年別アーカイブ: 2018年

災害

6月は、あっという間に過ぎ、毎日バタバタとしており、
やること、考えること、悩むこと、嬉しいこと、盛沢山でした。
生きてる証拠です(笑)
ゆっくり、更新することができず、と思っていたら、
7月になってしまいました。

今回は、インスタ風に写真をメインにします。
アナベル
去年も差し入れしてくれたスタッフからのアナベル。今年も真っ白がきれいです。

 

 

父の日
娘たちから父の日のプレゼント。名前入りで、テンション上がる院長 。
まだ、父の日からあと、ビールを飲める日がなく、冷蔵庫の真ん中に鎮座してます(笑)

金魚
去年は、ペットボトルに泳がせてました。今年は、花器です。
注:本物ではありませんよ!

桂川 土嚢
左:これは今日です。桂川が荒れ狂っています。(業者さんがクリニックに来る前に撮って来てくれました)
右:警報が常に鳴る昨日今日。桂川の決壊やあふれることを危惧し、院長、地下の入り口に土嚢を並べています。昨日から、ずっと土嚢を並べる!とつぶやいてました。
京都市内、避難勧告、避難指示、ばかりですが、被害が少なく済みますように、と祈るばかりです。

eri.hosoda

ニュースより

今、テレビをつけると、日大アメフト部のの悪質タックルの問題ばかり。
昨日は、ニュース速報が流れたほどのできごと。

 

 

日本大学監督、コーチの記者会見。(今は、監督、コーチ)
20歳の日大生の会見。
被害側の関西学院大学の会見。
そして、それぞれのワイドショーやニュースの番組に出てくる、コメンテーターの意見。
どれも私たちには、真実かどうか、わかりません。
情報として入ってくるだけ。
それぞれの情報や意見を聞き、自分の考えを、スタッフや家族としゃべるだけ。
それでも、今までにない、事件だったので、衝撃的でした。

アメフトのことは、全くわかりませんが、 監督が王様で、そこには、逆らえない。
でも、強くなるには、それが普通。
昔からある、形ですよね。
私も、学生のころ、部活では、そうでした。
それでも、いい成績が納められたら、その努力、苦労は、自分のためだったんだ、と思いました。 努力、苦労、は、学生、子供のころは、ある程度は必要です。
でも、それが、何のための努力か、何のための試練か、何のための涙か、
その深い意味、そこが消えてしまっていたら、
すべて、目的を達成するためだけの、単なる洗脳でしかありません。

 

監督という立場だけでなく、
家族でも、職場でも、地域でも、学校でも、
自分の倫理観と違うことは、多かれ少なかれあるはず。
厳しさも、必要です。
でも、違法行為を指示すること、
人としての外れた道を示すこと、
勝ちたくて、試合に出たくても、違法なことをやってしまうことは、絶対いけません。
だから、何のために(勝つためだけでないこと)・・ということ、を当たり前に教えることは、
何を差し置いても前提です。

 

もし、うちの子が、違法行為を監督、コーチに指示されたら、
指示までされなくとも、そこまで追い込まれたら、 いったいどうしているでしょうか。
私なら、どうしたでしょうか。
その集団にいたら、究極の選択です。
違法行為をしなければ、試合に出してもらえない、
レギュラーでなければ、アメフトで入学しているのだから、すべてなくなりそう、
そうしたら、就職もこれからの大学生活も、大げさに人生も、影響するし、先はない、、、、
そう思い込むこともあるはず。
日本のトップクラスを狙う人、競う人は、誰もが思うことでしょう。
(つくづく、凡人でよかったと思いますけど)
やってしまった選手は、記者会見で話してました。
「追い詰められていたので、やらないという選択肢はなかった。」
「でも、少し考えれば自分がやったことが間違っていると前もって判断できたと思う。そうやって意識をもつころが大事だと思った。」 と。
やってしまった後でしたが、本来のスポーツ精神に気付けて、
人の道に戻れて、良かったと思います。
今、辛いでしょうけど、前に進める道があるなあ、と思いました。

 

昨日生まれたベビー、
一昨日生まれたベビー、
今日生まれようとしているベビー、
一番最初の、一番最小の、家族という集団に迎えられます。
その集団、家族は、ずっとずっと、最後まで、消えない・・・。
学校に行っても、
社会に出ても、
厳しいスポーツをしていても、
トップクラスの大学を狙っている時も、
家族は消えない・・・。
家族は大切な大切な、子供の「最初」の道しるべ集団。
学校へ、社会へ送り出すための、大切な大切な集団・・。

いい学校、一流の仕事、いい子、トップクラス、そこを求めるだけ、ではなく、
そこを求める意味(そこを目指すことは、悪いことではないので)を考え、
そこを求める過程を大切にする、自分の考えに偽りなく悪いことが判断できる、
当たり前だけど、人として、常識がわかる、すべて、人として・・・という成長をしてほしい、
そんな、大人に育ってほしいなあ、そう育てないといけないのが、まず、原点が家族かなあ、 と、思いました。

