細田クリニックのひとりごと

買いだめ・・・・・

4月1日から消費税UP。
数か月前から知ってはいたものの、3月に入って目前になってきたら、駆け込み需要に拍車がかかってきました。
もれなく、クリニックも在庫の山。
使用期限の長期可能な薬、ディスポ製品、衛生材料、などなど対象です。
一つ一つは、5%から8%になっても大きな出費にはなりませんが、1つが10個、それらが、何十種類ともなれば、
何万どころか何十万円の差額になるわけです。
スタッフみんな総点検してくれて、使用度と置き場とを考えての購入。
さすが女子!業者さんが、置き場大丈夫?と心配してくれましたが、クリニックの中にきれいに収まっています。
4月の出費が恐ろしいですが、夏の頃あたりまでは、うんと購入額が抑えられると思います。

でも、家の消耗品は・・・。
これと言って、買い替えたものはありません。
若干、異音のする電子レンジ(出来上がり時に、チ~ンだけでなく、カッカッカッカッ・・・と電子レンジの裏に工事関係者がいるのか?というような音がするのですが、でも、ちゃんと温まります・・)や省エネではない10年以上前の冷蔵庫などはこれを機会に買い替えようかな?とも、考えました。
でも、あと何年か使えたら、今、慌てて買う方が損?何年後には、もっと安くて効率のいい物が販売されるのでは?と考え、思いとどまりました。
ティッシュとトイレットペーパーをいつも1袋買うところを2袋買ったくらい(笑)

そもそも、消費税がなかった時代を知っている私たちの年代は、消費税が導入された時、すごく変な感覚でした。
値段より高い金額を払う・・とか、このお金、どこに役立つのだろう・・とか、自分が損をしているような感じでした。
その内、消費税そのものには違和感を感じなくなり、3%から5%になって、そして、来週から8%、来年、10%になります。
消費税には慣れましたが、やはり、その高くなる分どこに行くのだろう・・という思いは変わりません。

産婦人科の入院、外来では、自費でのお支払はたくさんあります。
分娩の入院費、妊婦健診、自費対象の避妊ピル、などなど。
患者さまからいただいた金額に、消費税は名目上ありませんが、産婦人科の収入として、自費にてお支払していただいた分は、その金額の5%分、これからは8%分を消費税として国に支払わなくてはならないのです。
もちろん、使用したお薬や衛生材料費の購入時もそれぞれに消費税を支払っているにもかかわらず・・・。
自費が多い産婦人科としては、難題。分娩の数、ピルの量を考えてみると、何でぇ~(/ω\)って感じです。

主婦の顔、経営者の顔、頭に電卓がほしいくらい、8%増税の影響がのしかかってきます。
また、慣れていくのでしょうか・・。

今日の朝、テレビでやっていました。
将来、生まれるであろう孫にひな人形や五月人形を買ってあげるおじいちゃんおばあちゃんもいらっしゃると・・。
街角インタビューでのママさん、成長ごとのサイズを考えて1年間分くらいの紙おむつを買いだめました!と言っておられました。

高額なもの、数がたくさんいるもの、それらの消費税って、やはり、大きいですね・・・・・。
eri.hosoda