細田クリニックのひとりごと

はずれたシート

今週初め、養生のシートがはずされた。
見まくった。
五条の南の歩道から・・・
建物の真下から・・・
天神川の南からクリニックに向かって歩きながら・・・
車で西から東へ・・・東から西へ・・・
西京極球場の歩道橋の上から・・・
夜の建物・・・
夕日があたる建物・・・
朝日があたる建物・・・
いろんな形で見えた。建物の色が(正確には正面のルーバーが)角度によって違う色を呈した。想像とははるかに大きく目立って見えた(自己満足かも?)。

これから先この中でどんな人間関係が出来るのであろうか。
働くスタッフ同士、スタッフと患者様、妊婦様、生まれてきたかけがいのない子供たち・・・
この建物の中で、いろいろなつながりが出来ていくだろう。いろいろな会話があるだろう。
そのつながりを大切に大切にしていこう、細田クリニックに行ってよかったと思ってもらえるように心がけよう、人と人のつながりが、こんなに大切でうれしいことなんだ、と感じてもらえるクリニックにしよう、いいことがたくさんあるクリニックにしよう・・・・
そう、私たちに思わせる建物に出会った。
今まで建物の完成を1つの目標に進んできたが、これからが本当の細田クリニックのスタートなんだと涙が出るくらい感じた。こんな心境初めてだ。体験した事ない。建物に恋したのも生まれて初めてだ。
きっと、この建物に来て下さる方、働いて下さる方を愛する事は、院長も私も自信を持って出来そうだ。

最後に、こんなに愛せる建物を与えて下さった松山先生をはじめ松山建築設計室の皆さま、現場で働いて下さっている皆さま、清水建設の皆さま、本当に本当にありがとうございます。(あと少しよろしくお願いします。)
                               ERI.HOSODA