月別アーカイブ: 2007年7月

もうすぐ・・・

クリニックの建物の中を知っておられる方は思い起こしながら読んでいただきたい。
クリニックには2階の東に、ちょっとしたテラスがある。
テーブルとイスが置いてあって、季節のいいときは気分よく過ごせる。
春には天神川の桜がいいショットで眺められる。
秋には暑くも無く寒くも無く、ボーと出来そうなところ。
しかし、夏は全く影が出来ず、海水浴場の真ん中のようにカンカン照り。
冬は吹き付ける雪が直接あたり、傘なしではびしょびしょ。
クリニックで唯一喫煙できる場所。そこが、そんな状況だ。
院長はそこにグリーンなんかを置いて、影でホッとできる空間を作ることが理想のようだ。
その手始めにカフェ風のテント、つまり、日よけテントをつけることにした。
手動を付ける予定で、風がきつい日はカラカラと巻きいれて、日が照ったり、雨が降れば出さなければならないが、駆け出しクリニックとしてはコストが何倍にもなる電動には到底、手が出ない。
数日中には見積もりを持ってきてもらい、交渉する予定。
取り付けは、半日ほどで終わるそうだ。
テントが付けば、次の院長の計画は、テラスの脇に水道の蛇口をつけること。
春先の黄砂のころは、畑の横の道?というくらい、砂埃で真っ白なテラスになる。
そのころ、ルームセクレタリーのスタッフといっしょに、バケツリレーで水を運び、デッキブラシでごしごしやったものだ。
バケツリレーは両手で満タンのバケツを20mくらいを運ぶ。何往復したことか・・・。こんな状況じゃ、緑を植えるわけにはいかない。
今年の夏にテントを取り付け、いつか水道の蛇口をつけ、さらに、もっと先に緑を生やす・・・。
そして、喫煙場だけでなく、憩いの場になれば・・と理想を描く。
いつになることか・・、楽しみは実現したら楽しみでなくなるとも思うが、小さな小さな夢はこつこつ実現するように努力しよう。
                       eri.hosoda

出生率

よくクリニックと関わってくださる営業の方や、同業者の方に
「細田クリニックお産毎月どれだけあるのですか?」や、「どんどん増えるといいですね。」と言われる。
もちろん、クリニックの経営も考えなくてはならない立場としては、「今月お産ないんですよ。」とは、言いたくないし、考えたくはないが、多くあればあるほどいい、とは全く思ってない。
ある程度のお産が増えれば、それだけの、キャパシティーも必要になるし、人手もいる。それに、患者様と接する時間や内容が薄くなってしまう。それだけは避けたい。
だから、とりあえずドンドンお産の数を増やしたいという思いは頭の中にはほとんどない。院長も私も。
その反対に、日本の出生率はドンドン上がってほしいものだ。
一ヶ月ほど前に出された2006年の出生率が、ほんのわずかだが6年ぶりに上昇した。確か、「1.32」だったように思う。
それだけ聞いても、ピンとこないが、戦後直後の昭和20年代は「4.54」、私の国家試験勉強をしたころの昭和50年代は「1.90」だったと思う。そのとき、「2.0を切った」と新聞やニュースで大騒ぎだった。
それからさらに減り2006年は「1.32」。こうして数字を並べるとよくわかる。
でも、私の周りに「絶対子供はいりません。」という夫婦は誰もいないし、むしろ、不妊治療が活発になって、以前よりオープンになってあらゆる方法で妊娠できるケースも増えてきている。
なのに減っていく一方。
景気が悪いから?(でも、どん底の不景気は脱しているのでは?なぜなら、土日のダイヤモンドCITYや高島屋に向かう車の数は半端じゃない)
世の中が育てにくい雰囲気だから?(親がしっかり楽しいこと、うれしいこと、幸せになることを教えてあげたら絶対育て甲斐があると思う)
独身女性が増えたから?(でも、シングルマザーも増えている)
私が出生率低下の原因を探ったところで何の解決にもならないが、来年の今頃2007年の出生率が2年連続上昇していることを望む。
                                eri.hosoda