世界バレーの女子が終わり、男子バレーが始まった。
確かに見ていて、迫力があり、応援も「ニッポン!ニッポン!」とパワーがある。
私も、フルセットで緊迫してきたら、家のことをやりながらもテレビに耳が傾く。
しかし、主人は違う。
まるで、監督のように、指示を飛ばし、失敗した選手の動きを厳しく批判する。
点数を入れたら、「よっしゃ!!」と座っていたソファーから飛び上がる。
本当にびっくりする。
バレーならまだ監督代理くらいの勢いであるが、
サッカーになると、無意識に自分の足を前に蹴ってシュートしている。
選手がシュートを失敗したら、「コラー、何してるんや!」と大声で叫ぶので、
食器を洗っている私は何度びっくりして食器を落としかけた事か・・・。
時には、次に選手交代で自分が出るかのようにソワソワして落ちつない様子で、
立ち上がって体を動かしているときもある。
私が横で
「監督じゃないんだから、静かに落ち着いてみたら?」
「選手全滅しても、誰も「細田先生出場して下さい」なんて言いに来ないから座って見たら?」
と言っても全く聞こえないらしい。
主人の様子はさておき、男子バレーの選手の一人でいとこの友達がいる。
出身は私の出身と近い。
そう思うと、目が彼を追ってしまうし、活躍も期待してしまう。
がんばれ~と思うし、ずっと活躍していて欲しい。
子どもにも
「この人の出身はおばあちゃんの家の近くなんやで」と誇らしげに言ってしまう。
会ったこともなければ、見たこともないのに・・。
これから先、細田クリニックで生まれた赤ちゃんがいろんな世界で活躍し、テレビやメディアで見かけたりすることもあろう。
そんなときどんな思いがするであろうか。
「この選手、知ってるよ」
と自慢げに言ってしまうであろう。オムツを替えて、沐浴をしただけなのに・・。
でも、わが子や親戚でもなく、もっと違ううれしさがあるに違いない。
楽しみだ。
別に世界バレーやワールドカップの選手にならなくてもいいから、将来、正々堂々とがんばっている人になって欲しい。
eri.hosoda