毎日のこの生活の中で、院長唯一の気分転換なのであろうか?わからないでもないが・・・。
最近、サッカー放送がよくある。その時間帯は、テレビと一体化になっている。
試合中2時間は、産婦人科医でもなく、父でもなく、夫でもなく、まさに、なりきりJAPANの監督。
私には、どうも理解ができない。
学生時代にサッカーをやっていたわけではない。
かつ、野球も大好き、巨人戦が始まれば、食事の手も止まる。
本当にサッカーファンなら、野球は2の次でしょ。
なのに、サッカーが始まると、私の声は聞こえないらしい。(携帯は聞こえるらしいけど)
選手の動きや相手の動きに、檄を飛ばす。
キムタクと長嶋監督の「セコムしてますか?」のコマーシャル、キムタクがリビングで野球観戦していると、テレビの野球中継の中に入ってしまう場面があるが、
まさに、院長もそのまま、テレビの中に入っていくのではないか、と思うくらい。
そして、横に座っている私の背中に足蹴りがあたる。ボールを追う選手になりきってゴールしているのだ。
まるで、監督のように、「絶対△△(選手名)を出していた」とばかりに、論説し始める。
自分がその場でボールを蹴っ飛ばしたら、確実にゴールしてた、とばかりに、自慢する。
そして、次の試合のメンバーを選んで、「〇〇を出さなかったら、日本は負ける!」と解説者より先に言う。
何年か前に、ある妊婦さんのご主人が、陣痛で入院された横でサッカーの試合を見ておられた。
院長はその姿を見て、
「男はみんなそうなんや。サッカーはどんなときにも見たいねん。」と、私にここぞとばかりに自慢げに言っていた。
しかし、よくよく話を聞いてみたら、その御主人は、パープルサンガのコーチ。
それならわかる。そういう方なら、周りの声が聞こえないくらい集中していて当たり前。充分理解できる。クリニックまで来られただけでもすごいと思う。
そのご主人とは全く違う。サッカーとは全く縁のない産婦人科医。
試合が始まると同時に丸々試合終了時間まで、素人監督になれるな~と関心してしまう。更に、夜のスポーツニュース、翌日の新聞、とチェック。
「もう、結果わかってるんやから、わざわざニュース見て確認しなくていいやん」と私が突っ込むと、「これは、絶対見ないとあかんの!!」とわけのわからない回答。
試合中あまりにもテレビに夢中になっているので、
「な~、あの選手に混じってやってみたら?2~3分走ったら、息ができなくなるか、足がつって、すぐ、担架で退場になるって。ボールも1回も触れず、一生懸命走ってもテレビにも1回も映らず。選手からは、何なん、このおっさん!!としか思われへんよ。」と茶化してみる。
そんな私の声は聞こえていないであろう、聞こえていても、答えることすらできないようだ。細田JAPANの監督になっているか、青いユニフォームを着て走っている自分をダブらせているのであろう(笑)
何年一緒にいても理解できない行動だ・・・。
eri.hosoda
月別アーカイブ: 2009年6月
6月
6月に突入。
今年の6月は本当に過ごしやすい。今のところ・・・。
去年、おととしの今頃は、すでにエアコンを入れる日もあったように思う。
まあ、こんなに過ごしやすい日も時間の問題だとは思うけれど、少しは、本来の日本の気候を思い出させてくれたかな、と思った。
ここ何年かは、日本の「四季」と言うより、「二季」という言葉のほうがぴったりで、暑いか寒いかどちらか。
最近の過ごしやすさの日々は、エアコンも入れず、窓を開けるだけで心地よい。
ほんの些細なことだけれども、みんながエアコンを入れていないから、排気する熱風もなく、気温も何度か違うのではないかな~と単純に環境にいいことをしている気がする。別に我慢してエアコンを入れてないわけではないし、体も無理しているわけではない。
昔はエアコンなんて、家庭になかった。
私たちの小さい頃は真夏でも扇風機だけ、が当たり前。
唯一あったエアコンのついてる部屋に寝苦しい夜だけ、家族全員集合して、寝ていた。
マイカーにも、エアコンが付いているところとついていないところと半々の時もあった。
アイスクリームは、夏の食べ物で、もちろん冬には売ってなかった。夏の暑い日にだけ買ってもらえた高価なものだった。かつ、今にように、冷凍室が大きくはなく、冷蔵庫の中の一角に製氷皿が1つか2つついている程度の冷凍場所。アイスクリームなんて到底入らない。だから、買い物から帰ってきてすぐに食べられる日曜日だけだったような・・・。
こうして、季節を感じていたような気もする。
夏は暑いから、プールや水遊びでしのぐ。
大人は涼しい朝晩に用事を済ませる。
そんな光景は少なくなってきたし、逆に、炎天下で遊べば日射病になるし、日焼けは肌に悪いから紫外線防御必至。
小学生のプールも、光化学スモック注意報が出てるからナシとか・・。
この、過ごしやすい期間を大切にすれば、また、日本の気候も昔のような過ごしやすくなるのかな?と勝手に一人で思っている。
今しか、また、これくらいしか、環境にいいことができない自分も情けないけど、そんなこと言ってられない40度近い真夏には、クーラーのありがたさが身に沁み、思わず、部屋に入ればまずエアコンのリモコンを握る自分がいることも間違いない。そして、そうしなければ、体がもたない人間の弱さも痛感。厚さで、命を落とす人もある。
昔の環境に戻れる、というか、戻す自信はないけれど、今より悪くならないように考えて、そして、実行しなければいけない。
私たちの年代は、昔を振り返り、今との違いを強く感じるけれども、今、生まれた子供たちが大人になったとき、「平成20年代は住みやすい環境だったな」なんていうようなくらい環境が悪くなり、生活に苦痛を感じないように、せめて今の環境を維持できるように、大人が努力してあげないといけない。
どうか、過ごしやすい日々が長く続きますように。
eri.hosoda