12月20日、14時クリニックで出火という想定で、消防避難訓練を行いました。
過去は、個々にイメージトレーニングは行っていたものの、実際に消防士の方を招いて訓練を行ったのは初めてです。
京都市内の開業医の方に数人お聞きしたものの、実際訓練を行っているところはほとんどなく、大阪の開業医の先生に細かく聞き、手順書やチェック表を参考にさせてもらいました。
でも、建物も従業員の数、また、大阪市と京都市では書類などの手順も全く違い、ゼロから開始です。
避難訓練リーダーチーム?を作り、何度か集まって想定やセリフを考えました。
空いてる時間に首から提げる名札を作成もしました。
セリフ入りの計画書をみんなに配り、数日前からみんな必死です。
消防士の方いわく、マニュアルどおりでもいいのでイメージを作っておくことが
大切・・とのこと。
本当はどんな火災が発生するのかわからないけれども、何か一つストーリーを決めて展開することは訓練にはなるのでどうぞやって下さい・・とのお言葉だけで背中を押された感じです。
実際、想定だけでなく、火災発見者や通報係、患者役などみんなに配役があります。
紙面上とは違って、それぞれにかかる時間配分などチグハグになってしまった場面もありましたが、大きな大きな自信につながったのではないかな・・と思います。
なんと言っても、みんなの真剣さ。
すごかった・・。
感動でした・・。(避難訓練で感動・・というのも変ですけど、みんなの真剣さや動きに感動したのです)
私も過去いろんな病院や学校で避難訓練をしていますが、正直、笑いながら・・しゃべりながら・・、若干タラタラ・・、やっていました。
今思うと、恥ずかしいことです。
スタッフは、動けない患者役のスタッフも、それを助けるスタッフもみんな、真剣そのもの。なりきってました。
始まる寸前まで、全員マニュアルを見て、いかにどう動いたらいいか確認。
なんだか、みんなカッコいい・・と思いました。
終わったあと、あるスタッフ「こんな真剣な訓練初めて。すごい。」と言われました。
そして、訓練中に消防士の方から厳しく指導されたことは、すぐに個々に反省。
火事は絶対起こしてはいけないし、今のクリニックの建物は、防火基準も100%守られているので大きな火事には絶対ならないと思います。
でも、訓練は必要です。
イメージを常に持つこと。そして、それに真剣に取り組むこと。
今のスタッフは完璧です。
時間あるときに、夜の場合、お産中の場合、外来真っ盛りの場合、などなどシュミレーションしていき、更に応用が効くようにしたいものです。
写真は、避難訓練後に消火訓練をしているところと講評してもらっているところ、消火器の実演を全員やってみたところ・・です。
来年は、こんな年末にするのではなく、もう少し気候のいい季節に計画しようと思います。ちなみに、20日は雨も降らず、気温も16度。院長一人半袖です。