今日も一人の赤ちゃんが生まれました。
元気な男の子。お兄ちゃん二人がいる家族に生まれてきました。
家族が一人増えた喜びを120%表現しながら、お産を終えました。
素敵な素敵な出会いです。
以前ブログにも書かせてもらった、亡き小児科医の光藤先生。
49日の供養にあわせて、お花を贈らせていただきました。
奥様から、そのお礼のお手紙とともに、先生の仕事姿のお写真を1枚いただきました。
お手紙には、
「日が経つに連れて、主人もみんなに忘れられていくのか・・と思っているときに
お花を頂いて、すごくうれしかったです。また主人のことを思い出してください。」
と書かれていました。そして、その1枚の写真。
私たちは、その笑顔は、忘れません。別れは、忘れることではないのです。
生きている間に多くのありがとうを頂いているから、忘れるはずはありません。
別れは、記憶に生き残ることだと思います。
そして、旅立ち。
あと1日で、娘が家を出ます。
私も主人も、高校卒業で実家を出た身分。
だから、娘にも早く独り立ちをし、社会に出ることを希望していました。
もちろん、その考えは変わりませんが、いざ、その日が来ると不思議な感覚です。
寂しいが強いわけでもなく、うれしいが強いのでもなく、感じたことのない複雑な気分。落ち着きません。
こうして、子供たちは旅立っていくのでしょう。
私たちの親も何十年前、こんな思いだったのか・・と、ようやく実感します。
でも、親も子もこのタイミングはすごく大切なこと。
今生まれた赤ちゃんもそうです。もちろん、そのパパやママもそうです。
独り立ちしていく日、社会にもまれる日がみんなあるのです。
大切な大切な旅立ちです。
今日の母親教室で、命のお話をしました。
殆どの方が、涙で聞いてくださいました。
何か思うこともあったのでしょうか、嗚咽で涙される方もありました。
一瞬でも、つたない私の話でも、今、育んでいる命について考えてくださったこと、すごく大切だし、ありがたく、幸せなことです。
今日は、お父さんも3人参加されました。
お父さんの涙も見えました。
きっと、どんな命もいらない命はありません。
今日の母親教室で流された涙は、素敵な素敵な命を産んで下さる証拠でしょう。
命が源です。
出会いも別れも、旅立ちも命あってこそ。
今、こうして、出会い、別れ、旅立ちをしんみり感じること、
震災を感じながらも、母親教室で命を育むお話ができたこと・・。
ありがたいことです。
大切なことです。
生かされていることに感謝です。
eri.hosoda