クリニックに来られた方は感じられていることだが、クリニックの建物は、病院色ではなく、どちらかといえば、スターバックス系統のつくりと色合いだ。
だからであろうか。患者様だけでなく、一緒に付いてこ来られる方が多い。妊婦様には、上のお子様を連れてこられるご主人やおばあちゃん。婦人科の方でも、普通にご主人が一緒に来られている。それから、患者様のお友達という方も多い。だから、時間帯によって、待合室を見てみると、産婦人科と感じない時もある。
今日、クリニックに来られた建設関係の方が
「いつも、患者さまのご主人が何人かおられますよね。」
と言われた。
また、里帰り分娩を希望される患者様が今日クリニックの見学に来られた。
その方も
「今通っているクリニックは男の人が入れない雰囲気ですよ。ここは、普通にご主人も来られるんですね。」
と言っておられた。
院長やスタッフは意識して「ご主人と来てください」なんて言った事ない。
ましてや、お友達と一緒に・・・なんて考えもしていなかった。
うれしいことである。入りにくい雰囲気を作ってはいけない、という思いは伝わっているのであろうか。
設計をお願いした先生に
「病院ではなく、おしゃれな喫茶店か、ブッティックみたいなデザインを。でも、だれでも入りやすく、敷居は高くなく、そんな産婦人科を・・・」と希望し叶えてもらった。
だから、ご主人やお友達が一緒に来られることは、すごくうれしい。
もちろん、お一人で来られる方が多いが、雑誌を読みながら、美容院で待ってる雰囲気がある。
妊娠・出産はご主人と共通の喜び。
婦人科の病気は来院することだけでも、勇気のいること、ご主人やお友達がいてくれたら安心できる。
また、診察の内容によっては、誰かにいててほしい、と思うときもある。
だから、今の雰囲気が継続してほしいなあ・・・と思う。
スターバックスのように、コーヒーこそ出ないが、春の日差しが感じられるようになれば、診察の待ち時間にウトウト・・・も出来そうだ。
eri.hosoda