細田クリニックのひとりごと

午前0時過ぎ

今帰宅。
時計は0時を回り、25日に変わっている。
一週間に何回かある。夫婦そろって、仕事終了が午前様という日。
最初の頃は、時間を気にして、こどもたちの夕飯は・・・とか、スーパーがしまってしまう・・・とか気にもなっていた。
しかし、今では、少々のことではこどもたちも平気になっている。
お産か、緊急入院か、私たち二人とも遅いということは、何かあったのであろう、と推測できて、前日の残りのおかずをすませたり、みそ汁くらい作ったり。
それなりにこどもたちも、少しはたくましくなったものだ。
その反面、私は、全く成長していない。
経営者としての私、まだまだ、スタッフに満足いく気配りができていない。物の管理、お金の管理、人の管理、建物の管理、外での交渉や接待、一生懸命やっても全く力及ばず。どんなに、スタッフに嫌な思い、我慢をしてもらっていることであろう。書き上げられないくらいあるに違いない。
助産師としての私、産婦さまがお産に満足してもらえているのか、日々自問自答。元気なお母さんと赤ちゃんの顔だけが私の助産師精神を維持してくれているような気がする。
としての私、義父母とも入院しているにもかかわらず、毎日行くことができない。私の携帯に義父母から伝言が入っているが返事すらできずの毎日だ。自己嫌悪の毎日。
としての私、自分の親だと全くこちらからは音信不通状態。こどもだけがおばあちゃんとメールのやり取りをしている現状。音信がないのは元気な証拠、と偉そうに言いのけている。
としての私、ダメに決まっている。余裕を持って手をかけてやることはできない。(そんな年ではないが・・)まだまだ子供はこども。どこまでわかっているか疑問だが口だけはうるさい母であろう。
としての私、全く0点かも。心身(?)とも弱い私は1日のうち寝ている時以外フォローをしてもらっている。家事もかなり手伝ってもらっている、というより、やってもらっている。・・のに、文句を言ってしまう。ダメに決まっている。
こういう私。今、帰ってきていきなり座り込む私の横で
娘が私の白髪を抜いてくれている。
私「苦労してるから増えるんかな?」
娘「そういうことにしといたら・・。」
私が少しは苦労してることはわかってくれているのだろうか。答えは、何年かしてからわかるのであろう。
それまで、ダメな私が、少しは成長したと思える私にならなければ・・・。
               eri.hosoda