今日、京都市保健福祉局からの研究会に出席してきました。
机といすに3時間。眠くならないかな・・と心配しましたが、大丈夫。
「児童虐待の未然防止」というテーマでしたが、実際は「DVへの実際的な支援」の話で、引かれる内容でした。
DV・・・
誰もが、聞いたことがあることば。
大事にならないように、専門の支援センターへの介入が必要です。
そのために医療者として、早い段階で積極的に係っていくこと。
1.DVは、人の前ではほとんど見えないので、難しい。
2.子どもの虐待は、ほとんどが夫婦、家族の関係に問題があること。それに加えて、経済的問題。
3.また、暴力だけでなく、言葉の暴力、束縛、性的暴力、在留資格や入籍など協力しないや否定する、言いたいことが言えない、気を使ってしゃべらなくてはいけない、それら、全てDVなのです。ひどいか軽いかの違いはあると思いますが。
幸い、細田クリニックでお産された方で、明らかにDVの被害者と思い当たる方はほとんどいらっしゃいませんが、見極めが難しいのは事実。
たった、数日の入院で察することは不可能かもしれません。
でも、これから先も何気ないスタッフの洞察力・観察力が救いになることもあるはずです。
実際、この人DV受けているかも?!と感じるのは、「彼といつ出会ったの?」「知り合ってどれくらいで結婚したの?」という何気ない会話が重要なケースもあるそうです。
3時間しっかり聞いてきました。勉強しました。
そして、研修会場で20年前の同僚(後輩)に会いました。
1年目2年目でひよこちゃんだった彼女も、もう、大きな病院の管理者。
すごいなあ・・と思いました。知り合ったころは、何年か年下の後輩でしたが、今では、とっくに私なんかを超えたすてきな彼女。
彼女に言われました。「Tさん(私の旧姓)、20年前は、厳しかったわ(笑)・・・・。でも、あの頃楽しかった。懐かしいみんなと一回大集合しましょうよ。計画してよ~!」と。
人間関係は、何歳になっても複雑。でも、そんな中、たとえ仕事で知り合っても、仕事を超えて深まっていく友情もあります。そんな友人がたくさんいてくれることを再認識しました。
もう、先輩後輩ではありません。大切な深い友人です。
久しぶりに会い、仕事の事家族の事子どもの事、たくさん話しして、笑いました。数日前にも会ったように違和感なく話せて楽しかった。
そして彼女を見て「まだまだ、もっともっと、みんな頑張っているんだ・・」と私の気持ちに喝が入る再会でした。
まだまだ、自分は甘いなあ・・。
DVのこと、旧友に出会えたこと、学んだことは大きい1日でした。
eri.hosoda