細田クリニックのひとりごと

散歩

やっと夜は涼しくなり、汗を掻かずに過ごせるようになった。
それどころか、肌寒く感じられる日もある。
こんな日を待ちわびていた。
なぜなら、日ごろ運動らしき運動は全くしていないわたしたちにとって、
涼しくなってからの散歩を楽しみにしていた。
スタッフの何人かに、夫婦で夜な夜な歩いてるんですよ、という話しを聞いていた。
私たちも夏でも、真夜中なら散歩くらい出来そうな時間はあったが、汗だくになったときに
「お産ですよ~」と呼ばれたら、申し訳ない。
それで、この涼しさを待っていたのだ。
先日は、家から桂川へ向かい、川原を歩いて、五条通りへ、それから、西京極球場を一周して中を通って自宅へ、30分歩いた。
2回目は、クリニックで仕事を終えて、家に向かわず反対方向へ。
遠回りして30分歩いた。
いろいろな西京極が見える。
真っ暗な道。
夜も遅いのに、ウオーキングやジョギングをやっておられる人。
犬の散歩中の人。
最終電車で帰宅なのかスーツ姿でコンビニの袋を持って急ぎ足の人。
バイト帰りなのか大学生風の人。
患者さんにも暗闇で出会ってびっくりした。
昼間ほどではないが、夜中でもこんなに人と出会うことに驚いた。
私たち二人はなんと思われているのだろうか。
別にスポーツをする服装でもないし、かといって、仕事帰りにも見えないだろう。
30分の気分転換、体のリフレッシュ、西京極の探検・・・。
携帯を握り締めながらではあるけど、何だか今の楽しみだ。
             eri.hosoda