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VALENTINE


今年もいただきました、院長へのチョコ。


いただいたチョコは、ゴージャスでした。 11粒、すべて、違う形。区切りがない箱の中で、そろってない小さなチョコが、はだかで、それでも、綺麗に並んでいます。そのあたり、ヨーロッパ(made  in フランス)のチョコらしく、そこも魅かれました

 

今年は中身だけでなく、深紅の箱に、同じ色の幅広いリボンも魅力的。


チョイスしてくれたスタッフが、パッケージに引かれて決めちゃいました!と教えてくれただけあって、目を引く!インパクト大! 持ち帰って、冷蔵庫に入れた時も、白っぽいものが多い冷蔵庫で、ひときわ目立つ赤でした。

それから、フランスのメーカーなのに、箱には、VOYAGE EN ITALIEと書かれていて、イタリアの旅行をイメージしてる、という、不思議なメッセージ。 コンセプトは何なんでしょうね~


味は言うまでもなく、美味!!!!! 一口かじり、コーヒーを飲むと、何とも言えない溶け方で、ついついパクパク食べてしまいそうですが、そこは、ちょっと抑えて、毎日、1粒ずつ。 あと、2日ほど楽しめそうです。

追伸・・・・今年も私がいただいたかのような感想になってしまいました(笑)
が、もちろん、院長からのおすそ分けです~ でも、ありがとう~です(^_-)-☆
eri.hosoda

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雑感

1月もあっという間に後半。 
時間の経つのが早く感じるのはなぜでしょうか。1時間は60分、1日は24時間、全く変わってないのですけど・・・感じ方が変わるのは、年のせいでしょうかね?

 

さて、今日は、京都も初雪です。
昨夜、お産が終わり帰宅した院長は、夜中の0時。
その時は、寒さだけで、雪はまだ降ってませんでした。そのあとから、深々と降って、朝には真っ白になっていたのですね。
yuki
今日の朝8:30のクリニック前。歩道はべちゃべちゃになっていますが、空からはまだ、今も、静かに降り続いてます。早く止んでほしい~

 

いくつかの感じた事、記載しておきます。

 

先日、あるママとお話ししました。
妊娠中、私がそのママと何気ない会話の後に「話し、聞くよ」と声をかけたそうです。そのママの場合だけでなく、ママの言葉の端々や表情に、私の中で、何か感じ「ん?」「何か悩みありそう」「何か聞いてほしそう」があると、いきなりではなく、最後に、なんとなく私からそんな風に声をかけることがあります。その時も、そうだったのかな?と思います。
でも、そのママ、聞いてほしいことがあり、話ししようかな?と、一瞬思ったそうですが、なぜか「話し、聞くよ」の一言で、悩んでた不安に思ってた、その話を言葉で伝えなくても、気持ちが楽になったとのことでした。
その時の様子を数日経ってから教えてもらったのですが、「話し、聞くよ」とたった一言、声をかけるだけでも、気持ちが軽くなるなることもあるんだな・・と、逆にこちらが教わりました。

別のママのお話し。
陣痛で死にそうに痛かったとき、あるスタッフに「頑張れ!ママも頑張ってるから、赤ちゃんも頑張れ~」って言われたのだとか。その時、『「私、一人じゃない!」って、ドラマチックな言葉が私に浮かんで(笑)、、、だから、頑張れたんです、、、』と教えてくださいました。
何気に普通に発している私たちの言葉。
そんなにも、重く大切で人の気持ちを動かすこともあるのです。

この前のお正月の記事でも書きましたが、今年は、言葉やコミュニケーションについて、考える機会が多そうです。
言葉には、振り回されることはよくあります。
傷つくこともあります。誤解されることもあります。
でも、言葉で救われて、言葉に気付かされて、言葉で元気になることも、たくさんたくさんあること。
そんなことを二人のママから、学ばせてもらいました。
eri.hosoda

 

2016年

新年あけましておめでとうございます。
今年も、皆様に、楽しいこと、うれしいことがたくさん訪れますように、心からお祈り申し上げます。

2015年の年末、2016年の年始は、毎日1~2人の出産という毎日。数年前は、お正月に緊急帝王切開やお産のラッシュが重なった時もあったので、今年はゆるやかなスタートです。
院長、スタッフも、外来はお休みなので若干体力は養われたかな・・。もちろん、遠出はできず、右京区内の神社をウォーキングで参拝したという健康にもいいことしたな~と自己満足なお正月でした。院長、ゆったりとしたお正月で太った体をこの参拝ウォーキングで2kgほど減らしたプチ自慢(笑)
こうして、笑いながら過ごせる年始でうれしい限りです。

