この1週間、またまた赤ちゃんラッシュ。
今、お母さんのベッドが満杯状態。
そのうち、殆どの方が、入院から数時間。陣痛がはじまってからも世間でいう平均時間よりは、うんと短時間だ。
昨夜のお産の方は 陣痛が始まって2時間弱、入院されて15分で出産だった。でも、お着替えもできたし、お産の準備も何一つ欠けることなくできたし、問題なくお産できた。クリニックに来られたときの第一声が「生まれる~」で、生まれたあとの第一声が「早~」だった。いっしょについて来た上のお姉ちゃん、(当クリニックで生まれている)もパジャマで登場。本当にいい光景。お父さんは出張先から向かわれていたけど、到底間に合わず・・。
そのあと3時間後にお産になったもう一人の初産婦さんも、入院されて7時間、ご主人が仕事を終えてすぐに駆けつけられて、不思議とそこから本格的な陣痛が来て2時間で出産だった。
お産は危険と隣り合わせ。先週最終回を迎えた「ギネ」という番組を見ておられた方は、恐怖とさえ捉える光景もあったと思う。あの番組は、大げさ過ぎる表現をしてあることは間違いないし、あんな状況になる妊婦さんは数%もいない。でも、50分の番組の中に私たちの経験する10年間分くらいの出来事を集約してあるだけかも、とも感じた。
異常が予測なしに起こることもあるのが、お産。
クリニックでの毎日の中、何事もなく出産が終わり、育児が始まり、退院されることは、何より幸せなことなんだと切に思う。
そう思いつつ、ここ数日を過ごす。
いろんな会話があり、いろんな立会いがあり、いろんなお兄ちゃんお姉ちゃんに会い、いろんな形の出産があり・・、そんないろんな場面(もちろんいろんな危険を踏まえた上で)をうまくコーディネートできるスタッフがいてくれて、何があっても一生懸命の姿があって・・。
そんな環境で働ける自分は、すごく忙しく、くたくただったけれど・・何だかいい感じ・・。家族を100%後回しにし、お産=仕事に突入した私を、理解してくれている・・と勝手に信じて・・。(それって本当に勝手かも?いやいや院長が家事をかなりこなしてくれていること、家族が何も文句言わずにいてくれることには感謝してます)
さすがに、ここ数日、睡眠時間がゼロの日もあり、何年かに1回くらいしかかからない風邪を引いてしまったことに反省反省・・。スタッフのやさしい一言や会話が何よりの薬です。
eri.hosoda