細田クリニックのひとりごと

暖かくなりました。でも、朝晩は寒いです。

季節を感じるようになったのは、大人になってからだと思います。
子供のころは、季節を肌で感じる、ではなく、夏休み、春休み、など生活の流れとして感じていました。

3月に入り、そろそろ、ダウンジャケットもクリーニングに出そうか・・と思いつつ、朝晩の行き帰りは、まだまだ、ガッツリ着込んでます。
先日、地方から遊びに来た友人が
「京都の都会の人は、季節も先駆けかと思って・・」とスニーカーにスプリングコート。
いやいや、寒いものは寒いんです。まだ、ブーツも玄関先に置いてます。

卒業シーズンも真っ盛り。これも春。
自分の学生時代の卒業式。
♪♪ツタのからま~るチャペルで~♪♪とか、柏原芳恵の「春なのに」が浮かぶ私。なぜかな?(笑)
両方とも、今の若い人は知らないでしょうが、私たちの年代は、校歌、ほたるのひかり、以外に、こんな曲が浮かぶのです。ちょっと切なくなるマイナー・キーの曲。
今の若い人たち、知らないだろうな・・。ダサい歌・・って言われそう。

子どもの卒業式は、自分の感情が高ぶっているせいか、曲は何がかかっていたのか、思い出せません。
子どもなりに、インパクトのある曲があるのでしょうけど、もっと大人になって、何十年経ってから思い出すのでしょう。

外来に来られる方の中に、花粉症の薬下さい、という方が増えました。
春の一番の先駆けですよね、花粉症。
2月の半ばころから、花粉症の方、ありました。
つらいですよね・・。私は花粉症知らずですが、何歳でも発症するので、ドキドキしてます。
春は嫌だな・・という人の中で、多くの人は花粉が原因です。

スタッフと話していて感じた春。
寒いしやめておこう、と思った掃除が、やっと、やろかな・・うという気になってきた、と。
そうですよね。
寒くて、階段や玄関、立つのも嫌でした。
やっと冬ごもりの穴から出てきた動物って感じの主婦です。
仕事を終えて、買い物に行く外の明るさも違います。
4時半には、暗くなっていた、ちょっと前。
今は6時過ぎても自転車のライト入りません。
季節が動いているなあ、と感じます。

ある人がお産に適する季節ありますか?お産はいつが多いのですか?
と聞かれました。
お産には、季節はありません。
春も夏も秋も冬も同じ。
去年の2月は、寝る間なし!昼夜お産ラッシュ!という感じでしたが、今年の2月は、ゆっくり1日おひとり様~という感じで流れていました。だから、季節関係ないのです。その時その時で違うのです。
赤ちゃんのお名前も、昔は季節を感じる漢字を使われることも多かったですが、今は、季節関係なく、好みのお名前を付けておられる方も多いと思います。

短い短い春。
大切に味わい、短いけどじっくり感じ、暑い暑い夏に向かう体力を養って、過ごそうと思います。
天神川の桜が咲くのを楽しみにしていますが、咲いたら、あっという間に季節が変わっていきます。
お産は季節関係ないですが、少しでも、ハード面で季節を感じる何かを演出できるように・・、そんな少しのゆとりをもって過ごそうと思います。
eri.hosoda