細田クリニックのひとりごと

雑念

①・・・・・昨日から、北京オリンピックが開会された。
北京は、10年くらい前に、友達と2泊3日で旅行に行ってきた思い出がある。
そのころは、まだまだ、昔風で、自転車のラッシュは当たり前で、英語はどこにも見当たらず「トイレ」や、「コーヒー」すら、禁句のような時代だった。
それが、こんなに開発され、マナーまで出来て感心した。
(10年前の北京は、エレベーターから降りてくる人乗る人が同時で、降りる人が降りてから乗る、という日本人は取り残されて乗れなかった思い出もある・・)
報道では、貧しい人たちは、かなりつらい思いして(無理な立ち退きや、労働)、今のオリンピックの準備がなされたようだが、あんなに立派な開会式が行えるなら、これから先は、きっと、いい風潮に改善されることを希望してしまう。
②・・・・・開会式は、長く続き、家のことをやりながら、チラ見しかしていない。
日本が入場した時は、たまたま、パソコンを使っていたので、ジーと見ていた。
さすがに、民族衣装(着物)は着てはいなかったが、もう少し、すっきりしたユニフォームだったらいいのに、センス悪~・・と素人なのに、偉そうに思った(笑)それに、知らない国が多いこと。どこにあるのだろう。国の7割が砂漠?国の半分が湖?そんな国もあるんだ~と思った。
③・・・・・知らない国があるくらいだから、知っている人がいることはない。でも、いつも、思うのだが、今、生まれた赤ちゃんはいろんな素質・可能性を無限に持っている。20年後、細田クリニックで生まれた赤ちゃんの中で、オリンピックに出場しているかもしれない。世界の〇〇選手!と言われているかも!きっと、それがわかったときは、そのころ働いていた(今のスタッフだ)数少ないスタッフで、薄らになっている記憶で自慢するのであろう(笑)
そうだ、前にブログでも書いた記憶があるが、男子バレーの荻野選手は私の母方の遠い遠い親戚にあたるらしい。おばあちゃんのいとこのなんとか・・くらいの親戚というより、知ってる人、というレベルだが。それでも、あの数えられない選手の中で、まず、言葉が通じるのが日本人だけだし、その中でも、私と共通の話ができるのは、唯一、荻野選手であろう。・・・と勝手な想像の世界を膨らましてみた。
④・・・・・オリンピックを離れて・・。
昨日、自転車のストッパーが緩くなり、自転車が止められなくなった。それで、「私の仕事中に、自転車屋さんに持って行って直しておいて」と息子に伝えた。
しかし、しばらくして、戻ってきたメール、「あれは、やり方が悪いだけ。壊れてない」と。確かに、帰ってきて見てみたら、しっかり自転車は止まっている。関心!
こどもと思っていても大人化はしているのだ、と思った。
・・・これから先は、どんどん子供のほうが上回っていくことが増えていくのだろうな。そして、今はこどもに、あ~しなさい、こうしたら?、ということが多いが、あっという間に、逆転するのだろう。こどもを扶養、ではなく、こどもに扶養される時期がもうすぐ来るのだろうと思った。
そういえば、最近、硬いビンの蓋が開けられないとき、主人がいなくても、「ちょっとこれ開けて」と言えば、息子が開けてくれる。
なのに、主人は息子に負ける、ということが許されないみたいで、時々どこかの帰りの公園で、「おい、ちょっと100m一緒に走ってみよ」と息子に言う。ちなみに、息子は陸上部100mの一応選手。唯一の特技。人生折り返しを過ぎている主人が息子に勝てるわけがない。ありえない。案の定、タッチの差ではあるが、負ける。でも、主人は「今日は、靴が悪い・・」とか、「最近忙しいし、運動してないからな」と肩で息をしながら、負け惜しみを言う。息子は平然な顔をして無言で先を歩く。私の思いと同じく、「いつまで、俺に勝てると思ってるのか!!!!」そう思っているだろうに。
こどもの成長を見ること=確実に年をとっている。
               eri.hosoda