細田クリニックのひとりごと

番外編

昨日から、やっと涼しくなり、寒いと感じるほどの気温になった。
人間とは勝手なもので、あんなに「暑い暑い」と言っておきながら、ここまで涼しくなると「寒い・・ここまで寒くならなくてもいいのに・・」と勝手なこと言ってしまいがち。
でも、暑いより、やや肌寒い方が過ごしやすく、食べることも楽しみになり、寝るときも楽になり、短期間で貴重だけど、今くらいの季節はうれしい。
さて、タイトルに出した番外編。
クリニックやお産の話ではなく、院長の話・・。
院長というより、夫の話し・・。
ちんげんさいこの写真は主人の作った料理。
もちろん主人のキッチン作業は休みの日しか無理。
そんなある休日。
私も、平日は夕飯が作れない日もあるので、作れる日はできるだけたくさん、栄養も考えて、日頃作れないものを、かつ翌日のお弁当になるものを(笑)・・と考える。
その日も、殆ど準備ができ、あとは何か緑のものを添えようと、青梗菜を洗って、ざるに置いておいた。食べる直前にごま油で中華風炒め物にしようと思って・・。


そこで、私は、他のことをゴソゴソとやっている間に・・。
主人がひそかに作り上げたのは、青梗菜とベーコンのスープ。
味付けは、牛乳とコンソメと塩コショウかな・・。
簡単で栄養もあって、私もよく作るけれど、横取りされた青梗菜が中華から洋風になっていた。
やや辛めだったけど、充分満足。
その日は、和洋中と品数たっぷりの定食屋のような夕飯になった。

日頃、私のサイドで作ってくれる料理。
味噌汁なんか、私が作るより濃いめの味付けなので、私のよりおいしい。
ハンバーグなんかは、なかなかお店で食べるように硬めにできないから、何回もチャレンジしたくて作ってくれる。
カレーも、私は甘口メインで作るけど、主人は辛口メインなので、それも私の知らない間に作ってくれる。辛口たっぷり入れて・・。
お好み焼きや焼きそばは、私は全くノータッチ。もう少し修行したら、お好み焼き屋さんに転職できるくらい。
いつからか、やり始めた料理もドンドンレパートリーが増えてきた。
主人の友人たちが
「フレンチトーストを作った」とか、「休みの日は僕が食事は作る」、そんな会話に触発されたのか・・。どちらにしても、私にとってはありがたいことだし、贅沢で、うれしいことだ。
こんな光景を見てか、時々息子が「俺にだって、カレーぐらい作れる」
と断言している。
何回も聞くが、いつ息子のカレーが食べられるのか・・。
味噌汁くらいは息子も作るが「俺が作る味噌汁は何でおいしくないんだろうか」と言っているのに、カレーが作れるのか?とひそかに思う。
主人の料理も楽しみだが、こちらも楽しみだ。
数日前テレビで「男の人はドンドン料理をした方がボケ防止によい」と言っていた。料理は、材料や栄養や、出来上がりの時間や盛り付けなど、たくさんのことを考えながらやる作業だからだ。
女は、常に考えているけど、男の人は仕事では使わない脳を使うそうだ。
確かにそう思う・・。
料理より、手術の方が何十倍難しいはずなのに、料理では手間取ることも多々。それは、手術とは違う脳を使っているのだろう。

たまたま驚いた、青梗菜が化けていたこと。
思い出したので、書いてみた。
eri.hosoda