細田クリニックのひとりごと

12月

あわただしく、12月です。
やることいっぱい。
今年の11月は、とてもきれいな紅葉でした。
例年になく、鮮やか。
紅葉を見に出かけたわけではないのですが、道にある街路樹のイチョウ、クリニックの両脇にある2本の木。本当にくっきり鮮やかでした。
写真を撮ろうと思いつつ、気付けば、今日。
雨では撮る気も起きませんし、もう、半分以上落葉です。

街のあちこちの街路樹がやけにきれいに目につくわけは、今年は、木の伐採が行われていません。
毎年、さあ、これから紅葉がきれいになるな~と思う頃、無残に京都市の習わしで、バッサリ、枝葉を切り落としてしまわれるのです。理由は、落ち葉が、近隣に迷惑をかけるからとのこと。
でも、そろそろ観光客が京都に足を運び始める11月を待たずして、はげちゃびんの寒々とした、幹だけの街路樹。
風情もなんもないわ・・と毎年思っていました。
今年は、その伐採された木が減ったように思います。
もちろん、歩道には、イチョウの黄色い葉が敷詰まっていますが、それも、どことなく、きれいで、風情と思いたいものです。
(家の前の方々は、大変なのかもしれませんけど・・・。)

さて、紅葉狩りにいけないくらいの忙しさが、11月の後半襲ってきました。
毎日、昼も夜も、おめでとう!ラッシュ。
お部屋もフル回転。
もちろん、院長もスタッフもクローンがいるわけではないし(笑)フル回転。
1日5人出産の日もありました!その日は、外来患者さまも予約の方だけでなく、予約なしの方も多く、座り切れないくらいの外来患者さんがいらっしゃいました。お待たせして、申し訳なく思いながらも、お産は待った!がありません。
院長もスタッフも、前の日寝てなくても、その日も寝れない、というのが、産婦人科の特徴。
こりゃ、産婦人科医になりたい医大生が、激減するはずだわ・・とつぶやきながらの、院長でした。

私事では、
パソコンの故障、全く動かず。(これは、すごく痛手。何も事務作業ができません)
しかも、銀行側のトラブルで、システムエラー。(一大事です。クリニックの経営に影響します。夜遅くまでイライラしてました(笑))
決算の締め。給与計算、賞与計算。(上記のせいで、伸び伸び、イコール、イライラ(笑))
パソコンが動かないため、病棟や外来のお手伝いに専念!
家では、法要や納骨などなど。
おまけに、私の活動低下の源、大嫌いな寒さ到来。
だからか、少々走り回っていても、体重は減りませんでした。(余談)

忙しいと、どうしても、みんな心身とも疲れてきます。当たり前です。
特に、私の振り返りとして・・・。
言葉の一つ一つの意味、声の大きさ、声のトーン、会話の速さ、表情、人と人の距離・・。
その時々に感じること、落ち着いた今、感じること・・ありますが、
言葉、会話は、本当に大切で、たった一言が、疲れた時の活力になることがあります。逆に、人間関係を崩す手段でもある、ということ。

言いたいことと、言わなければならないこと、違います。

「言いたいこと」は、自分のため。
「言わなければならないこと」は、相手のため。

「言わなければならないこと」を言わなければ、チームワークで成り立つ仕事は回りません。つまりは、患者さんに迷惑がかかります。
「言いたいこと」ばかり言っていたら、人間関係が崩れます。1度出した言葉は戻せないし、訂正するのも勇気がいることです。

決して、何か問題があったわけではないし、トラブルがあったわけでもなく、患者様から何か言われた、とか、スタッフに何かあったわけでもありません。
むしろ、スムーズに、きれいに、この忙しさを乗り越えてくれたみんなです。
バタバタする中、ママのみなさん自身が満足なお産をされたこと。
改めて、心から良かったですね~頑張られましたね~とお伝えしたいです。

忙しさの中で、なんだか、一歩引いて少し違う角度での自分自身の振り返りです。

少し落ち着きつつある12月。
また、何か違うこと、もっと、大切なこと、新たな発見に気付くかもしれませんね。
eri.hosoda