 

違法行為を指示したとされる日大前監督にも、育ててくれた、親、家族があったはずなのですが。

 

簡単なようで難しく、答えもなく、同じ考えもなく、結果論かもしれませんけれどね。
(注**あくまで、私の親論です。
「いやいや、一つのことでトップが一番、そのためには、他のことは捨ててもいい」
と思われる親、家族も、中にはいらっしゃるでしょうから。)

 

確実に言えること。
生まれたベビーの心は、真っ白です。

 

eri.hosoda

DIY

日々の生活の中で

こんなのあったらいいなあ・・・
ここは、こうだったらいいのになあ・・・
ここ直したいな・・・

と思うこと、よくあります。

家の中はもちろん、クリニックの中も。

そこで、スタッフDIY実施。

患者様が使うもの、には、DIYはしてませんが、
自分たちが使うところ、裏で目に触れるところ、をチェンジ&修理。

 

結束バンド、ワイヤーネット、シート、など、
あちこちの100円均一店で、調達。
物によっては、プロの職人が、材料を調達できる、専門店にまで足を運んでくれたり。
みんなアイデア出して、
手が空いてる時に作業して、
あーでもない、こーでもない、と工夫して、
何か所か、変化!

お金をかけ、新しく買えば、一瞬にして、新品になったりするわけですが、
そこをスタッフで、DIYしてくれるところ、なんか楽もしく、出来上がりは感動ものです。

元々、素人が何かを自分で作ったり修繕すること、がDIYですが、
みんなの発想に脱帽!
そして、あーだこーだ思考凝らすことで、結構、笑いました。
廃棄するものを使用したり、とんでもないアイデアをダメもとで言ってみたり。
楽しいなあ・・というのが、感想。

お見せできるのは・・・・詰所にある、棚の上面。
木の台だったので、毎日毎日、何年も、物を置いたり、少々濡れたものを置いたり、で、
塗装が剥げて、でこぼこになっていました。
でこぼこでも、仕事には、支障ないことなのですが、気持ちよく仕事をするにあたり、
すっきり、きれいに!

Inkedkore_LI

わかりにくいですが、この矢印のところなんです。
ひいたシートはゴム製で、何か置いても、滑り落ちず、ベストアイデア。
ただ、すごくタイヤのゴムのようなにおいが、まだ、残っていて(笑)
今は、一瞬、くさっ・・と思ってしまいます。
でも、このシート、買ってきてから、洗って、数日干して、マシになっているので、
これから日が経ち、使っていけば、気が付かないくらいのにおいになる!と想定!!
(買ってきた後、スタッフが通る階段に干してましたが、そこ通るたび、みんな、合言葉のように
くさっ!!と言ってました(笑)・・)

このゴムシート、こんなところから買ってきてくれました。
ホームセンタ
これを見つけてくれたことにも感動。
最初は、100円均一のリメークシートや薄い板を想定していましたが、プロが行くお店でこんなどでかいシート、しかも、厚さやゴムの性質も何種類もあって、その中から、これをチョイスしてくれて、50cmほどカットして買ってきてくれました。
台のサイズに合わせ、隅のカーブもピッタリの技、
私も院長も、出来栄えに、ほれぼれしました。

 

他にも、長くて、くねってしまう、吸引チューブの置き場を工夫してくれたり、
配電盤のスイッチに、触れないように、ワイヤーネットで防御壁?を作ってくれたり、
あちこちでDIYの業績があります。

仕事だけでなく、プラスアルファーは、みんなの個性発揮の場面。
もちろん、得意不得意ありますが、
出来栄えをみんなで、楽しんでくれているので、
最高です。
eri.hosoda

 

 

 

