細田クリニックのひとりごと

おまわりさんが・・・

先日クリニックの受付に警察の制服を着た、正真正銘のおまわりさんが来られた。
外来患者さまがまだ、何人もいらっしゃった時間に・・・。
また、大きな体型の方で、貫禄充分のおまわりさん。
患者さまは、何かあったのであろうか?と、じっとこちらをながめておられた。
でも、受付のスタッフとも、私とも、ニコニコ話しをしていたから、事件ではない事は察していただけたと思うが。
実は、クリニックの駐輪場に5月くらいから、鍵をかけたままの1台の自転車が置かれていた。
最初のうちは、患者さまが乗ってこられて、帰りに雨でも降ってきたため、置いておかれたのかな~と思ってそのままにしておいた。
そして、夏が過ぎ、秋が訪れた頃でも、まだ、鍵がかかったまま置かれている。
そこで、写真をとって外来の掲示板に、「誰かお忘れではありませんか?」と告知した。
告知後約一ヶ月。何の連絡もなかった。
自転車には、住所が書かれていて、防犯登録もしてある。
そこで、右京警察署に電話して、防犯登録から、持ち主を捜していただいた。
しかし、個人情報ということで、警察からはその持ち主が誰であるかは教えてもらえない。クリニックとしては、その方が取りに来られるのを待つしかない。
右京警察署から自転車の持ち主に何度もクリニックに取りに行くように伝言してもらっているにもかかわらず、中々取りに来ていただけない。
それなら、どうしたらよいのか、再度右京警察署に連絡したら、親切にクリニックに足を運んでくださって、「もう再三警告しているから、もう少し待っても取りに来られなかったら、クリニックで処分してください。」と助言していただいた。
というわけで、おまわりさんが、クリニックに来られたわけだ。
事件でも事故でもない。
やさしい親切なおまわりさんだ。
帰り際「何かあったらまた連絡くださいね。」と笑顔で帰って行かれた。すごく頼りになる。
私は、「はい、ありがとうございます。」
と答えたが・・・・・・・
おまわりさんが来てもらうことはない方がいいに決まっている。
                  eri.hosoda