細田クリニックのひとりごと

1週間

1週間ぶりにパソコンを開く。ブログだけでなく、パソコンを開くのも1週間ぶり。
というのは、私が入院。
命がどうこうというわけではないので、たいしたことではないのだが、開業してから初めての入院であり、いろんなことを感じ、思い、反省し、そして、自分のクリニックの誇りも見つけた。
患者としてずっとベッドにいると、冷静に、医療スタッフや他の患者さんをそれぞれを第三者として見えてしまう。
看護師さん。みなさん私が医療関係者であることを知っておられたから、すごく接しにくかったであろうが、すごく、親切で、全く一般のおばちゃんとして会話してくれてうれしかった。
掃除の方も何人もいらっしゃたが、それぞれいろいろな対応で、カーテンのすそから、掃除機の柄だけを数十センチ入れるだけの掃除の方、「今、いいですか?しんどいときに掃除機かけてすいませんね。すぐおわりますから・・」と言ってくださる方、すごく、気分が違うな、と心底感じた。
そして、私より長く入院しておられる患者様、すごくスタッフを観察していらっしゃる。「今日の看護師さん、話しやすいねん。そやから信用できるねん。」「あの掃除のおねえちゃんのお風呂掃除すっきりしてきれいやわ。」「いつもご飯並べてくれる○○さん、いつも気さくでほっとするわ。休みだと、どうしたんかな?と思うね。」とか。
病院の中は、意識がないとか、痛くて苦しくて、という患者様ばかりではない。そんな患者様は人と人の会話とスタッフの行動が唯一の変化であり、言葉は悪いがマンネリ化している入院生活の中にいる自分に大きく影響するのだな、ということを痛感した。
そして、退院した私。やはり、入院は日常生活から離れてしまい、嫌だった。
それは、病気であり、もう嫌だ、という思いが強いが、お産の方には、「もう、嫌だ」と感じさせてしまったら、産婦人科として最悪。
婦人科の方も、手術でつらかったけど、ゆっくりくつろいで過ごせたな、と感じてもらえるようにしないといけない。
でも作り上げた演技のような会話や態度はすぐに見抜かれてしまうのも事実。

細田クリニックのスタッフは・・・。
その中の一人である私は、第三者で判断することは無理だが、入院してこられる患者様はきっと、スタッフ一人ひとりを評価していらっしゃることであろう。評価までいかなくても、いろんな印象を持って帰られることであろう。
恥ずかしくないスタッフ20人、去年の10月に100人近く応募があった中から選ばせていただいたスタッフ。演技ではなく、自然な笑顔とサービスで接することができると信じているし、自信もある。
院長は・・書類選考も面接もなしでスタッフの一員となったわけなので、(当たり前だが(・-・;)、その分、精一杯、安全で安心な責任ある医療を提供している・・・・。
                       eri.hosoda