さて、今年は、現スタッフで海外留学する1名と結婚で関東に嫁ぐ1名、産休育休に入った1名。
なので、新たに2名新スタッフを迎えます。
今まで働いてくれたスタッフのこれからの応援と、頑張ってくれたことに感謝するとともに、新しく来てくれるスタッフから、また、何か違うものが学べるよう、頑張っていこうと思います。(育休スタッフは、数か月後には、復帰してくれます(^^♪)

今年の抱負、、、、、
特にこれとは、ありません・・・・。
正月に抱負を述べることで満足してしまい、頑張ろうとする自分を想像するだけで、ほとんど実行できず、抱負の中身ですら忘れている・・・それが、私の実状。
受験や何か関門があれば、それに向けて頑張ることができますが、日々を大切に過ごそう、健康に過ごそう、そんな日常の中の1つ1つ。語りつくせないですもん。
世の中、メールやラインなどで、一言で済ませる、要件だけで終える、それも大切だし、その方が楽な時もあるけど、でも、何か違うんじゃないかな?とふと思う時もあります。
表情や言葉の真意なんかは、メールの文字だけではわかりません。顔を見て、声を聴いてこそくみ取れること、たくさんあります。
それを忘れないように、スタッフという家族、身内という家族、そして、大切な大切な友達や知人、いろんな方と関わらせてもらいたい、と思います。
それが、しいて言えばの、新年の抱負かな・・。

eri.hosoda

 

 

10周年を迎えて

1か月前にも触れましたが、クリニックの10才の誕生日を迎えました。

この10年間、ハード面は大きな変化はありません。

スタッフは、10年前のオープニングから頑張ってくれているスタッフが4名います。
ずっといっしょにいてくれていることは、私たちの大きな財産、宝です。
そして、10周年を迎えられるこの時を一緒に頑張ってくれるスタッフは、家族です。
楽しいスタッフ、厳しいスタッフ、ユニークなスタッフ、院長より年上の頼れるスタッフ、子供のような年齢のスタッフ、笑顔いっぱいのスタッフ、物知りさんのスタッフ、しっかり主婦のスタッフ、新婚さんスタッフ、子育て真っ盛りのスタッフ、それぞれの個性が合わさって、今、10年を迎えられる、大切な大切なメンバーです。
そして、多くの業者さん。仕事範囲を超えて、クリニックのために動いてくださいます。
多くのお祝いのことばやお花をいただき、そして、診察に来られた患者さまからも「10周年、おめでとうございます」と声をかけてもらいました。
そのたびに、10年の重みを感じています。

また、家族にもかなり、負担を負わせたと思います。
家族より仕事!でしたので、いろいろありました。
院長も私も翌朝までクリニックの中、という日は1週間に半分以上という時もありました。
息子は受験の日も一人で起きて、一人で鍵を閉めて受験に行きました。
夜帰れない日、しかも、連絡すらできない日には、テスト前であっても息子が私たちのご飯を炊いて味噌汁を作っていてくれたこともあります。
息子の塾の先生には、お母さんがもう少し受験に真剣になってください!とまで、言われましたが「受験は本人だから!」と言い訳をし、仕事の方を優先していました。
娘との約束、何度もドタキャンしました。
すれ違いで、メールだけでの連絡、という日々もありました。
家の家事は分担させていました。それでも、たまに顔合わせれば、日頃注意できない小言で怒ってばっかりのこともありました。

わかっているけれど、クリニック優先の日々。
でも、10周年記念のパーティーの日、スタッフが密かに考えてくれ、知らないところで連絡を取ってくれて、子供たちからサプライズの手紙が届いていました。そしてスタッフが代読してくれたのです。
こんなにビックリしたことないくらい、心臓が破裂しそうなくらい驚きました。
あんなに仕事仕事で、よそ様の親より半分も手をかけてあげられなかった子供たちが、感謝している、すごく尊敬している、すごいと思う、そんな内容の手紙。
私たちの仕事中心の姿は、そう映っていたんだと思うと、涙なくは聞いていられませんでした。

それが、この10年。

この10年は走り続けてきましたが、これから先の10年はどうなるのか、という、期待と不安と、考えても仕方ないかな、といろいろな思いがあります。
もちろん、院長も私も今以上に年をとります。もちろん、年の功という言葉があるように、生きてきて得たことを活かすことはできます。関わってきた人のありがたさを感謝しながらお返しすることもできます。
でも、体力はドンドン身に染みて厳しくなってくるし・・・・。
徹夜、夜中の行き帰り、食事作れなくてコンビニで済ます、、、、、だんだん、堪えるようになってきます。
それだけでなく、患者さまのために、と思う経営、人事、経理。詳しくは差し控えますが、難しい時代になってきます。それらの不安がゼロになることは恐らくないでしょう。

