細田クリニックのひとりごと

連休明け

今年の連休もあっという間に過ぎました。
大きな予定もなく、突然思い立って、プチ行動する毎日だったかもしれません。
ある1日、4回ほど洗濯機を回して、冬物を全部洗濯。干場がないほど。
それでなくても、1週間ほどの娘の帰省で、洗濯物が増え食料が増えました。
(数年前まで、これプラス息子の分を毎日やってたのか・・)と自画自賛(笑)
一応、主婦っぽいことも堪能したGWでした。

 

 

GW中、元スタッフの2人めの出産がありました。
何度となく、上のお姉ちゃん2才と遊べました。いっしょにいると、たくさんの癒しをもらえます。
ある時は、日頃、おかあさんに教えられていることを、私にしっかり教え、伝えてくれます。
遊んだあとは、「お片付けして」と。
おままごとで、食べ物を出してくれて「早く食べて・・」「落ちたよ」と。
私も子供に、日々、同じこと言わせるんだから!と思いながら、言い続けたことがありましたが、しっかり、こんな小さい子供でも、言うタイミング、その意味、しっかり分かっているんだなあ~と感動しました。
この話をママにすると、「ごめんな~」と私に誤りましたが、誤ることじゃなく、うれしいこと。すごく理想的ないい親子を見た感じがしたし、すごく、いい子育てを感じました。
だって、日頃、親は誰でも、この子のために、と思って、怒ったり注意したりしているけど、
「本当にわかってくれているのかなあ」とか、「言い過ぎたかな」と悩み反省する日々もあるのです。
その思いを修正してくれる、ホンワカした、気の張らない時間をお姉ちゃんなり立ての2才児から感じました。
ひとつひとつの表現に癒される私でした。

 

 

今日、分娩の方の入院時、お部屋に案内する、エレベーターの中で。
ママのお母さん(おばあちゃん)が
「先生のお父さん、北山で産婦人科やっておられました?」と聞かれました。
よくよく話を聞くと、おばあちゃんが、今、陣痛で入院されたママを院長の父のところで出産された、とのこと。
その時生まれた、赤ちゃんが、今、ママになって・・・。
そして、自分が生まれたときお産に立ち会ってくれた先生、の息子のところで、出産される偶然。
建物も違うし、場所も全然違います。確率で言えないほどの偶然で、2代渡って命の生まれる瞬間に立ち会わせてもらえる瞬間です。
過去、おふたりほど、ありましたが、久しぶりです。
世間ってつながってるんですね・・とお話しながら、お部屋に入りました。
おばあちゃんが教えてくださいました。その時、父は、言ってたそうです。
「息子は産婦人科医の修行中なんです」と。
後で計算したら、院長は、その頃、とある公立病院で産婦人科医長として、バリバリ働いていたはず。
産婦人科医数人の1番上の立場で働いていたころ・・。
それでも、父は息子を「修業の身」と。
厳格で、いくつになっても、少しのゆるみも許さない、厳しい父だったこと、思い出しました。
でも、患者さんに、息子は産婦人科医で・・と話す、不器用なうれしい表現もあったのか、と想像したり。久しぶりに父を思い出しました。

 

 

 

今日は、GWあけ。
外来は、想像通り、ラッシュ状態。
そして、終了と同時に、その方の出産。
忙しさの中でも、他にないうれしさがあるから、頑張れる産婦人科なんでしょう。
今から夜診。またまた、ラッシュ状態です。
eri.hosoda