今週になって、関西電力さんが、計画停電の予定スケジュールを発表されました。
原子力発電が停止し、電力の供給が減った現実を考えたら、そういう対策も必要なことなのでしょう。
しかし・・・・。
実施が、7月2日の月曜日から。
もう、1週間もありません。
付近の開業産科に確認したら、殆どの施設が、「自家発電もないよ!」と大慌てでした。
関西電力に確認したところ、告知はするものの、何の援助もできません、かつ、実施時間の2時間前に最終決定がなされるので、自分でHPより知ってください・・とのこと。
府や医師会に問い合わせても、まだ、検討中とか、自家発電機購入の補助、くらいしかありません。
今日、自家発電機を注文しても、到底、今回の計画停電には間に合いませんし、去年震災の後、直ちに自家発電機を購入した細田クリニックには(6ヶ月待ちでした・・)、1円の援助もないわけです。
文句言っていても、仕方ありません。
計画停電が実施されないように、まず、節電。
そして、停電が実施されることを想定して、準備だけはしておかなくてはなりません。
スタッフの協力はもちろん、患者さまのご協力もお願いしなくてはなりません。
関東で、計画停電をされたクリニック(関東では夜の10時11時というパターンもあった様子)では、
各部屋ろうそくを用意したとか、まだ、3月なのでカイロで暖をとってもらったとか、外来を全て休診にした、とか、
いろんな話を参考にさせてもらいました。
おそらく、少しでも節電することによって、計画停電は避けられるのではないか・・と、勝手な思い込みもあるのですが、
本当に停電が実施された場合の策を昨日から、急ピッチで進めました。
自家発電機は2台用意していますが、使用する医療機器の優先度、その中でも、アンペアによっては、無理な場合もあります。それらを業者さんに来ていただき、夜遅くまで検討しました。
自家発電機には、ガソリンもいります。ガソリンは、特殊な容器でしか販売してもらえないそうです。
特殊な延長コンセント・リールもいるそうです。
厨房の確認もしました。
パソコンの業者にも手配しました。
外来患者様に、ご協力のご案内も渡し始めました。
酸素、電話、などあらゆる業者に確認しました。
(電話は、停電でも使用できます。酸素も使えます。)
いざという時の母体搬送先も確認中です。
懐中電灯の再チェック、充電できる医療機器の再チェックもしました。
慌しいですが、こんなギリギリに告知を受け、しかも、自分たちの力で何とかしなさい!と言われれば、
やるしかないのです。
人工呼吸器使用や、透析施設は、府の方で策をとられたそうですが、お産施設には気配りされなかったのが事実・・。悲しいことです。
http://www.kepco.co.jp/index.html
関西電力からのプレスリリースです
細田クリニックは5-Bグループですので、受診時は確認していただきたいと思います。
皆様に直接お知らせするのは、難しいので、個々で関西電力のHPで確認していただくしかないのが現実なのです。
(関東も同じく、HPから知っていただく方法しかなかったそうです。)
なお、2時間前に最終実施決定か否かの発表があります。
停電が実施されるその際、外来時間にかかっているようでしたら、お急ぎの状態でなければ、日を改めていただくご協力をお願いしたいと思います。
計画停電が1度もないように、強く強く祈っていたいものです。
そのためにも、一人ひとりが節電の意識、再認識しなくてはいけませんね・・。
eri.hosoda