自然災害の恐ろしさ。先週の茨城県鬼怒川決壊の被災は、ニュース、ワイドショーと軒並み状況を伝えてくれています。
直後は、自衛隊、警察、消防の方々の命がけの救出の様子が映し出されていました。
人命救助の大変さ、必死さ、そして、災害の恐ろしさ、いろんなことが映像で入ってきます。
避難されている方の中には、家も流され帰るところもない方、家はあっても入ることすらできない状況の方、などでしょうが、生の声はどこまで届くのでしょうか?届いてもどこまで解決できるのか、不安で心身とも疲労でたまらない状況でしょう。
着の身着のまま逃げられた方、着替えがないことはもちろん、ナプキンやおむつなど、足りているのでしょうか?
コンタクトレンズの方は、替えのコンタクトレンズや消毒のケース、液はもちろん、メガネまでは、お持ちでないでしょうし、身動きとれないのではないでしょうか?
そういう、「とりあえず」「まず」困っていることをいつ、誰が、解決してくださるのでしょうか?
土手の復旧作業の様子も、ピッチを上げて進められています。
でも、今の日本、川の氾濫、津波、火山爆発だけの自然災害そのものだけでなく、自然災害から起こる被害、古い高速道路の修理、トンネルの補強、たくさん見直さなくてはいけないところがあります。
いつ起こるかわからないのが、災害。だからこそ、優先順位考えて、被害が最小に済むように、国、自治体に「早急に」頑張ってほしいものです。
その前に、進行形の災害現場に全力を注いでもらいたいものです。
話は、それるかもしれませんが、個人的に思うこと、今、京都では四条通りの歩道を拡張する工事を行っています。
かなりの渋滞を巻き起こしていますが、はたして、こんなに日本のあちこちで、災害が起こる中で、40億円以上もかけて、今、第一優先で行う工事なのかな?と、不安に思います。充分、工事前でも、四条通りは大きな不便はなかったはず。少なくとも、震災や今回の氾濫で道も電気も水道も寸断された地方の方々に比べたら、贅沢すぎる四条通りでした。しかも、出来上がった部分で、祇園祭のおみこしの奉納が道が狭くてできない(設計ミス)ことに、祭直前に気付き、新しくできた歩道を削って、やり直しをしたというお粗末な部分も・・。
せっかくある、四条通りの「地下」をもう少し、活用できないのか?と、個人的に、昔から思っていました。車いすの方、ベビーカーの子供連れの方、ご老人の方、その方々でも、地下道に降りられるようなエスカレーターやエレベーターをいくつかところどころに作り、少しガタガタの部分を補修して、利用しやすくすれば、40億円もかけずに(巷では55億円以上という噂も)もっと多くの方に利用してもらえるのではないかなあ・・と。
私は市長や議員でもないので、一人の一市民の単純な思い付きなんですけど・・。
今日も、テレビに映し出される、鬼怒川の土手の復旧工事の様子をみて、四条通りの歩道拡張してる場合じゃないんじゃない?と、思いを巡らせ、つくづく、私らのすむところは贅沢だなあ・・、ごめんなさい・・、と思っちゃいました。
クリニックと全く違う内容でしたが、これも、ごめんなさい・・。
eri.hosoda