先日、母親教室のあとの、母子健康手帳返却時、1つ気づきました。
親子手帳、親子健康手帳、と表紙に書いてある、他市がありました。
そうですよね。
私は、以前から思っています。
母子健康手帳という言い方は、もう、やめてほしいなあ・・と。
もちろん、記載されている中身は、ママの体のこと、ママの思い、赤ちゃんのこと、生まれてからの子供の成長、それらを書く欄ばかりです。
でも、それは、ママと赤ちゃんのためだけではありません。
新しく家族となる命を守る記なので、パパも大きく関与してくるはずです。
もちろん、その手帳にパパの血圧、おしっこの検査を書くことは、必要ないことです。
(もちろんシングルで出産される方も時にはいらっしゃいます。)
でも、パパもママの体のこと理解してほしい。妊婦健診に来られないなら、記されている内容からだけでも、ママの体を知ってほしいと思います。
パパさん。
ママの今の血圧、知ってますか?ママの今の体重、知ってますか?
そして、その血圧がママの体と赤ちゃんに、どう影響しているのか、どういう意味か、知ってますか?
なぜ、体重が増えたらダメか知っていますか?
ママががんばっていること、知っていますか?
パパの血圧は書かなくても、パパの体重は書けなくても、書かれているママのことを知る権利、義務はあります。
どうか、ママだけの持ち物とは思わないで下さい。
パパも愛着持って開いて見て下さい。
お産で入院の時、スタッフに母子手帳を出していただきますが、ママではなく、パパに「母子手帳下さい~」と言うこともあります。その時、「え?母子手帳?どれですか?」とママのカバンの口を開けて、ゴソゴソ。
陣痛でしんどいママに「どれ?」と聞いてるパパ。時には、私たちにカバンの口をひろげて中身見せて下さる方もいらっしゃいます。
カバンの口開けたら、母子手帳が1番に目立っているのですけどね・・・。
ママは、肌身離さず、持ち歩いておられることでしょうが、せめて妊婦健診のあった日は、パパ、中身を見せてもらって下さい。
ママも忘れず、パパに見せて下さい。
母子健康手帳と名の付く、親子手帳なんですから・・・・。
だから、白紙ではなく、書けるところは、しっかりと書いてあげて下さいね。
今の思い、連絡先・・・。
書かなきゃ、みんな共通の活字が書いてある、ただの冊子。
書いて初めて、中身がそのママの色になってこそ、パパが見る意味があって、価値があるのです。
eri.hosoda