でも、昨日も元気な赤ちゃんが生まれてくれました。今日明日にも生まれそうな方いらっしゃいます。
それが仕事の現場。
その現場での思いは10年前と今、変わらない思いでいます。そして、これから10年先もその思いは、色あせることなく、それどころか、濃く濃くなっていくようにも思います。

頑張ります。頑張ってくれているスタッフと頑張っているママと、頑張ります。
ありきたりな言葉、頑張る!頑張りや~!頑張るわ~!頑張ったね!
その言葉は、簡単に誰もが使い、いつでも、どんな所でも使いますが、

でも、頑張る を辞書で見ると
「困難にめげないで我慢してやり抜く。」
我慢してやり抜かないと、頑張った!とは言えないのですね。
その意味の通り、本当の頑張り、正真正銘の頑張った、そんなこれからの10年になるようにします。

eri.hosoda

 

 

10年

京都市右京区西京極南大入町88

ここに開業して、間もなく10年が経とうとしています。
正確に言うと、2005年11月1日にオープニングスタッフが顔を合わせ、そこから、何もない、形も土台もない産婦人科クリニックを作り始めました。

最初の外来は、患者さま来院数5~6人という日も。それでも、スタッフみんなてんてこ舞い。院長も汗ブルブルかいて頑張っていました。
今では1日100人近くの患者さまが来られる毎日なので、その10人未満の患者さまの人数であたふたしていたころは、記憶から消えてしまいそうです。

今の思い、いろんなことを思い出し、懐かしみ、また、改めて反省し、そして、お産を再度振り返ってみて、今日明日、そして、これからの毎日に生かしていこうと思います。

お産は、開業当初の10年前、古代の時代から途切れることなく、かつ、変わりなく受け継がれています。

女性だけの妊娠。・・・男性の妊娠はありません。

子宮に10か月宿り、女性だけが生む。・・・男性は生めません。

赤ちゃんも、外に飛び出す時を待っている。・・・人間は1年2年と子宮にいることはありません。

産婦人科医、助産師、産科看護師、産科に働くものの役目は、
そのプロセスの中で、医療としてお手伝いをしようとしているだけ。
もちろん、院長も私もスタッフも、徹夜したこともあります。どうしたら、いいのか悩み抜いたお産もあります。どう接してあげたらいいのか、考えさせられるママもいました。病気のママ、状態が悪い赤ちゃん、急変した分娩、思いだすと、分娩の数だけのストーリーがあります。それだけでなく、仕事優先の生活では、家族を犠牲にしてきたこともあります。
それでも、いつも、どうか無事に生まれてきてくれますように、このまま何もなく、お産が終わりますように、そう願っているのです。
もちろん、宗教じゃありません。
祈るだけでなく、医療者としての助けが必要な時は、お薬を使用します、帝王切開もします。
緊急も対応します、想像より時間がかかるお産も考えます。そのケースケースによって、最善を尽くす、かかわるスタッフが責任をもってお産を導く。それもすべて、家族という最小ユニットのスタート、プロセス、の助けをする仕事と思い、毎日、10年間過ごしてきました。

みなさんの生みだす力、普通分娩も吸引分娩も帝王切開も、大切なことです。
ママの中にある生み出す力を充分使って、生き物としての本能を引き出して、新しい命、家族を生み出してほしい、そう信じて、願っています。

なんだか、思いにふけっていると、どうしても、難しい表現になってしまいますね。
文章が下手で、うまく伝わっていないと思いますが・・

これが、10年間携わってきたお産への思いです。

この先、10年20年、健康で今までと変わりなく仕事ができるかどうか。それは、誰にもわかりません。
生きていくことは、社会の何かに役立つ仕事をすること、小さいころから言われていました。
亡くなった院長の父も、死ぬまで産婦人科医として働く!(病に伏せてからは仕方なく引退しましたが)と言っていました。
来られる患者さま、妊婦さま、そして、いっしょに頑張ってくれているスタッフがいてくれる間は頑張ろう、頑張れそう、と思います。
硬いブログになりましたが、普段は、院長もスタッフも、私も、難しいことを表に出さず、硬くなく、ふんわりふんわり、ニコニコ、時には、ダラーリと穏やかに過ごしています(笑)

eri.hosoda