世の中の雰囲気と景色が季節を表していますが、年々早くなっているのをみんなが感じています。
ハロインが終わると、一気にクリスマス。
並行して、ひそやかにおせちの広告が広がり、クリスマスが終わるころ、
バレンタインのチラシ。
ついていくのに必死であり、気ぜわしくも感じることも。
クリニックも、11月中にクリスマスツリーを出しました。
同時に、小さなクリスマス小物もお目見えさせ、一気に12月モード。
毎年、ツリーのきらびやかさには、小さな子どもたちに人気はありますが、
中待合のソファーの壁側にある絵も人気です。
絵の中にある小さなLEDのライトの色がほんのり変わり、それによって、
絵の雰囲気も違って見えます。
高かったでしょ?
とか、
何十万してそう・・・
など言ってもらってますが、
実は、お小遣いで買えそうな値段なんです。
(ご想像にお任せします(笑)!!)
もちろんスタッフも、ふと立ち止まり、目をそこに映す・・・。
小さなくらい絵ですが、なごみます。
それから、11月の半ばから、一つの花を飾りました。
外来の3か所。
「クリスマスブッシュ」です。
あまり、日本の花屋さんでは見かけたことがなかったので、
ふと立ち寄った花屋さんで見かけたときには
悩まず、買いました。
クリスマスブッシュ。
本来は、オーストラリアの夏のクリスマスを告げる花なのです。
だから、寒い雪がちらつく日本のクリスマスには、向きません。
つまり、クリスマスと名がつく夏の花なんです。
(正確には、赤く花に見えるのはガクだそうです)
すごく、綺麗で、ほの暗い中待合の片隅とエレベーターの前と内診室の正面。
3か所に置きました。
ほとんど、枯れてしまいましたが、まだ、中待合にひっそりと。
もう、ドライフラワーみたいで、タイムリミット・・という感じですが(笑)
何年か前から探していた、クリスマスブッシュを買った!!という満足が
私はうれしかったのですが、もっとうれしかったのは・・・・
スタッフが、すごく、このクリスマスブッシュに興味を持ってくれたことです。
一人二人ではなく、何人ものスタッフが
立ち止まって、時には、しゃがみこんで
「これ、きれい!!」
「これ何て言うの?」
「見たことな~い」
と、眺めてくれたこと。
片隅に置いてある、クリスマスっぽい、この見たことのない花。
そこに気付いて、興味を注いで、聞いてきてくれたこと。
スタッフひとりひとりの女性らしさ、気配り、やさしさを感じました。
一つの花をみて素朴に何か感じること、思うこと、その感性は
すごく人として大切だと思うからです。
そんなスタッフが細田クリニックにいてくれることは、すごく自慢です。
数日前、3才くらいの女の子がこの花の脇に
しゃがんでいました。
ママが「触ったらだめよ」
と言うと、その女の子
「見てるだけ」と。
その女の子、この花をみて、何を思っていたのでしょうね。
eri.hosoda