。電飾だけ買い足して、クルクル巻き付けて使っていました。それでも、5年ほど使っていたように思います。
さすがに、今年、倉庫から出して来たら、ホワイトツリーが薄茶ツリー!になりかけていて、若干ベトーとしていて(笑)。
ツリーはクリニックの入り口に置いているので、汚れるのは仕方ありません。
でも、小さなお子さんがすごくうれしそうにツリーを眺めて、手に触れるツリーの先っぽをチョンチョンと触ったりしている光景をよく見ます。
そんな夢のある大きなツリー。汚かったらダメでしょ・・ということで、11月末に新しく購入しました。
今度は、グリーンの以前のホワイトツリーよりやや小さめのツリーです。
夜が本当にきれいです。電飾も夜の方が映えます。
真夜中に、五条通りから見えるツリーも自動ドアのガラスに反射して、あったかいツリーです。
先日、外来に来られたママさんの3才の息子ちゃん。かぶりつきでツリーを眺めてました。ずぅぅぅ~とです。何を感じているのでしょうか。どう映っているのでしょうか。
何ともかわいい、ほのぼのした光景。キューンとしなりました。
私も、1日の終わりに、少しだけボーとクリスマスツリーを眺めることがあります。
日常に追われる毎日ですが、普段と違う瞬間を持つことで自分を取り戻す余裕が生まれます。
不思議。クリスマスツリーなんて、小さいころから、どこででも眺めていたはずなのに・・。
 
ツリー

学び

今日、京都市保健福祉局からの研究会に出席してきました。
机といすに3時間。眠くならないかな・・と心配しましたが、大丈夫。
「児童虐待の未然防止」というテーマでしたが、実際は「DVへの実際的な支援」の話で、引かれる内容でした。

DV・・・
誰もが、聞いたことがあることば。
大事にならないように、専門の支援センターへの介入が必要です。
そのために医療者として、早い段階で積極的に係っていくこと。
1.DVは、人の前ではほとんど見えないので、難しい。
2.子どもの虐待は、ほとんどが夫婦、家族の関係に問題があること。それに加えて、経済的問題。
3.また、暴力だけでなく、言葉の暴力、束縛、性的暴力、在留資格や入籍など協力しないや否定する、言いたいことが言えない、気を使ってしゃべらなくてはいけない、それら、全てDVなのです。ひどいか軽いかの違いはあると思いますが。
幸い、細田クリニックでお産された方で、明らかにDVの被害者と思い当たる方はほとんどいらっしゃいませんが、見極めが難しいのは事実。
たった、数日の入院で察することは不可能かもしれません。
でも、これから先も何気ないスタッフの洞察力・観察力が救いになることもあるはずです。
実際、この人DV受けているかも?!と感じるのは、「彼といつ出会ったの?」「知り合ってどれくらいで結婚したの?」という何気ない会話が重要なケースもあるそうです。
3時間しっかり聞いてきました。勉強しました。

そして、研修会場で20年前の同僚(後輩)に会いました。
1年目2年目でひよこちゃんだった彼女も、もう、大きな病院の管理者。
すごいなあ・・と思いました。知り合ったころは、何年か年下の後輩でしたが、今では、とっくに私なんかを超えたすてきな彼女。
彼女に言われました。「Tさん(私の旧姓)、20年前は、厳しかったわ(笑)・・・・。でも、あの頃楽しかった。懐かしいみんなと一回大集合しましょうよ。計画してよ~!」と。
人間関係は、何歳になっても複雑。でも、そんな中、たとえ仕事で知り合っても、仕事を超えて深まっていく友情もあります。そんな友人がたくさんいてくれることを再認識しました。
もう、先輩後輩ではありません。大切な深い友人です。
久しぶりに会い、仕事の事家族の事子どもの事、たくさん話しして、笑いました。数日前にも会ったように違和感なく話せて楽しかった。
そして彼女を見て「まだまだ、もっともっと、みんな頑張っているんだ・・」と私の気持ちに喝が入る再会でした。
まだまだ、自分は甘いなあ・・。

DVのこと、旧友に出会えたこと、学んだことは大きい1日でした。
eri.hosoda