細田クリニックのひとりごと

上半期終了・・・

もう、6月も終わります。2013年も半分終了です。
怖いくらい早いですが、みんな同じです。
私だけ早いのではなく、スタッフも家族も、妊婦さんも、みんなみんな、時間は平等です。
あのとき、あ~すればよかった・・と後悔しないように、今しかできないことをやらなくてはなりません。

さて、最近の雑感&出来事を記録しておきます。

ある有名なモデル、Mさん。
京都の百貨店のフロアでトークショーをやっていました。
たまたま、そこを通りかかったので、ミーハー気分で少し耳を傾けたところ・・。
司会者 「Mさん、京都は好きですか?今回は、どこか行かれましたか?」
Mさん 「はい、京都は大好きで~す。昨日は、さんじゅう~さんかんどう~?、に行って来ました。」
司会者 「あ、それは三十三間堂(さんじゅうさんげんどう)のことですね。」
Mさん 「えっ、そうなんですか。知りませんでした~。」
本当に、行ったの???本当に京都好きですか???と、思ってしまいました。

先日、一人のスタッフの送別会を行いました。
すべて手作り。
中でも、院長のギターを伴奏に、誰一人欠けず、全員でミスチルの「終わりなき旅」を送別のプレゼントとして歌いました。
難しくて・・、私たちの年代では、歌いなれず・・。途中で転調したり、リズムも、難しいタイミングに8分休符が入ったり、4分休符が入ったり。
でも、歌うことに反対者もなく、時間の許す限り何回か集まって、みんなでこっそり練習し、YouTubeで何回も耳に焼き付けたりして、当日、素敵に、本当にきれいにプレゼントすることができました。急遽作り上げた合唱団?には思えませんでした。
毎日、顔を合わせて仕事していても、仕事以外のことを、みんなで一緒にする機会なんて、普通はありません。
20代の若者、アラフォー世代、院長より上のスタッフ、そして、助産師も看護師も受付さんもセクレタリーさんも、
みんな、つたない院長のギターのみをバックに歌い上げました。
みんな、彼女にプレゼントしたくて、誰も欠席者はありませんでした。
こんな素敵なスタッフで、恵まれすぎるスタッフで、かっこ良過ぎるスタッフで、感動・・。
送別される彼女の人格が、このすごいパワーを生んでくれたのだと思います。
ありがとうございました。そして、お疲れ様でした。

子宮頸がんワクチンの国からの通達。
積極的には推奨しません・・という文面を発表しました。
その前日までは、子宮頸がんの予防として、若いうちに積極的に接種しましょう・・と広告されていたのに。
子宮頸がんワクチンは、120前後の国と地域で接種されており、効果の高さと副反応のリスクが許容範囲であることが確認されているワクチンです。
ようやく、日本で子宮頸がんワクチンの国内販売を解禁したのは2009年のこと。
これは世界で99番目という遅さです。
解禁当時は、自費でしか子宮頸がんワクチンの接種ができなかったのですが、2010年11月から国による自治体を通じた希望者に対する助成がスタートしました。
そして、さらなる充実のため、今年4月からは原則として無償で接種が受けられる定期接種ワクチンになったのでした。やっと・・・。
それなのに、突然、「推奨しない・・、でも、子宮頸がんの予防には効果はあります・・」
それを読んだ、聞いた国民はどうしたらよいのでしょうか?
実際、当クリニックでも、1回接種した方、2回接種した方からの質問や、これから接種しようとしていた高校生や中学生の保護者からの質問が多いのは事実です。
しっかり、ワクチンの勉強して、そして、「推奨しない」という否定の言葉を使うのではなく、もっと国語の勉強もして、国民に発表して欲しいものです。
日本の悪い、例。それは、今大流行している風疹です。
過去の日本の財政や国の風疹に対する甘い考えから、風疹の予防接種は、定期接種ではなく任意接種としていました。
だから、今この先進国である日本で、こんなに風疹におびえながら過ごさなくてはいけない女性がいるのです。
アメリカやヨーロッパでは、風疹のワクチン接種が厳密に行われているので、風疹自体が根絶状態だと聞きます。
日本を動かす国の機関は、発する言葉は、慎重にして欲しいものです。
決して、思い付きではないと思いますし、しっかり吟味されているとは思います。でも、推奨する前は、あらゆるケースを想定してから公費負担にするなり、広告・宣伝して欲しかったと思います。「推奨しない」と発したなら、現在打っておられる方のフォロー、医療機関への対応、も、考えていて欲しかったです。遡れば、2009年の解禁の時点で、もっと、副反応を知って、それでもって推奨して欲しかったです。

一人の女性として、一人の細田クリニックのスタッフとして、一人の一般人として、思ったこと3点、記録しておきます。
eri.hosoda