細田クリニックのひとりごと

休息日

11日、スターティングメンバーの顔あわせを行った。11時から約2時間、今後の日程および種々の書類の説明、そして自己紹介。あっという間に時間はたった。偶然であるけれど、すべて「1」ならびのスタートとなった。今日にふさわしいなあ、ちょっと大げさだが感動してしまった。
最初は、歩く足音が聞こえるほど静まりかえっていた会場が、お昼をはさみ後半30分はにぎやかな女の一軍になっていた。スタッフの一人が「こんなかしこまった職員の姿は今日しか見られないかも知れませんね。」っと話してくれた。きっと、そうであろう。これからはこんな緊張したおしとやかなスタッフはみられないかも・・・。みんな初対面とは思えないこの雰囲気がとてもうれしかった。そこに男一人の院長も言葉は少ないが、全く浮くことなく違和感も感じなかった。さすが、産婦人科医!


さて、今日11月3日祝日は、何ヶ月ぶりに仕事の予定がない。
仕事をがんばるには、気分転換が必要、人間を高めるには仕事以外の刺激も必要、と、今日は主人と映画を見に行く予定をたてた。朝から、河原町まで出向き、予約を取りに行ったものの、すでに夕方まで満席。やはり、休日は無理に決まっている。わかっていたが、ちょっとショック。渋々あきらめお昼を食べて、主人の誕生日のプレゼントを見るという名目で大丸へ行き、結局紳士服売り場をすっと通り過ぎただけで、帰りに100円ショップで買い物をして帰宅した。
たった、3時間の気分転換。今日はクリニックの事を忘れていいか・・と決めたにもかかわらず、二人の会話は「この置物受付に置いたらかわいいね」とか、「この食器ならクリニックで使えるね。」とか。それでも、充分楽しかった。
帰宅してから、ふっと、思い出した。開業をする前に主人に言われた言葉がある。
「開業したら、旅行どころか、デパートも無理だよ」と。
でも、私は、その時こう答えたのを思い出した。
「口では、ずっと、『温泉行きたいよ~、連れて行って~』って言い続けるけど、実際はスーパーでいいから付き合ってよ。それで、満足すると思うから」という会話。
現実になった。12月から軌道に乗るまでは、どこにも行けない。でも、以前交わしたその会話通り、たった3時間の外出、しかも100円ショップで雑貨を買っただけで、「あ~楽しかった」と思えるのだ。
だから、明日から、また、クリニックのために、がんばろうって思えるのだろう。
私がこうしてブログを書く間、主人は横で、「これからは昼寝も出来ないなあ、今の内に寝ておかねば・・・」と高いびきで眠っている。