細田クリニックのひとりごと

義援金

震災から2ヶ月が過ぎようとしています。
震災の2日後から、クリニックの受付横に義援金箱を設置しました。
今でも、気持ちだけ・・と入れてくださる方もあるわけですが、
1回目の義援金として医師会を通して、入金することにしました。
金額にして、13759円。
すごくすごく、暖かなお金だと思います。
おつりのお金、小銭だけでも・・と入れてくださった方。
こんなことくらいしかできないから・・と千円札を入れて下さった方。
本当に、ありがとうございます。
しっかりと、振り込ませていただきます。
クリニックからは、院長&スタッフからとして、まとまったお金を送らせて頂きました。
どちらも、無駄なく、確実に必要な方に、本当に必要な使い方をしていただきたい、と思います。


でも、はたして、本当に有効に無駄なくつかわれているのか?と思うこともあります。
SMAPが4億円寄付した、ユニクロの社長が10億円個人で寄付した、などなど、週刊誌の表紙にドンと掲載されるほど、有名になっています。
なのに、がれきの山は少しずつしか無くなりません。仮設住宅もスローです。未だに、電気水道が復旧していない地域があります。
寄付だけで、何兆円の金額が集まっているのに、どうなっているのでしょうか。
そのお金で、ドンドン仮説住宅を建てるとか、復旧作業に力入れるとか・・。
いったい、そのお金はどこにプールされているのでしょう。今こそ、活用しなければ・・と思います。もちろん、無駄なく平等に・・と吟味する時間は必要と思いますが、1年後2年後でもいいお金、でも、今、必要なお金もあるのです。
政治家さんも、政党が違うから協力できない、なんて言っている場合でなく、一つになって、東北の復活を行って欲しいものです。

政治とは・・ 主権者が、領土・人民を治めること。まつりごと。ある社会の対立 や利害を調整して社会全体を統合するとともに、社会の意思決定を行い、これを実現する作用。

と書かれています。今こそ、領土・人民を治めていただきたいな・・と思います。


クリニックにも、関東・東北でお産ができなくなった・・という問い合わせがあります。原子炉停止により電力不足、よってお産施設が困っている、とも聞きます。
よかれと思ってすることが、どこかでひずみが出てきてしまうのも現実。
できるだけ、スムーズに平等にスピーディーに復活して欲しいものです。
eri.hosoda