親友

昨日、友人から、ラインが来ました。
「お墓参り、今年は、いつ行く?」と。
毎年の恒例です。

大切な、大切な友人が、
14年前の5月にこの世から旅立ちました。

その時。

なぜこんなことが起こっているのか、
すべて何も変わっていないのに、
目の前で、彼女が息絶えようとしている現実。
過去のことですが、リピートで見るドラマのように、
覚えています。
その時の天気も、彼女を囲む空気も、鮮明に。
ガンの末期で、自宅療養していた彼女。
彼女が、旅経とうとしているその時、私は、彼女の手をさすっていました。
確かに、目の前の彼女は、意識こそありませんでしたが、全身で息をしていました。
生きようとしていたと思います。
生きたい!と思っていたはずです。
でも、私にも、家族にも、どうしようもできないから、
私は、
彼女の二人の子供を抱きながら、必死で彼女に語っていました。
いや、叫んでいたかもしれません。
二人の子供は、まだ、14年前は幼児。
子供たちは、理解できないその場。
家族みんな集まっているし、少し、ハイテンションだったのでしょう。
お母ちゃんの友達の私が、久しぶりにそこにいるものだから、
日ごろの出来事を私に報告したりしていました。
「わかったよ。だから、お母ちゃん起こしてあげて!!!」
「お母ちゃん!!と言ってあげて!!!触ってあげて!!!」
私、そんなことを言っていたと思います。
子供たちは、無邪気に、
「お母ちゃーん、ただいまー!」
「ただいまって言ったら、お帰りー!って言わないと(笑)」
「お母ちゃんな、いつもは、お帰りーーって、言わはるねんで(笑)」
「今日は、寝てるわ」
そんな子供たちのいつもの無邪気な表情の中、彼女は、旅経ちました。
その場の光景は、1か月前も、1年前も、何も変わらないのに、
確実に、彼女は、その時、逝ってしまいました。
二人の子供たちの声、聞こえていたのかどうか、
そばにいる、家族の声、感じていたのかどうか、
どんな、気持ちで逝ってしまったのか、
きっと、彼女は自分のお母さんに、ありがとうと言ってたでしょう、
多分、ご主人、子供たちと握手しながら、じゃあね!と明るく言っていたことでしょう、
すべて、だれも、わかりません。
14年経った今でも、この世では、確かめられません。
でも、残されたみんなの中に、
彼女は、明るいハキハキ優しい、その面影はしっかり、残していってくれました。
その直後に見た、彼女の自宅玄関に飾ってあった写真。
1年前の家族旅行の写真でしたが、子供たちとはしゃぐ彼女のピース姿が、動きそうでした。

 

二人の子供たちは、すくすく育ち、二人とも、立派です。
上のお兄ちゃんは、社会人。
弟も、勉強頑張り中です。

私たちも、毎年5月には、彼女の眠るお墓に、しゃべりに行きます。

いつもきびしい、それが優しさの彼女。
なんでも、話せた、心友。
まだ、彼女が病気にもなっておらず元気な時、
逆に、私が危なかった時があって、
その時、ベッドの上の私の顔をなでながら、言ってくれた言葉。
「何もいらないけど、健康が大切だね。病気したら、健康のありがたさ、わかるよな。
元気になろっ!なっ!」
年下だったけど、お姉さんのように力強く言ってくれました。
その彼女が、その言葉から1年後、逝ってしまい。

子育て終わったら、海外旅行行こうな、
開業したら雇ってな、
恋愛のこと、
子育てのこと、
おいしいもののお店のこと、
夫のこと、
患者さんのこと、
お産のこと、
開業のこと、
たくさん話しました。
しぐさも言葉も声も、覚えています。
今も若いままの彼女の表情で。

 

友人から「お墓参り、いつ行く?」
のラインが来る4月の後半。
ふとクリニックにいても、彼女を思い出す、そんな時期です。

 

(クリニックに関係のない内容で失礼しました)

eri.hosoda

 

桜咲く

 

本当に今年の桜は、早いです。
もう、満開!
毎年4月のブログにアップするのですが、10日ほど早い気がします。

今日は、郵便局へ行く道、桜のアーチの下を歩いてきました。
小さいお子さんずれのご家族、老夫婦、営業の途中の息抜きっぽいサラリーマン、
いろんな方が、桜の下で、スマホやカメラを向けておられました。
のどかな風景です。世の中みんな、幸せで、ゆとりがあるように見えるのは、桜のせいでしょうかね。

今年も堂々と咲き誇る、貫禄さえ感じる桜並木ですが、
毎年、思うことがあります。
この桜を植えてくれた人たちのことです。
どんな方でしょうか?どんな思いがあったのでしょうか?
この立派な桜並木を想像しながら、植えて下さったのでしょうか?
多くの人たちが楽しそうに、うれしそうに、この下を歩くイメージされながら植えて下さったのでしょう。

いつからこの桜並木があったかは、不明ですが、50年は経っている様子。

そのころの植木職人さん、1本1本丁寧に植えて下さり、
今、こんなに生きているのです。

ありがとうございます、感謝です、と思ってしまいます。

世の中には、数えられないくらい、たくさんの仕事があります。
「仕事をする」の「仕事」には、
人の心や形、として残り、見たり、語り継がれたりする、そんな思いが込められる仕事もあるわけで・・・・。
そんな仕事をしてくださる方が多くいらっしゃるから、今、私たちは、平和を感じるのかもしれませんね。
こんな思いを馳せる場所が、クリニックの真横にあることがうれしくも思いました。
すごくラッキーですよね。

IMG_6838肉眼ではもっと豪華なんですけどね

 

IMG_6846川に写る影もくっきり。

 

IMG_6848桜のトンネルも今が絶好調。

 

IMG_6849今年はユキヤナギもきれいです。

eri.hosoda